- Amazon.co.jp ・マンガ (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784253232937
感想・レビュー・書評
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吉富先生新刊ということで購入。スク水とホラーが合わさったらどうなるか。この不思議な取り合わせは意外と合ってるんじゃないかと思いました。
少女の欲望を叶える命。基本は2話完結型でそれぞれの回で少女が叶えたい恋に向かってスクール水着を着た女性の幽霊を殺していくというある種狂気に似たストーリーでした。ホラーとエロスは隣り合わせですがスクール水着を全面で主張してくるのはなんだかシュールリアリズムを連想させました。また人間はいざとなったらなりふり構わず我を通す生き物であるのが随所随所で出ます。1~3話のように純粋なホラーもいいですが、4・5話のようなそれもアリなのかと思わせてくれるオチがこれから増えていくと面白くなりそうです。
人魚の謎。1話毎追加されていく人魚の設定は少しばかりサスペンス要素も入っています。なぜこの学校でこのような現象が起きるのか、人魚になったあとの自我は、第8話で見せた攻撃性などまだまだ隠された設定は数多くあります。少女たちの間で受け継がれていくノートがさらに人魚を生むこのシステムは最終的にどうなるか気になりますね。
この作品ではホラーの終わりとして夜明けで描かれますが、その夜明けはホラーよろしく後味悪いものも多いです。しかし、これからもっと人魚に関わる少女たちが描かれると思うと楽しみでしょうがないです。あと吉富先生のロリ体型はケツとふとももが良いよね!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
設定こそ変化球だけどきっちり能力を限定してその範囲内で意外な解決に導く正統派。Jホラー調の演出も楽しい(楽しい?)。
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設定も画もいいが、展開が普通で残念
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直接的なエロ描写はほとんどないのに、表紙や設定が独特のエロさを放っていて、とても面白い
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怖いです、リアルに
理性でなく、感情から純然たる恐怖が湧き上がってくるホラー漫画を久しぶりに読みました
残酷なシーンが苦手な人や、人を好きになる行為は清廉で美しい、と信じきれている人は読まない方が懸命。私も、その手の耐性はまぁまぁ身に付けているつもりだったが、これを読んで、ただの「つもり」だったのを自覚した。気持ち悪くはならなかったが、ブルリと指先が大きく震えて、危うく、コミックスを落としかけた
ただ、この『スクール人魚』はある意味っつーか、一面だけは、恋愛の真理に密接しているなぁ、と思った
人間が持ち得る欲望の中で一番に、暴走した時に面倒なのは、好きってヤツなのかも
両想いを実現させるためなら、手段を選ばなくなるのか、選べなくなるのか、いずれにしても狂気に押し負かされた恋愛感情は、理性なんて瞬く間に瓦解させる
薄皮剥いだ向こう側にある、綺麗も汚いも超越したエゴが、この漫画には詰まってた
しっかし、2巻、ビビらずに読めるかな -
初見はだいぶ前のチャンピオン誌上でした。
スクール水着の女の子がいっぱい学校の壁にめり込んでいるという衝撃的な絵に魅了されたのですが、タイトルも作者名も忘れてしまい、単行本がないかずっと探していました。
まさか6年間も単行本化されなかったとは思いませんでした。 -
夜の校舎を泳ぐ人魚。
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その肉を食べれば恋が叶うと言われている、学校の七不思議的な存在「人魚」を巡る少女達のアレコレ。
1〜3話完結のオムニバス。
読後に「これは!」と思うも、この面白さをどうやって伝えたら良いのかと首を捻る不思議な作品。
とりあえず、包丁やバールを手に、人魚を求めて学校に忍び込む少女の姿に、何とも言えぬ気持ちの高揚を感じてしまうね。
あと、スク水は旧型が良いと再確認。
次の巻にも多いに期待。