戦争めし(ヤングチャンピオン・コミックス)

著者 :
  • 秋田書店
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (158ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253143202

感想・レビュー・書評

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  • 記憶が薄れ行く中、たった70年ほど前、日本は戦争の真っ只中にいました。
    今では、私たちが当たり前に食べている料理の数々。
    当時、それらは、まさしく夢のまた夢でした。

    カツ丼、餃子、焼き飯、そして極寒の地のパイナップル(帝国ホテルの村上シェフ)などなど。どの話も、ウルウルさせるものですが、最後の戦艦大和のラムネは、涙が止まりません...

    魚乃目三太さんの作品は、どれも大好きですが、本シリーズもとても良い話ですね。
    令和の今だからこそ、読む価値があると思います。

  • 戦火の中の食生活が分かる1冊
    宇都宮餃子のルーツとか江戸前寿司のシャリの量とか知らなかったトリビアも。

  • 実話を元にしているので胸を打たれます。

  • 戦争を食を通じて追体験できた一冊。

  • 世界大戦に飯を絡めた話かー、まあそのうち…なんて思ってたけど、たまたま立ち読みで少し目を通したらとても面白かったので即購入。

    「食事」という角度からの戦場でのアレコレ、なかなか新鮮でした。
    飯の話だけじゃなくて、その時の場所や作戦がどんな物だったのかもふんわり含まれてて、新たな発見があったりして良い。

  • 戦争はいやだとみんな思ってるはずなのに、どうして戦争はなくならないのでしょう。

  • 戦争+ご飯というめずらしいテーマの作品。
    全体的に重苦しいものにならず、戦時中の楽しみとしての食が丁寧に描かれています。
    たまには、こういうのもいいなあ。

  • 隣にいる人が、次の日もいるとは限らない。
    それが、戦争。

    そんな辛い日の中、楽しみは食事。
    食糧難なのは最後の方だけ、というのに驚きでした。
    全体的にそうだとばかり…。
    考えてみれば、最初の方は奇襲で勝ってたので
    大変な思いはなかったのかと。

    工夫され、どうにかそれらしいものを食べたり
    そのものずばりを食べていたり。
    餃子、にはびっくりでした。
    というか、これはもしかしなくても
    一般家庭にお邪魔した、のでは…?w

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著者プロフィール

1975年5月生まれ、奈良県出身。
98年、大阪工業大学卒業後、建設会社勤務を経て上京。
2008年『島之内ファミリー』、『コミック ホームレス中学生』(原作/田村 裕〈麒麟〉)でデビューする。
2010年「思い出食堂」創刊号より、家族愛や食べ物の記憶をテーマにした食マンガを連載。同誌の表紙を、庶民派グルメのイラストで飾り人気を博す。
2015年より、「別冊ヤングチャンピオン」「チャンピオン烈」等で『戦争めし』を連載。取材を基に、戦争にまつわる「食」をテーマに描いて大きな反響を呼ぶ。
代表作に、『戦争めし』『ちらん-特攻兵の幸福⾷堂-』(以上、秋⽥書店)、『しあわせゴハン』(集英社)、『宮沢賢治の⾷卓』『なぎら健壱 バチ当たりの昼間酒』(以上、少年画報社)、『⽇曜⽇の背徳めし』『コトブキ荘の⾷卓』(以上、⽇本⽂芸社)など多数。
『宮沢賢治の食卓』、『戦争めし』、『ちらん-特攻兵の幸福食堂-』は、近年実写ドラマ化され話題となっている。

「2022年 『魚乃目三太のマンガめし画帖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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