足の裏に影はあるか? ないか? 哲学随想

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著者 : 入不二基義
  • 朝日出版社 (2009年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784255004716

足の裏に影はあるか? ないか? 哲学随想の感想・レビュー・書評

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  • 哲学書とはいえ、内容はエッセイなので取り付きやすい。
    ただ入り口はそうであっても、さすがは哲学家、そこから施策の迷宮に彷徨うことになる。
    書いてある文章は読めるし分かるが、内容は複雑で理解できないところもある。しかし一方で、今まで自分が感じていながら表現(説明)出来ないことが見事に論理的に説明されてスッキリするところもある。
    このレベルであれば、もう少し楽しんでみたい。

  • 推薦者 准教授 春木 有亮 先生

    *図書館の所蔵状況はこちらから確認できます。
    http://opac.lib.kitami-it.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB50086539&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB

  • 地元の図書館で読む。プロレス論の部分を読む。哲学者が書くものとしては、読みやすいです。ただし、もっと簡単に書けるのではと思ってしまいます。注目したい哲学者です。

  • 哲学での旅
    足の裏に影はあるのか?
    平等な競争とは何か?
    未来はやってくるのか?

    日常ではあまり考えることのないことを考える。
    先の一問目は、あるというのもないというのも正解だがないということにも二つの言葉があって......。
    と終わりを見ない。
    二問目は、平等というものを押し進めていくと、そもそも競争など必要ないではないか、という答えに繋がり、競争を競争として成り立たせるためには、些末な不平等はないものとして扱う、ということになる。
    しかしそのどこまでが些末な不平等なのか、ということにまで考えを及ぼすと、やはりこれも万人がな得する終着点は見えない。
    三問目も大変興味深い。
    未来はやってくるでしょ、と私たちが信じていることが正しくないとしたら?
    詳しくは本書に任せるとして、「やって来ないということに、未来としての未来の核心がある」というのは目から鱗の思考だ。

    この他にも、プロレスであったりラブレターであったり、決して珍しくはないものから哲学の世界が広がっていく。
    面白いのがゲームの話で、公務員試験ではおなじみの「数的推理」に登場する問題だ。
    ABCの三人が赤と白の帽子をそれぞれかぶって階段にたっており、それぞれ正面を向いている。
    一人ずつ聞いていくとわかったと答えるものがいた。
    一体誰が何色の帽子をかぶっているか?
    というもの。
    これがまさか哲学に繋がるとは!

    思考実験ではあるが、脳内で起きる不思議な旅が味わえる。
    刺激的な一冊だ。

  • 和図書 104/I64
    資料ID 2013103053

  • 「ぼくと宇宙では、どっちが大きいか」や「ぼくは人間ではない」という話を書いていた頃と同じように、幽霊話を書きつけていた頃と同じように、考えていることや思いついたことを、書き連ねてみたい。

  •  随想ということで寸止め感いっぱいw その昔デリダが全然理解できなくて,全然関係ない入不二さんの本を読んだときに,「これって分析系の言語で書かれたデリダじゃん!」って思わず叫びそうになったのが懐かしい。そのときは何か理解が深まった気がしたものだ。まぁ,今思えば多分僕の誤読なんですけど。。。

  • エッセイ集。付録のプロレス論が面白かった。なぜこれを「負の業績」と言ったのか、入不二先生の指導教官や先輩方にお伺いしたい。

    「八百長」「ほんとうの強さ」という言葉は安易に使われる。スポーツライターは全員読め。

  • プロレス論が秀逸。

  • 2010年度名古屋大学入試問題に出題されている。

    すべての二項を無意味化してしまう。そこには、何モノでもない、ただ何かが存在しているだけ。常に内側は外側に従属しているし、外側は内側に規定されている。マトリョーシカの内側にも外側になれる。物事のある部分をマクロ的に見ると、すべての枠組みは無くなる。村上春樹風に言うと、「その偶然は必然だ」というところだろうか?

    個人的には予備校講師の「ルサンチマン」のくだりが面白かった。

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足の裏に影はあるか? ないか? 哲学随想はこんな本です

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足の裏に影はあるか? ないか? 哲学随想の作品紹介

地平線は越えられるか?「私たち」に外はあるか?足の裏に影はあるか?ないか?「無関係」とはどういう関係か?…ほか、目の前に立ち上がる問いを、夢中になって、追跡する。-目もくらむような、24の言葉の結晶。付論「『ほんとうの本物』の問題としてのプロレス」を収録。

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