死人の声をきくがよい(9) どう考えても助からない!!編: チャンピオンREDコミックス
- 秋田書店 (2017年2月20日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784253235242
感想・レビュー・書評
-
ゴースト編完結?したのかな。意外なほど人間味に溢れるゴーストちゃんが魅力的な9巻。まさかこの漫画で熱い展開が見られるとは思いませんでした。結局ゴーストちゃんは何者だったのかなど、まだまだ見たいので続編を期待しています。それかスピンオフとか作ってもらえたらなあ。てか、早川さんの移動範囲にびっくり。あんなに遠くまで行けたんだ。というか、意識とかあるのかな。
今回は会長が大人しかったので、次に期待しています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いい顔するなぁ……ゴーストちゃん。
-
"「本人はゴーストを名乗る人物から手紙をもらったと言っています
尋問中に測定した霊波の値も低い」
「少年の手に触れた瞬間 事件の陰惨な現場が脳裏に浮かびました
彼こそがゴーストだと思います」
「強力な能力者は普段はそれを隠して生きる
彼の心の闇は深い……あれは間違い無く邪神に通じている」
「ゴーストであるという確証が欲しい
おそらく条件が揃った時にのみ本性を現すのだ
死ぬほどの苦痛を味わえば嫌でも力を見せざるを得ないはず」"[ゴーストレクイエムPart2]
第52話 Night of the Cats
第53話 見覚えのある家
第54話 不仲な悪霊たち
第55話 ゴーストレクイエムPart1
第56話 ゴーストレクイエムPart2
第57話 ゴーストレクイエムPart3
ス……と岸田くんの隣に座る早川さんが可愛い。
霊的痴話喧嘩はあんまり笑う場面じゃないけどくすっときた。
ゴーストのせいであんな目に会ったけれど、それを助けてくれるのはゴーストしかいないんだな……。もちろん早川さんにも助けられているけれど。というか、早川さんが幽霊になる前の岸田くん、よく生きてこられたな……。 -
いやー、この(9)も身の毛がよだったな。9は苦しむ、に通じるからか
夜に読んだら夢見が悪くなる、と判っちゃいるんだけど、朝から気分を沈ませたくもないし、昼もメシを食いながら読める類の漫画じゃない。となると、ごく自然に夜、読む事が増える
つくづく、ホラー漫画ってのは読むタイミングが難しい
毎回、アホみたいに感心させられているけど、やはり、今回の巻数の後にくっつけられているサブタイトル(?)、これまた、エッジが効いている
もう、私の中で、ホラー漫画家の第一位は、満場一致で、うぐいす、じゃなくて、ひよどり祥子先生だわ
悪霊や怪異も怖いが、生きている人間もおぞましさじゃ負けてないなあ、と思うしかないストーリーの厚みと鹹味
(1)~(8)は十分に面白い。ただ、この(9)は頭一つ抜け出した感がある。その理由は、やはり、第55~57話の「ゴースト・レクイエム」だ。蛇足だが、未だに、“レクイエム”と“レクエイム”がごっちゃになる
収録されている他の三篇も質が高く、他の巻に収録されていたら、それなりに強い印象を読み手に残しただろうけど、やっぱ、ゴーストの前じゃ霞むなぁ
多くは語らんけど、恋するピュアな乙女はパワフルでタフネス。きっと、彼女はまた、屈指の女運の悪さを誇る岸田くんの前に戻ってきて、改めて、早川さんに宣戦布告しそう
男なら、ハーレムに憧れるもんだけど、申し訳ないが、岸田くんとは立ち位置を交換したくねぇなぁ。最も、お近づきになりたくないのは、式野部長。何が何でも生き残るって根性、それ自体は買いだけど、この女の場合、平然と私を見捨てるか、盾にしそうだ。それなら、まだ、ラヴを原動力に殺人しまくるゴーストの方がマシだ
この台詞を引用に選んだのは、ゴーストの可愛さが特に顕著だからだ。好きな人には、自分の恥ずかしい秘密を知られたくないもの。神に選ばれた死徒でも、やっぱ、そういうとこは歳相応な女の子だなぁ。状況さえ違えば、岸田くんもキュンとしただろうに