ザ・クレーター (2) (秋田文庫)

  • 98人登録
  • 3.35評価
    • (3)
    • (10)
    • (15)
    • (1)
    • (2)
  • 8レビュー
著者 : 手塚治虫
  • 秋田書店 (1994年7月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253170154

ザ・クレーター (2) (秋田文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 初出1968~71年。少年誌掲載本書も凄いラインナップ。「ザ・クレーター1」がサイキック・ホラー色の強い作品を集積する一方、2は、フェアリー・ファンタジーあり、SFあり、リアルありと縦横無尽のモチーフを展開しつつ、その内容は現実世界の救いようのなさを抉る。戦争(核による世界終末戦争)、沖縄問題(旧日本軍、占領施政下の米軍、ヤマトンチュー、ヤマトンチューに加担するウチナンチューの悪行までも)、家長支配の残存する人間社会、国家の犠牲になる個人等。とにかく凄い…。著者の凄味は短編集でこそ感得できるのがよく判る。

  • 1と同じく人間の心について描いた短編集。
    何といっても最初の「八角形の館」というお話が面白い。

    漫画家になるか、学校に進学するか迷う主人公の青年。
    河原で知り合った老婆に、裏表黒白のコインを渡され、黒なら漫画家、白なら進学にしなさいと言われる。
    出たのは黒。
    だがどうしても自分の選択に疑問が出たら、一度だけ人生をやり直せると老婆に言われる。
    その時は八角形の館に来いと-。

    とても分かりやすく深いお話でした。
    このマンガはこの話を見ただけでも良かったと思いました。

  • 幼心に、手塚治虫のダークサイドの深さを知った。
    これぞSF。

  • 本当は文庫本じゃなく手塚治虫傑作全集のほうだけど

    よく考えさせられるマンガだなぁ


    さいごの三話『クレーターの男』『海の姉弟』『ぬし』にはなぜかオクチンは登場しない
    だから最後にもってきたのかな?
    ふしぎ。

  • 【解説】 三田誠広 ― 手塚作品の思い出

  • 人間の心をテーマにした物語は30億かあるいはその10倍もあるはずである。このシリーズは、そのうちのほんのいくつかをえらんで、みなさんに紹介するのだ…。

    少年誌(週間少年チャンピオン)連載ながら、一編一編の深さが秀逸の短編シリーズ。最終的には悲劇的な結末が多く、オクチンの活躍も相まってかなり読み応えがあります。「名作は色褪せない」の言説通り、発表から40年近くたった今でも読者を引き込む力は計り知れません。個人的には、「クレーターの男」や「溶けた男」、「八角形の館」といった作品が特に印象深いです。

  • 火の鳥もそうだけど、手塚治虫のマンガに出てくる主人公は悲運に見舞われ、初めて生命の大切さに気付いたり、大事なものに気付いたりする。愚かなり人間。だけど、暖かい眼差しで人類の平和を願っている、そんな心が感じられる。

全8件中 1 - 8件を表示

ザ・クレーター (2) (秋田文庫)のその他の作品

手塚治虫の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印

ザ・クレーター (2) (秋田文庫)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

ザ・クレーター (2) (秋田文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

ザ・クレーター (2) (秋田文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

ザ・クレーター (2) (秋田文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

ツイートする