クジラの子らは砂上に歌う(4)(ボニータ・コミックス)

著者 :
  • 秋田書店
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253261043

感想・レビュー・書評

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  • ニビ…ああいう役割だと分かってたけど好きなキャラなのでとても残念。

  • 泥クジラ防衛戦。

    今まで戦いとは無縁の子どもたちが、殺し合う姿に違和感を覚える。

    チャクロたちが見た、打ち上げ花火の風景。
    砂の世界が、現在とどこかで繋がりを持っているのだろうか…

  • 長老会を説得し泥クジラを沈めることを止めたチャクロたち。だが、敵艦スキロスからの攻撃は始まろうとしていた。泥クジラの住民は戦うことを決意し、突撃隊は敵母艦を沈める作戦を決行する。
    相変わらず容赦なく泥クジラのメンバーが死んでいく。おそらくチャクロ、スオウ、オウニ、リコス、この4人以外はいつ死んでもおかしくないと改めて感じた。
    基本泥クジラの人々は良い人ばかりでそんな世界あるのかと思うが、唯一の協調性ゼロなのが自警団団長とその母親のラシャ。泥クジラや世界の謎を知ってる感+秘密を知ってる上から目線で基本無気力。特別感を出しているが、あの世界の中にいるとそういう役割なのだろうが不快だ。正直特別なのはチャクロとオウニで十分だ。
    少しずつ泥クジラの謎が明かされるが設定が細かく専門用語も多い上にどういうことなのか分からない場面もある。なのでついていけない人も一定数いると思う。キャラの行く末と泥クジラの謎が気になる気持ちだけでこの先読んでいけるかは謎だ。

  • 砂漠の上を島みたいな船が漂流していて、そこに暮らす人々の9割が念動力を使う。念動力を使える人たちは皆短命。同じように漂流する船を探索したところ、1人の少女を見つけ、連れ帰ったことから船に危険が迫ってくる。

  • ”印”の短命の秘密など、この世界のことが徐々にわかってきた4巻。けっこうエグい殺し合いが増えてきて、主要キャラといえども油断ならない感じ。

  •  戦争絵巻に終止符が打たれる四巻である。何も解決していないが、事態だけは終結した、といったところだろうか。
     これでようやく序章が終了し、物語は大きな流れへと移っていくのではないかと思われるのだが、ここまでで出てきた世界観ではやはり不足が多い。謎が多すぎるというのが個人的な感想である。
     ただ、やはりそれでも、魅力的な世界・ストーリーを紡いでいるとしか言いようがない。ギンシュのような、さりげなく描きながらもとても良いキャラが活躍していて、何人もの喪失を描きながら明るさを失わない。それこそが哀しくもあるが、物語としての深みはだいぶ出ているだろう。

     星五つと評価した。これでこのマンガがすごい!の10位だというのだから、知らない名作の多さが想像されるところである。少女漫画ももっと読んでみたいところだ。

  • 話は一段落かな。でも次の敵?がやって来てる。でも敵?さんは水浴び中のクジラの面々を見て裸族と勘違い。 ニビはね、フラグたってたもんね。そういう展開になるだろうとはいえ悲しい結末。

  • 先の見えない砂塵の中で戦うクジラの子ら。生きようと抗うことは傷つくということ。醜悪でさえある。戦場に残された屍の前で何を想うのか…?
    避けられない戦争でした。惨たらしい死に哀しみながらも、自分たちは無力ではないと自覚したのではないでしょうか。"ヌースを破壊する力"がさらなる争いを生むのか、和平交渉の切り札になるのか。それは統治者の手腕によりますね。

  • 決戦の高揚、リョダリの苦痛、オウニが浴びた言葉の悲惨、ニビの最期、送葬歌の美しさ。たまらなく叙情的でいて本格派戦争ファンタジー。たった1話でリョダリを嫌な奴からもっと先を見せてほしいキャラクターに変える手際。哀しいことばかりの話なのに、まだしばらく読んでいられそうなことが嬉しい。

  • 記録者は書き続けるんですね。
    新たな世界の再生がはじまるのか?
    次から新章???

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