- Amazon.co.jp ・本 (497ページ)
- / ISBN・EAN: 9784254114973
作品紹介・あらすじ
必要なときに無駄なく「線形代数」の知識を学習しながら、アーベル、ガロアから始まったとされる「群の理論」を学び、群の本質は、それがある対象に「作用する」ことであることを、種々の具体例から会得して、群の「作用」の数学的純化としての「群の表現」の理論を、現代の物理学など自然科学への応用例を具体的に計算することを通して実感的に体得する。そして、これらを通して、現代数学における群やリー環の「表現論」を理解する。
感想・レビュー・書評
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1とは続き物だが、2は物理をやっていたからだが、俄然、面白くなった。物理への応用ではなく、物理の深化が図れる。群論もその底知れなさが実感できて良い。
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裳華房 『物性物理 物性化学のための群論入門』 小野寺嘉孝著などを読んだ後で本書に進むのが、良いように感じた。
基礎から非常に丁寧に書かれており、なおかつ量子力学への応用についてもしっかり解説されている。
惰性で第二巻に突入しました。どこまでついて行けるか?適度な難易度の演習問題に手間取りぼちぼち進む感じですが、直前に深谷賢治著『双曲幾何』を読んでいたのですが、非常に相性がよく何とか読み進められます。第二巻の後半は相当難易度が上がるようなので、あまりしゃかりきにならないように気楽に読もうと思っています。
残るところあと3章となりましたが、かなり難しくなってきました。 -
教員からのコメント:線形代数と群の表現に関する教科書です.
研究・勉強に役立つと考えられます.