絢爛たるグランドセーヌ(5): チャンピオンREDコミックス

著者 :
  • 秋田書店
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253234269

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  • 梨沙ちゃんの言う通り、バレエはヨーロッパのものだから、歴史や価値観を学ぶのは大切だ。

    バレエはお金がかかるし、プロになれなかった時潰しが効かないのはわかるが、それでも翔子の父親は横暴。
    父親の言いなりになる母親も相当だ。
    それをやられると、一人娘は誰も味方がいなくなる。
    話を聞いてくれない横暴な相手に、ひとりで立ち向かうのにバレエを続けようすれば嘘つき扱いは堪らない。
    そうでもしなければバレエができないところへ追い込んだのは誰なのだ。

    父親の過去話が描かれたが
    自分がうまくいかなかったからといって
    心配するまではいいが無理やり辞めさせる理由にはなっていない。
    子供は自分のコピーではない、別個の個体だということを認識して欲しい。
    大事だから同じ目に合わせたくないなんてただの我儘。
    勝手に娘の部屋に入って物を持ち出すのも気持ち悪いし
    断りもなくそんなことをしておいて「借りてるぞ」も横暴。
    しかも、自分が怪我で断念したのではなく
    メダル常連国の不正を聞いて情熱を失っただけとは。
    競技そのものに絶望するのは自分勝手だ。
    母親もそれを言うなら最初に言ってやれば良いのに。
    娘を思う余りの美談に装われても不愉快。

    個性的な踊りとクセのある踊りの違い。
    自分ならではを目指すのは悪くないと思うが
    確かにまずは基礎なのだ。
    ずっと観ていたい気持ち良い踊りと観客に思われるのは凄い力だと思う。

  • 梨沙が衣装作りのために学ぶヨーロッパの歴史に惹かれる奏。
    心配からバレエをやめろという父を、ついに説得した翔子。
    二人が踊る「ピチカート」、デュエットの魅力炸裂!

  • ついに本番開始!というシーンでの、翔子のセリフが胸熱!!

    自分より、もっとふさわしい人がいたかもしれない。
    でも、今、舞台に立つのは、その人ではなく自分。

    人生のいろんなシーンに当てはまる言葉だな、と。
    むしろ、今の人生そのものが、それだなと。

    失敗は、こわいけど、それで縮こまっていても始まらない。
    今、ここにいる以上、やるしかない。
    やる以上は、精一杯のパフォーマンスをしたい。
    観客を楽しませ、作品に貢献したい。

    熱いわ〜!

  • プロを目指すバレエ少女達の成長物語第5巻。バレエの歴史背景等の情報も盛り込むようになり、だいぶドラマらしくなってきた。怪我をしたり、親の反対だったり、と障害をどう乗り越えていくのか。健気な登場人物たちにちょっと泣いた。

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