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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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ワーキングメモリには決定的な性質があって、それは、同時に処理できる情報量が限られているってこと。僕らの意識にはキャパシティがあって、その限界容量は、測定方法にもよるんだけど、だいたい7つ前後だと言われている。つまり、僕らが並行処理できることは7個まで。(中略)そして、ワーキングメモリの容量が一杯になると、僕らは精神的にアップアップになる。小説やドラマでも、主要な登場人物が7人を超えると、ものすごく複雑なストーリーに感じられるよ。というより、頭が混乱して物語のスジがわからなくなっちゃう。
― 383ページ -
つまり、僕らが並行処理できることは7個まで。厳密なことを言えば、容量は7に絶対固定されてはいないけども。でも、やってみるとわかるよ。たとえば、7桁を超える数値を暗証するのは、わずか30秒であっても、とっても難しい。
― 383ページ -
僕らにある「自由」は、自由意志ではなく自由否定。
― 282ページ
みんなの感想・レビュー・書評
誰かに話したくなる、脳の本。実験結果の事例が多いので「自分の場合は…」「そういえば自分も…」と、得た知識を『自分』を通して理解できる。だからこそ脳の存在を身近に感じられるし、脳に対して愛しさすら感じるほどに。
だって、脳って単純だし勘違いするし言い訳ばっかりだし、とても可愛い。そんな脳の構造を知ると、『自分』も客観的に見ることができるから面白い。
脳について興味がわき始めた方に、入門書としてお勧めの一冊。
脳科学を知るための最適な本だと思う。ここまで分かりやすく、そして脳科学の面白さを伝えられる人はいないのではないかと感じてしまうほど、内容が面白い。本書の構成は講義録という形であり、著者が自身の母校の高校生に脳科学について教えた時の記録が書かれている。高校生にとって難しすぎず、かといって俗説っぽくならないように教えるためにはどうすればよいか。著者はこの講義の前に相当な準備を施したにちがいない。自分の専門を伝えるためにはどういった心がけが必要かも学べる一冊だと思う。
なかなかに含意のある内容。全体をとりまく結論を言えば、脳はリカージョン(入れ子構造)になっていて、それが複雑性を発現させているということ。簡単に言えばフラクタル構造である。もちろんフラクタル構造は脳だけでなく、身体全体を構成している。 生物の体、とくに人間の体は複雑にできているが、人の様態に相当するDNAは22000に過ぎないという。逆に考えると、少数因子で複雑な構造を発現するためにはフラクタ... 続きを読む »
何度も見慣れたものを好きになる、気持ちを行動から逆算する、時間の感覚や現実の見え方さえ操作してしまう、脳は環境と人間との折り合いを機能として持っている。その仕組みのポイントとしてノイズがあり、確立共振、創発など、知れば知るほど良くできてる!
池谷さんの脳科学の本 高校生相手の特別講義のまとめなので分かりやすく、かつ最新の脳科学研究成果が盛り沢山 何度も読みたい本
脳の意外な反応など、もちろん興味深いお話もあるのだけれど、こちらの関連知識が少ないせいか、書評に書かれているほどにはおもしろさを感じない。
「2-26 お金をたくさんもらうと仕事は楽しくなくなる?」(P145)に書かれている内容は予想に反する脳の反応で、「へー」と思った。単純作業を時給2000円でやってもらったグループと100円でやってもらったグループとでは、100円のグループのほうが作業を楽しく感じるのだそうである。おもしろくない作業でも、すでにやってしまっているので、その事実を納得させるような判断を脳がしてしまい、「意外と楽しかった」と感じるのだとか。
動画特設サイト:http://www.asahipress.com/brain/
脳の本ばかりを読んでいるときに読みました。
脳って単純なんですね。
もっと前に知っていればよかったーと思うことばかりでした。
興味をもって、面白く読めますよ。
第1章 脳は私のことをホントに理解しているのか
・今ここに立っている不思議
・意識は私の全部じゃない
・ ほか)
第2章 脳は空から心を眺めている
・脳研究って何だろう
・「役立つ」以外にも記憶の役割がある
・ ほか)
第3章 脳はゆらいで自由をつくりあげる
・少しは脳の気持ちにもならないと
・僕らの「心」は環境に散在する
・ ほか)
第4章 脳はノイズから生命を生み出す
・脳の「ゆらぎ」は何の役に立っているのだろう
・アリはどうやって行列をつくるか?
・ほか)
初めて池谷さんの本を読んだが、とっても読みやすくて面白かった。
単に雑学としても知っていてソンはない中身。
ほかの著書も読んでみたい。
意識と無意識のあたりも興味深かったけど、なぜうちのムスメが動物好きなのかが理解できたことだけでもインパクト大。
2012/01/16
非常に知的好奇心を揺さぶられる著作。
科学とは本来難解なもので、安易にかみ砕くと誤解を生む危険もあるという前提のもと、
脳科学の現在を仮説を交えながらダイナミックに母校の高校生に語る著者の言葉に、終始わくわくさせられました。
自分の行動の大半は無意識で決められていて、感情や意志は一見あるかのように見えるが、それは無意識な行動を合理的に説明するあとづけにすぎないことが多いという部分を読んで、自分の感情はどこまでほんものなのだろうなど、考えさせられる部分が多かった。
神経倫理学、不老不死、「正義」の定義、共感の意味、生物の定義、感覚と思考の電子化、、、すべてがセンセーショナルで自分の興味を120%満たしてくれる内容だった。最新の科学で専門的な内容にもかかわらず、一般人でも分かり易いやすい文体。人間の活動がニューロンとシナプスを使った電子の流れであることは知っていたが、最新の研究と豊富な事例を織り交ぜ、さらに深い興味を得ることができた。
ライフネット出口さん絶賛の書。
脳科学とは何かを卒業した母校の高校生たちに講義形式でとても分かりやすく語り、収録した著作。
脳の仕組みをシンプルに解説していて、今日からでも「上手に」脳を活用できそうなヒントが色々あり、知っていて絶対に損はない一冊です。
色々な脳に関するお話。著者の語りかけ、こんなに面白いんだよ!という雰囲気が伝わっていて読んでいて楽しい気分になった。
恋愛の機能が身もふたもなかったりと色々興味深かったが、特に「意思」や「自由」の考え方が目から鱗だった。
やっぱり脳は面白い。
高校生の時に読んでいたら 人生変わっていたであろう
脳の仕組みを知ったら
自分の気持ちに悩まされなくて済むようになった
今まで不思議だった脳のしくみが なんとなくだけど
わかって自分を客観的にみられるようになった
と言っても 見ているのは自分の脳だから 客観的ではないんだけれど
でも やっぱり マウスの実験いっぱいしていることが胸が痛くなる
そしてそれも脳のしくみ
うーむ
脳の事を知る事で恋愛で感じる不安が払拭された。
また、自分がなぜそう感じるのか?その根拠も明確に理解できた。
その根拠も案外曖昧であり、自分が感じていたほど脳は全能でない事が実感できた。
文章はわかりやすくおすすめ、ただページが多い・・・
本当の科学者が書く脳の話は裏付けもしっかりしていて最高に面白い。
池谷氏とは異なり、自分では大した研究成果も出していないのに、人の研究成果をさも自分の手柄のようにメディアで語る偽物学者もどきのタレント達とは全然違う本当の現役科学者だから語れるホットな話題が満載。
脳科学者池谷裕二さんが、母校の高校生に向けた「脳」についての授業をまとめたもの。
自薦するだけあって、とてもよくまとめられていました。
(奇妙なのは、生徒側がものすごくハイレベルな学生である点…笑)
・「選択盲」…選んだ本当の理由に気づかず、事後的に理由をこじつける脳の性質。
・ある人は気付くけど、ある人は気付かない。気付かないひとにとっては「それが存在しない」世界に生きているから、自分が「どれほど気付かないか」ということすら気付かない。
・お金をもらいすぎると、仕事自体の魅力が落ちる可能性がある…感情を行動に整合する
・「作話」…行動が先にあり、その起源を常に探している。
(「ラングトンの蟻」…http://www.asahipress.com/brain/langton_regular/langton.html)
脳科学領域のことを伝えてくれる本は何冊か読んだことがありますが、頭ひとつ抜けている印象です。めちゃくちゃ面白い。内容は深く多岐にわたり、また、筆者以上に面白く伝えることができないので、もう、読んでもらうしかない一冊です。今後、池谷さんが書いた本は追いかけていくことを決心しました。






