木曜日のフルット (2) (少年チャンピオン・コミックス)

著者 :
  • 秋田書店
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本棚登録 : 746
感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253216111

作品紹介・あらすじ

人間のようなネコとネコのような人間のゆる〜く楽しいスローライフ。
「それでも町は廻っている」「外天楼」の石黒正数が贈るダメかわいい猫マンガ!!

感想・レビュー・書評

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  • これはホワッツマイケル以来の傑作猫漫画だ!

  • 石黒正数『木曜日のフルット』第2巻。

    こういうマンガに出会えることの幸せをどう表現したらいいんだろうな。
    これほど登場人物ひとりひとりに細やかな愛情を注ぐことのできる作者、
    物語の犠牲にしない作者って、たぶんそうそういないように思う。

    世界のあちこちで泡立つ小さな物語(わずか2ページ!)が、
    1冊に纏まるとまるで群像劇のように読めてくる不思議。
    欄外の細かな仕掛けが、リアルな世界にもその泡立ちが続いていることを予想させる。
    こういうの、たぶん小説にはできないし、
    あるいは長編マンガというスタイルでも無理だろう。

    このペースなら2年に1冊くらいかな。
    石黒せんせいには息長く描いてほしいず。
    鯨井先輩とフルットのゆるくて固い同盟関係というのは、
    人間関係のベストな姿だろうなとつくづく思うよ。
    フルットは猫だけど。

  • 半野良猫フルットと半飼い主鯨井先輩を中心とした2P漫画。
    2Pに込められた漫画は、11〜5コマで読みやすく、4コマよりも詳しく描写され普通の漫画より簡潔であり、ふとしたときに読みたくなる。
    毎回変わる題字や注釈も見所。

  • 簡略された絵、毎週2ページながら、完成度、質、共に高い作品。
    また3巻でお会いしましょう。

  • へへーんエイプリルフールだもんねー。
    何言ってんだ今日は2日だぞ!
    というドラえもんネタが!
    さらにひとひねりも。

  • 何話かちょっとだけ読もうと思ってたら、いつのまにか全部読み切ってしまう読みやすさの恐怖。毎回ネタも切らさずキレイなショートショートで、丁寧な絵がまたお見事。

  • 新たに登場したカラスのマリアとの駆け引きは癒されるな。特にリス作戦が好き。ヘタレな猫だが時折、見せてくれる男の姿に萌える。キャラも良いけど、言葉遊びも過剰に盛り込んでなく、程よい塩梅で小刻みな笑いを誘い楽しかったなぁ〜あと、時事ネタの風刺を込めた話も痛快で好きな話です。石黒先生、AKIRA好きなのかな〜それ町でも小道具としてよく使ってたしなぁ。まぁ、元ネタ・小ネタとなるものが沢山あるのでそれ町と同じくで、それを探すのも楽しみな一つではある漫画です。

  • 大体同じクオリティを保ちつつ、が、実はとても大変なことなのでは、と思いました。その点で名人の技。ゲーム規制のコメンテータへの諷刺。

  • ◆家族で愛読しています。ノミのダニーが最高に愛されています。
    ◆魅力的な登場人物(動物含む)が増えて楽しさ倍増のシリーズ第2巻。

  • 今回もあっさりした内容。フルットの新たなライバルが登場して、ご飯の奪い合いを始める。
    とにかく、野良猫のためご飯にありつくだけでも大変そうだ。

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著者プロフィール

1977年生まれ、福井県出身。
2000年、『ヒーロー』でアフタヌーン四季賞秋の四季賞を受賞しデビュー。
2005年から『それでも町は廻っている』の連載開始、2010年にテレビアニメ化、2013年に第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。『木曜日のフルット』『外天楼』『ネムルバカ』など、幅広いジャンルを手掛ける。『天国大魔境』が「このマンガがすごい! 2019」オトコ編第1位にランクイン、2023年4月よりテレビアニメも放送された。

「2023年 『天国大魔境(9)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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