シグルイ (2) (チャンピオンREDコミックス)

著者 :
  • 秋田書店
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253230445

感想・レビュー・書評

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  • 身を痛めつける異様な鍛練に励む藤木源之助。天賦の剣才をたのみ栄達を目指す伊良子清玄。定められた激突の時に向けて2匹の剣鬼が歩みを進める!!
    残酷絵巻、第2巻。

    今回は、藤木と伊良子が虎眼流の後継者の試しとして、岩本虎眼がかつてのライバル船木の双子の息子を暗殺する血まみれバトル、伊良子と虎眼の愛人いくの不義、藤木と伊良子による後継者争いに拍車がかかるエピソード。
    虎眼流の「流れ」「流れ星」の精妙な柄の握り方と力加減による妙技のリアリティが、しっかりしてるので、藤木と伊良子vs船木兄弟のバトルのスリリングさに息を飲む。
    いくと三重の封建制度に踏み躙られる女性の哀しみが、しっかり描かれているのがいい第2巻。

  • 菊川の里 介抱 一陣の風 丸石=夜泣石 船木道場の兵馬数馬はその日も同時に達した 男娼 安堵 酒と色に溺れた後は汚れを落とす意味で日坂宿に程近い比乃坂神社に参拝してから帰宅するのが常であった もののふ武士の作法ならい 金剛力士 兜割り 己おれの方が速い 相討ちでは困るのだ その間合いに入ることは死を意味していた 虎眼流に「流れ」と呼ばれる特殊な''握り''がある! 精妙なる握力の調節 秘伝 異変 最少の斬撃で斃す 三寸切り込めば人は死ぬのだ 伊良子ゆすげ 粟ヶ岳松葉の滝 木造家屋の密集する当時の宿場町 陰嚢いんのう 触らぬ''いく''に祟りなし 無惨無惨 囲われ者(妾) 掛川城主安藤直次 七丁念仏 辻にて験した 乞食坊主 生き様しにて 眉唾物 妖刀 科人 要は皮一枚恐怖によっても人は死ねのだ 許嫁男 門弟の身ゆえ それがしの申し上げたき儀はつまるところ奥方様はただの女童唄など笑止 委細承知致しました 金輪際 おぼこ未通女 師の仰せとあらば無碍にもできまい 己の剣はどこまで昇る… 逆川に面した貧民集落 夜鷹 子を孕んだ 生まれたその日に四つ足で這い歩いた獣の子 稽古納めに行われる無刀取りの演武 婚礼 厳粛な儀式 恋という概念が入り込む余地はない 当主の一存 なんにょ男女の契り 貞操 大事ない お痛ましい御容体 傀儡くぐつ 焼け火鉢 生まれてくるのは蛭子ひるこ うまれたぁ もっと悍ましい何かだ 煤払い 懐中の温石 勝負の行末は明らか 脇差の一閃 神速 新手 虎眼流奥義流れ星の骨子となる技法 寛永元年師走晦日 年の瀬の賑やかさは此処には無い いらしゃんせえ〜 銀鍔 脳梅 屠蘇酒 奉仕 刃紋 察し いくは儂の道具ゆえ喃 無刀であろうと容易に人体を破壊しうる 死狂い 葉隠 戒め 戦う前に思考の中で損得の計算をして、行動を未遂に終わらせてしまう者は、武士ではなく卑怯者である。凡庸の者 死狂いこそ命の最後の拠り所となるものである 山口貴由 猿狩り 島原の乱 仕置きという宴が始まる さらなる修羅をあなたは浴びる!

  • 犬は腹を斬られはらわたをぶちまけ、猫は首をコロ..と斬りおとされる!

  • 先生がとうとう伊良子の所業に気が付く。

    真剣勝負は1度だけって1巻で言ってたけど、前半の双子との戦いがそうなのか、それともこの後なのか。どうなんだろう

  • 虎眼流の跡継ぎが伊良子に決まるも、同時にいくとの密通が発覚して雲行きが怪しくなるまで。ギャグじゃないのに「ぬふう」はつい笑ってしまう。

  • 狂っているのは当主。
    種ぇ~

  • ふむ。シグルイは葉隠の一節、「武士道は死狂ひなり」の死狂いから来てるのね。

  • 伊良子、藤木、それぞれの武。だんだん藤木のほうが不気味に感じるようになってきた。虎眼、怖っ。

  • 殺陣の残虐性は増すばかりですが、ここが最北でしょうか。
    南條 範夫さんが原作なので、べースはしっかりしていて、武士道のもつ残酷さはかるあるというとこでしょうが、個人的には露悪的かな。腸がどばどばというのは悪趣味に感じますね。わざわざ脳を輪切りにしなくてもと思ってしまう。

  • 剣に生きるということは、四六時中、殺し合いをするということですからねぇ。
    その中で、何を無惨といって、何を見事というかは、もう、それぞれの価値観としかいいようがない。

    伊良子の生き方の方が、今のところは、よく伝わってくる気がする。

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