クジラの子らは砂上に歌う(6): ボニータ・コミックス (ボニータコミックス)
- 秋田書店 (2015年12月16日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (178ページ)
- / ISBN・EAN: 9784253261067
感想・レビュー・書評
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どうなっていくんだろう
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ロハリトとは少しずつ分かりあえるようになってきている。
「時の塔」のような話は、理解が追いつきにくいから、一話完結で助かった。
「オウニ=魔王」でないことを願う。 -
泥クジラの印たちが短命な理由がヌース・ファレナが印の命を吸い取っている分かる。それを知ったスオウたち若い無印は長老会と話し合い、ロハリトの国アモンロギアへ向かう、全てへ印のために。
印の短命の理由が分かるが、なんとも残酷な事実だ。無印たちが罪悪感を抱くのも分かる。そしてスオウの努力は無駄だったのかと…自分だったら長老会に当たり散らしていそうだ。スオウの心はつねに印のために何が出来るかにあり、献身的で心が苦しくなるほどだ。
時の塔の話は重い事実の後の小休止だったが、短い話の中でも世界観が作り込まれていて綺麗で悲しい話だった。
アモンロギアへ行ったらどうなるのかな?と思っていたら、シコクとシカンが出しゃばってきてスマートに目的地にはいかない雰囲気になって来た。そこはアモンロギア編に素直に行こうよと思わなくもない。この2人リアル中二病だが、快楽主義者のエマが無駄に手を貸してひっかき回そうとするからこじれそうだ。みんながみんな穏やかで優しくちゃ面白くないが、大した理由もなく話の腰を折られると気持ちが冷める。 -
いまいちキャラにお気に入りが登場しなかったのだけど、もしかすると眼帯の隊長さんはけっこう好きかもしれない。エマが100%チャクロの味方って訳じゃないのはいい感じ。
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1巻から一気読み。世界観の勝利だなぁと思う。砂上を走る船、独立した世界に暮らす人々、独特な風習、力ある儚いものと、力ないたくましいものの対立、そこから明らかになる真実と否応なく戦いに巻き込まれ、真の自由を目指す物語。
緩急のつけ方、不穏な謎の見せ方も上手い。
けど、もっとゆったりこの世界観を味わいたい気もする。 -
ファンタジーを武器にしているなあと思わせる「時の塔」の叙情。もう1人の主人公オウニの変化も胸に刺さる(この後にまた苦難もありそうなこと含めて)。
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無印と印の間に争いは起こるのか、オウニが救世主になりそうな気がするんだけどまだまだ目が離せない
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新天地への希望が泥クジラの民を癒す。戦の傷痕を。ファレナの呪いを。
穏やかなアモンロギアへの旅路。しかし旅の途中で出会う前史文明の遺物が、行く末を暗示しているようです。
ファレナがエネルギー源である人間をあっさりと手放すでしょうか?帝国と争うアモンロギアが強力な武器であるサイミアを使わずにいられるでしょうか?
嵐の前の静けさですね。