夕顔の恋

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著者 : 林望
  • 朝日出版社 (2009年12月3日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784255005041

夕顔の恋の感想・レビュー・書評

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  • 百花繚乱の源氏の恋人たちの中で、我らがリンボウ先生が実際会ってみたいと思うのが夕顔だそうだ。確かに夕顔は人気キャラではあるが、この本を読んで紫式部自身も夕顔を特別な女として登場させるべく巧みに盛り上げていることが知れて納得した。出会いのシーンの鮮烈な事と言ったら、夕暮れ生い茂る蔓葉の緑に浮かぶ白く大きな夕顔の花や、あばら家に不似合いなちょっと洒落た格好の女童が対応に出てきたり、扇から香る女の匂いや、ふと気づけば見事な字で歌が書きつけてあるなんて!
    通りすぎる源氏の車の様子を窺う女房達の灯が漏れて蛍と相まっている様子なども幻想的だ。見た目はかなげで庇護欲をかきたてられるし、性格は上品でおっとりしていて歌の返歌などすぐに反応してくる割に意味不明な内容だったりいかにも天然で世間ずれしていない感じなのに、閨房のあしらいは巧みで、男にとっては夢のような理想像だろう。色男の双璧をなす源氏と頭中将を泣く程夢中にさせるのもうなずける。

  • 男性にとっては「めんどくさくなくてひたすらかわいらしい」夕顔はアイドルだそう。

  • りんぼう先生がかたる永遠の恋人 源氏物語の夕顔 をテーマに出会いから枕元にあらわれた妖怪によって亡くなるまでをダイジェストで紹介しています。ほとんどジャケ読み(表紙の写真できめました)でした。

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