魔弾の射手 (秋田文庫 20-14)

著者 : 青池保子

• 秋田書店 (2000年1月1日発売)

感想・レビュー・書評

[キヨハラ00さんの感想 · 2010年4月27日]

本格的スパイミステリ。エーベルバッハ少佐が登場。エロイカより愛をこめての番外編とどこが違うのか？伯爵もロレンスも執事も出てこない。部長、部下A～Z、ミーシャ／白クマさえ出てこない。
あらすじはWikipediaで。
エロ愛の中で、少佐は敵のテロリズム等陰謀の筋書きを読み解いている。また対陰謀工作の筋書きも行っている。他のエロ愛登場人物が出てこないために、少佐のそんな情報部員として手腕を浮き彫りにした。エロ愛であると、ジェイムズ君を始めとする伯爵を含めた他のおちゃらけキャラが、犬棒的に解決のキーとなる何かにぶち当たる。その情報とそれまでに収集した情報を組み合わせ、陰謀の読み解きを行っている。エロ愛本編では、各キャラの奏でる見事なポリフォニーに少佐の活躍は紛れがち。それが魔弾の射手ではエロ愛メンバーが唯一少佐だけ

[哉斗さんの感想 · 2006年8月26日]

「エロイカより愛をこめて」の少佐メインのお話。部下とエロイカはちょっとお休みで、ひたすらかっこいい少佐が見れますよ！

著者プロフィール

漫画家。1976年から連載開始した『エロイカより愛をこめて』で爆発的な人気を得る。1991年、日本漫画家協会賞優秀賞受賞。『エル・アルコン－鷹－』『アルカサル－王城－』は宝塚歌劇団で舞台化もされた。

「2022年 『総特集　青池保子』 で使われていた紹介文から引用しています。」