白亜館事件 (秋田コミックスサスペリア)

著者 :
  • 秋田書店
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253184700

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  • 2013.8.26再読 処分

    狩野俊介シリーズ2。
    1体しか化石が発見されなかったが故に偽物として存在が認められなかったヒイラギリュウを納めた博物館、白亜館。
    発掘者である柊凱が自殺してから20年、跡を引き継ぎ白亜館の管理している凱の息子が住む柊荘へと、白亜館と土地を狙う凱の弟が、妻息子と妹と野上探偵・俊介を集めた。
    白亜館で化石に喰われたかのように首を切断された凱の弟の息子。
    妹と共に来た画家の恋人は行方不明。
    白亜館で何が起きたのか。

    ネタバレあり↓
    弟の息子が死んだのが、ほとんど事故というのが切ない。
    さらに白亜館の仕掛けでたまたま首が切断されたというのも。。
    ただ、凱の息子を名乗っていた別人の孤独と、俊介少年、ヒイラギリュウの孤独が上手くまとまっていて、話として面白かった。
    2時間サスペンスという感じ。
    猫のジャンヌは今回活躍なし。

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著者プロフィール

1959年名古屋市生まれ。名古屋工業大学電気工学科卒業。81年「星新一ショート・ショートコンテスト」で「帰郷」が優秀作に選ばれる。その後、会社勤めをしながら「ショートショートランド」「IN★POCKET」にショートショートを掲載。1990年、長編ミステリー『僕の殺人』を上梓してデビュー。2022年『麻倉玲一は信頼できない語り手』が徳間文庫大賞2022に選ばれる。

「2022年 『喪を明ける』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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