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百億の昼と千億の夜 (秋田文庫)

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  • 秋田書店 (1997年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253170024

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百億の昼と千億の夜 (秋田文庫)の感想・レビュー・書評

  • 図書館の寄贈漫画。阿修羅、女の子なんだ…。というか、ブッ○さまの格好良さとイエ○さまのゲスさの、描かれ方の落差が酷い。これは怒ってもいい気がする。逆なら私は怒ると思う。

  • 2008年3月3日読了。

    30何年ぶりとかに読み返してみたけど、やはり難解で壮大な物語。だがちっとも古びていない。
    プラトンがオリオナエでアトランティスは沈み、オリハルコンが残る。悉達多がシッタータで(これは少し判り難い)阿修羅王と共に弥勒の元で、何を知ったのか。長い年月まさに百億千億。彼らが得たものは。

    神も仏もあったもんじゃないってのはまさにこの話のための言葉か?

  • 光瀬龍の原作とはひと味違った萩尾望都の「百億の昼と千億の夜」がここにはある。
    難しい原作をよく消化して漫画化したものだ。尊敬に値する。

  • SFと宗教観が、壮大なスケールで展開されるので圧倒されます。

  •  散逸構造とカオス――非平衡・自己組織化開放系 

    光瀬 龍39歳の時の傑作。「SFマガジン」'65年12号~'66年8号。

    拙レビュー『マトリックス』で述べた手前…(笑)

    当時、後述の『洗脳計画』から脱出し(笑) SF に倦んでいた時 P​・​K​・​テ​゙​ィ​ッ​ク,J・G・バラード,スタニスワフ・レム,ブライアン・W・オールディス,ロジャー・ゼラズニイ,ロ バート・シルヴァーグ,サミュエル・R・ディレイニー,ハーラン・エリスン,シオドア・スタージョン,アンソニー​・​バージェス​, アーシュラ・K・ル・グウィン, ​​​カート・ヴォネガット ​​​・・・に出遭い「スタージョンの法則 ★1」を胸に闘っていた頃(笑)、私にとって SF 史上空前絶後、壮大なスケールに興奮の坩堝と化したものの、不覚にも(萩​尾​望​都を通して知ったのがせめてもの救い?)それが日本の作家による '65-6年(A・E・ヴァン・ヴォークト,アイザック・アシモフ,アーサー・C・クラーク,ロバート・A・ハイライン,レイ・ブラッドベ リ,フランク・ハーバート​​​ ​​​・・・に心酔する前)の作品に愕然となり嫉妬に眩暈を覚えたっけ。_ _)。oO高校時代にも覚えた​山田正紀24歳「神狩り('74)」以上に・・・(´_ゝ`)ゞ

    ――壮大なる宇宙叙事詩

    当時、初出から凡そ10余年、阿修羅王に加勢の為、我々も何もしていなかった訳では無い――ヾ​(​≧​ε​≦​)​ノ​彡

    スタニスワフ・レム「完全な真空('71)」「レムの宇宙カタログ('81)」に収録されている――
    新しい宇宙創造説 アルフレッド・テスタ 教授が ノーベル 賞受賞の際に行った講演 テキスト 記念論集。
    『アインシュタイン 的宇宙から テスタ 的宇宙へ(From Einstein to Testan Universe) ★2』

    諸星 大二郎「暗黒神話('76)」「孔子暗黒伝('77-'78)」

    イリヤ・プリゴジン 「散逸構造('77)」―― 現時点での最終兵器。
    クルト・ゲーデル「不完全性定理('30)」

    を手に入れ・・・
    石川 賢「虚無戦記('75-)」が孤軍奮闘し散った(ラ=グース 暦 56億7000万2006年11月15日)『ラ=グース』宇宙の産声のする彼方へ”如来光”でいざ!「行き逝きて、(弔いの Revolution) 神軍」ε​=​ε​=​ε​=​(​;​-​_​-​)​/​
    ―― その後、56億7000万年間闘ったっけ。0o。(ー。ー)y―~~

    ★ 1 「SFの90%はクズである。但し、あらゆるものの90%はクズである」。
    ★ 2 メタ 論文。m(_\_)m

    閑話休題、私が光瀬 龍と出逢ったのは「中1(~3)コース(学研)」「中1(~3)時代(旺文社)」の頃、豊田有恒、眉村 卓、田中光二 ・・・錚々たる面々が、福島正実、星新一、小松左京、筒井康隆らの命を受け『少年・少女 SF 洗脳計画』に参加していたっけ。(´_ゝ`)ゞ

    そして効を奏したのか? NHK「少年(少女)ドラマシリーズ('72-'83)」が――
    衝撃!の「タイム・トラベラー ('72)」筒井康隆で始まり…島田淳子(後の浅野真弓)に ♡ (〃´x`〃)
    「続 タイムトラベラー('72)」石山 透(原案・筒井)

    光瀬 龍は「暁はただ銀色('73)」「夕ばえ作戦 ('74)」「明日への追跡('76)」「その町を消せ! ('78)」

    「まぼろしのペンフレンド('74)」「なぞの転校生('75)」「幕末未来人('77)」眉村 卓
    「11人いる! ('77)」萩尾望都
    「七瀬... 続きを読む

  • 阿修羅ちゃんかわいい

  • テーマが大き過ぎて分からなかった

  • 2年ぶり位の再読。私の萩尾作品NO.1で、大げさでなく私の人格形成に影響及ぼした作品です。セリフの一言一言にうなったものでした。ハードなSFだけど哲学寄りで今になってもまだ別の気づきがあったりする。この頃の萩尾先生の絵が私は一番好きだな。

  • 意外にも私の萩尾望都初体験(?)は、ポーの一族でもトーマの心臓でもなく、この百億~でした。実は(?)萩尾望都も竹宮恵子も、SFから入ったのです(※竹宮恵子は「地球へ・・・」が最初)。

    最初に読んだのは小学生の頃で、たまたま従兄の家にこれのチャンピオンコミックスがあったのを読みました。漫画だから子供が読んでも大丈夫だろうという安易な発想で手を出したわけですが、結果ちょっとした衝撃でした。なんていうか、今までに味わったことのない感覚、感情、たぶんそれって、小学生が普通に生きてればあまり感じることのない「虚無感」=「むなしい」という感情だったのではないかと思います。難解な物語を小学生の頭で理解できたかどうかは定かではないけれど、「感動」することに、年齢ってあんまり関係ないのかも。実はちゃんと子供にも伝わるものは伝わる。

    何より惹かれたのは永遠に戦い続ける阿修羅という少女(と言うには中性的でそこも好きだった)戦士の存在。おかげで興福寺の阿修羅像にも何度か会いに行きました(仏像好きは確実に阿修羅の影響)。

    今でも、取り返しのつかない失策をしたときや、たとえば日常ささいなことでも、捨ててしまった何かを「捨てなければ良かった」と後悔するときに「オリオナエのオリハルコン」のことを思い出します(笑)。

  • 「光瀬 龍」が1965年に「SFマガジン」で連載した作品を
    1977年に「萩尾望都」が「週間少年チャンピオン」に連載した漫画である

    同じく「光瀬龍氏」の本を漫画化したものに
    アンドロメダ・ストーリーズ(作画:竹宮恵子)
    墓碑銘2007年 (作画:水樹和佳子)などがある
    アンドロメダ・ストーリーズについては、このブログでもレビューしているので
    コチラをどうぞ~

    さて、この「百億の昼と千億の夜」。タイトル的には惹かれやすいが…
    百億と千億では千億の方が多いから…夜の方が長いのだろうか?(笑)
    多分…作者は永遠とも言える空間と時間を、タイトルで現そうとしたと思うが…

    この話の根本に東洋仏教的な考えが多く網羅されているので一応書くが
    仏教の中での永遠とも言える空間を表す言葉に「三千大千世界」という言葉がある
    須弥山を中心に周囲四大洲と上は遥か梵世、下は可なり下の風輪まで
    この世界を1と数え、それが1,000個集まって小・中・大世界と3乗したものを
    「三千大千世界」という。(1世界が10億集まった空間)
    この周囲・上下の空間を一人の仏が教化出来るという(笑)
    つまり、宇宙まるごと一個を、一人の仏が救えるんだよっと言っている

    つぎに、この「百億の昼と千億の夜」に一環して登場する人物が3人いる
    阿修羅王・シッタータ(釈迦)・オリオナエ(プラトン)である
    馴染み深い名前の3人であるが…
    釈迦とプラトンはどちらも人間の本質を探究していて
    それを教材に学生達に教えようとしていたプラトンと
    それを宗教の経典とし、考え方を人々に広めた釈迦と
    この二人の行動と、もう一人の主人公である阿修羅王とでは行いに隔たりがある

    阿修羅王は…元は天上世界に住み、「正義」を司っていた
    愛娘をいずれ天上世界を治めている「帝釈天」へ妻として贈ろうと考えていた矢先
    女好きの「帝釈天」に娘を強姦されてしまう
    怒った阿修羅王は、あらん限りの軍勢を集めエンドレスとも言える戦いを
    帝釈天に挑み続けるのである
    が、親の心子知らず。強姦されて嘆いていた娘は、帝釈天とねんごろとなり
    立場を失った阿修羅王は天上世界から追い出され「鬼神」となってしまう
    その後、現れた仏の慈悲により救われ、仏教加護に尽力を尽くすのである
    っというのが通説として残っている
    一応仏典では阿修羅王は「男」であるが、光瀬龍氏の書いた本も
    萩尾望都氏の描いた漫画も、阿修羅王は「女」として描かれている

    さて、前フリが長々と続いたが、簡単なストーリを書いておこう
    多少のネタバレがある(多少過ぎて感じないかもしれん…笑)

    覇権を誇りつつも突然消えたアトランティスに興味があり、
    著作も手がけたプラトンは、新たなアトランティスの古文書を探し旅へと出かけた
    エルカシアという町で、今尚動いているアトランティスの高度な技術に触れ
    興味をつのらせたプラトンは、エルカシアの宗主と会う機会を得る
    光るパネルの向こうから声だけ発する宗主に、アトランティス滅亡の謎を問うが
    自身の目で見つけることになるであろうと言われ、気を失う

    目が覚めるとプラトンは、なんとアトランティスの司政官となっており
    神である巨人「ポセイドン」より、アトランティス移動を強要され苦悩していた
    「ポセイドン神」は、惑星開発委員会なるものがあり、そこからの要請だと言う
    これだけ栄えている王国を捨てよという神の意思が解らず
    困惑する民衆の暴動により、アトランティスの移動は失敗。
    一夜にして王国は消える。
    ここから、プラトンの時空を超えた長い・長い旅が始まる

    また釈迦は、釈迦国皇太子の座を捨て出家し梵天王と出会う
    そこで阿修羅王と帝釈天の4億年もの長きに渡る戦... 続きを読む

  • 何度読んでも奥深い...

  • 世界が、我々が存在する意味とは何か。広大な宇宙に、人類の生誕から滅亡までを管理する存在がいたら。さらに宇宙の外側に、宇宙の状態を管理するものがいたとしたら。水槽の中の魚、シャーレの中の微生物のような存在の私たちは、管理者の意思に抗うことはできるのか。

  • 萩尾さん好きなんだけど
    いっぱいあって読めてない漫画がいっぱい
    もったいない〜

    母が昔読んだっていってたので気になってた漫画

    阿修羅とかシッダールタとか
    イエスとかユダとか
    宇宙や輪廻や進化や神やそういう壮大なテーマ

    弥勒はあらわれないとか
    救いはないとか

    壮大すぎてくらくらする

    阿修羅かわいい

  • 最高の無常感が味わえます。原作は光瀬龍ですが、萩尾望都作品としか言えないコミカライズの最高傑作の一つです。

  • 果てしなく壮大な物語。何度か読み返したくなる。

  • 先に小説を読んでいたんですが、ようやく漫画を読めました。
    壮大な物語を漫画化した萩尾さんの力量に頭をたれますって。
    忠実に漫画化したというよりも、萩尾さんテイストをちゃんと効かせてる。
    ユダも結構重要な役割り与えたれてたし・・・
    ただ、キリスト教信者がこれを読んだら、イエスの描写に
    文句を言いそうな気がしますけど(^◇^;)
    でも小説で感じた切なさ、無常さ、虚無感までもが余韻として残って大満足です。

  • よく意味がわからなかったです。原作読む気もちょっとでない感じ・・・

  • 壮大なSF作品。
    あまりに壮大なのであれ今どこに?
    ってなりますが繰り返して読むほどに考えさせられます。

  • こっちは漫画版。原作でわかりにくい情景描写は漫画になってもやっぱりわかりにくい。星野之宣に描いて欲しかった。

  • 初めて読んだときの衝撃は忘れられない

    漫画→原作と入ったので私の中の阿修羅王のイメージは少女

    興福寺にある阿修羅像も男性なのに少女にみえる

  • もう何度読んだかわからないが、ほんとにこの話の世界観はすごい。何度読んでも飽きないし、そのたびに世界について考えさせられる。
    この話を漫画で表現するというのも凄いなあ、萩尾望都って。実は原作は読んでいないんだけれど。裏切り者とされるユダが実は・・・という話は、今ではいくらでもあるんだろうけど、この話はもう40年も前に既に語られてたんだよね。ひらすら「へ~」と感心するのみ。時間軸も凄い。百億とか千億年とか・・・スケールでかいわ。しかも「んなアホな」という気がしないんだよね。凄いなあ。

  • 漫画版は再読。原作(小説)はSFを読みなれていない私にとってはSF特有の用語などが難解で、イメージが浮かびにくかったけど、絵として表現されているとスッと世界に入り込めた。難解さが減った分、苦しみや絶望が表現としてストレートに伝わってくる。原作ではあまり日の当たらない存在のユダが重要な人物になってるのも良い脚色。

  • 人から一年ほど借りていたがようやく読めた。
    読むだけで訳わからなくて疲れるのに、最後の一文で更にどっと疲れる。

    そして阿修羅が美形

  • 昔、マンガ雑誌に連載されているのを読んだことがある。最終話がものすごく印象に残っていて、2年ほど前に文庫の元本を買った。でも、なかなか読み進むことが出来なかった。地元の公立図書館で、なんと、マンガ版(萩尾望都)のハードカバーを見つけて読んでみた。記憶はずいぶん美化されていたのが分かった。思ったより突っ込みどころがあった。それでも、やはり、最後の場面は記憶どおり。普段は目を向けないようにしているものに直に触れたような気持ちになった。SFの面白さの本質が表れたものであり、哲学的である。
    人間は、自分の手の届かない「無限」が大好きなんだろうな。

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