情報の呼吸法 (アイデアインク)

著者 :
  • 朝日出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784255006215

作品紹介・あらすじ

ツイッターの第一人者で「tsudaる」という流行語を生み、フォロワーは20万人弱、ソーシャルメディアの最前線を疾走するメディア・アクティビスト津田大介による、超情報時代を楽しむための情報の「吸い込み方と吐き出し方」。
フォロワーの増やし方から、信憑性のはかり方、アイデアを生む「連想ゲーム」術まで。発信しなければリターンはない。情報というガソリンを取り込んで、人を巻き込み、変化を引き起こすための行動型情報入門。「これからのアイデア」をコンパクトに提供する新シリーズ〈アイデアインク〉第1弾。

感想・レビュー・書評

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  • 呼吸方はインプット、アウトプット。アウトプットに重きを置いているように感じた。
    著者はツイッターの使用者としてキーパーソンのようだ(本書を読む限りでは)、そして、アウトプット、ツイッターへの書き込みは大切だという。情報は流れており、その中から、有効な情報を得る。人をチャンネルにして取り込む。チャンネル=キーパーソンである。情報を得るためには、情報発信が必要である。発信しなければ得るものが無い。著者は発信手段として「メルマガ」という携帯を選んだようだ。必要なのは、リアルな結び付きで、人と合うこと。ネットで情報送受は送金システムがしっかりしているか?

    目次から
    情報の受発信は「連想ゲーム」
    情報を「振り返る」というリテラシー
    古典を読んで情報の偏りを是正する
    1割のネガティブよりも9割のポジティブ
    パブリックとプライベートのバランス
    生煮え状態のアイデアをたくさん置いておく

  • 『情報の呼吸法』読みました。周りの人や友達に「消費税ってどう思う?」とか「待機児童って」とか言うと「真面目かよ!」って感じになって、しゅんとしていたけど、ソーシャルメディア使って、色んな人とつながれるといいかも、と思いました。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「しゅんとしていたけど」
      あらら、、、
      自分の興味あるコトを気軽に話せると良いですよね。。。。
      「しゅんとしていたけど」
      あらら、、、
      自分の興味あるコトを気軽に話せると良いですよね。。。。
      2012/09/11
  • 読み終わって、なんかすっきりした。表紙に書かれている「発信しなければ、得るものはない。」。そうだと思う。あとは、続けることだよね。発信も、フォローも。

  • Twitterでよく名前を見かけるので、一度その著作に触れてみたいと思っていた作者。たまたま入手したのが、面目躍如というか、もろ本業に関わる内容であろう本書。第一人者だけあって分かりやすいし、Twitterの使い方も”なるほど”って思わされる部分が色々あった。網羅的に色んな分野に興味があればFBよりTwitterが向く、ってのもなるほど納得。だから自分的にFBはいまひとつ合わんのだな。その中から、実際に会う人が出てきたり、有料情報まで入手するようになったり、ってのも是非取り入れていきたい手段。情報社会に生きることは避けられないんだから、うまく付き合う方法を模索しないと。その答えの、少なくとも一部分は見えてくる、指南書たる良書。

  • 情報をアウトプットしていく。

    Twitterなどのツールを利用し、情報を吸い込み自分の資本を高めたら、それを吐き出す。

    なるほど。
    吸ってはいたけど吐いてないから情報の過呼吸状態にあったのかしら。

    これからはアウトプットして、社会に出て行こう。

  • twitterの使い方を考え直すきっかけになった。

  • 情報はインプットだけでなくアウトプット=呼吸せよ、というメッセージを著者の具体的な経験が交えて書かれている。

    情報選びは「媒体選び」から「人選び」へ。
    マスメディアに差別性はないけど、ツイッターでフォローする人が違えば、得られる情報も圧倒的に異なる。
    自分が興味のある「人」からの情報を積極的にとりにいき、偏りは読書や新聞などで埋める。

    ただインプットするだけでなく、自分の解釈を交えたアウトプットをすることで、自分に絡んでくる人が増える=ソーシャルキャピタルを生める可能性があると思いました。
    リアルなつながりだけでは、自分と似た属性の人が集まるため、何か問題があったときに対処しづらい。
    ソーシャルな場で、多様な人と絡んで関係を作っておけば、それは万が一自分に解決しがたい問題が生じたときの手助けになる、と。

    それはアウトプットして相手に良質な情報+自分のパーソナリティを発信することでできあがる関係だと思いました。

    今後はリアル×ソーシャルな関係を築くためのツールのひとつとしてもソーシャルメディアを使っていきたいと思います。

  • 津田さんが自分でやってきたことを振り返りながら、その解説をしたり意味を見出したりしています。得られた教訓や津田さんの提案はもちろん参考になりますが、その前提として書かれている「どういう状況に置かれていたか、自分は何を考えたか」という部分に、割と読み取るべき内容が多いように感じました。

  • やっと読めた。やはりこういう情報系の本を読むといつも自分から動かないと!って思う。いかにして自分を発信するか、ヒントのようなものを得た気がする。

  • <内容>
    大量の情報が流れる現代において、情報化の注意点を盛り込みながら、インプットとアウトプットのバランスのとり方を指南する、アイデア満載の一冊。

    <感想>
    3・11の震災以降、明らかに様変わりしてきたツイッターやSNSに対する認識。情報そのものへの姿勢が転換する過渡期にある現在、情報とは何か、情報をどう用いるべきかを考えさせられた。

    前半部では津田氏が震災後に何をしていたのか、というレポートにもなっており、彼が感じた戸惑いや情報の取り扱いに関する感想が細かに書かれている。さらに、現在の情報メディア立ち上げまでの自伝的な要素もあり、今をときめく津田氏を知る上でも面白い。また、津田さんの書籍を読む面白さは、本の内容や感想がツイッターなどで活発に意見されているところだと思う。

    同じ業界の同世代(つまりは問題意識の似通った人)をフォローするべし、といったツイッターの使い方の手引きから、ソーシャルキャピタル(またはウィークタイズ)を持つことの意味、さらには情報がストックではなくフローとなったという大まかな流れまで、とかく参考になる話が多かった。とりわけ自分にとっては情報の出力にもっと意識的になるべきだと思った。面白い人にたくさん会いに行き、面白いと思う情報を広く提示していくことの魅力をあらためて感じさせられた。

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著者プロフィール

1973年、東京都生まれ。ジャーナリスト、メディア・アクティビスト、「ポリタス」編集長/「ポリタスTV」キャスター。著書に『情報戦争を生き抜く』『ウェブで政治を動かす! 』(ともに朝日新聞出版)など。

「2023年 『宗教右派とフェミニズム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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