ドカベン (12) (秋田文庫 6-12)

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  • 秋田書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253170529

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  • 決勝大ホームラン
    何も見えなくても
    何も見えないからこそ
    打てるのがすごい
    見開きで
    一気に世界が広がっているのが
    かっこいい。
    ただ勝つのではなく
    劇的に。

  •  高校一年夏の甲子園。決勝いわき東戦。

     初回の大チョンボを帳消しにした岩鬼の***。里中の頑張りに応えたナインに感動。

     一方、炭鉱閉山(これもまた当時の世相を反映した印象を残す。)に翻弄されたいわき東ナインも見事であった。

     足利対山田の対決。これが本筋の一つであり、また現実の野球にもありえそうなシチュエーションである。この盗塁王と鉄砲肩の対決は、ドカベンを「投げた、打った」といった、ただの野球漫画ではないものに昇華させているのだ

  • おすすめ度:100点

    解説:中井美穂氏
    里中と緒方、地区大会をパーフェクトで勝ち上がってきた超高校級投手同士の対決は、文字通りの投手戦へ。恐るべき執念で投げぬく里中だが、ついに終盤8回の足を活かしたいわき東の攻撃によって先取点を奪われてしまうのだった。
    0-1で迎えた9回表、崖っぷちに追い込まれての明訓の攻撃。打てばその衝撃が肩と傷を負った頭を襲う…そんな自身の投手生命すらも賭ける里中が執念のセンター返しで出塁。
    土壇場でつかんだ最後のチャンス、迎えるバッターは1番岩鬼。しかし岩鬼の悪球打ちは、すでに緒方に見破られており…。勝負の行方は果たして?
    劇的な逆転によって、夏の甲子園大会を制した明訓高校。横浜凱旋パレードも無事に終了した。
    しかし勝利に甘んじている余裕はない。これからの明訓は追われる立場。不知火が、雲竜が、そしてまだ見ぬライバルが「打倒明訓」の目標を掲げ、太郎のもとに現れる。そして明訓ナインの面々にも変化が起きようとしていた。
    大会を終えて太郎たちにも学生生活が再び始まった。土井垣たち3年生は宿舎を出ることになり、里中は肩の治療のために休養、殿馬は音楽活動を再開とそれぞれの道を進もうとしていた。
    そんな中、岩鬼が放送室をジャック、自らの武勇伝を校内放送で始めてしまうのだが、これが担任の怒りを買ってしまい…。
    岩鬼と担任の明智の殴り合いが問題になってしまい、岩鬼は10日間の謹慎処分。これに愛想をつかした部員たちは退部してしまい、残されたのは太郎ら4人のみ。里中、殿馬という優勝の立役者を欠く、明訓野球部が迎えた大ピンチ。再起はあるのだろうか!?
    岩鬼の謹慎が解け、里中が合宿に戻ってきた。だが、里中が夏の大会で痛めた右ひじと肩の故障は深刻であった。さらに殿馬のウィーンへ留学をかけた音楽コンテストも開始。1位入賞を果たせば殿馬は野球部を離れなくてはならない。
    解散の危機の続く明訓野球部だが、新たな才能は着実に集まろうとしていた。



  • 初出場初優勝って現実感まったくないけど、これだけ濃いメンツがいたら納得できなくはないかな。

  • いわき東高校を破って、優勝!恒例となる岩鬼による校内放送「あのシーンをもう一度」も始まります。そして一気に人気者になる明訓ナイン。「いいかげんにしないか、僕は芸能人じゃないんだぞ!」と意気込む里中ちゃんは硬派ですね〜。

    ついに登場、横浜学院の土門!そして転校する学校を思いっきり間違えた微笑三太郎!土井垣主将をはじめとした3年生は引退で、まつ毛の長い今川くんも入部してきます。

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