- Amazon.co.jp ・本 (132ページ)
- / ISBN・EAN: 9784255007595
作品紹介・あらすじ
あなたが正しいと思うことが間違っている理由30。自分で自分が怖くなる!自分を知って謙虚になれる、最新の「認知バイアス」練習問題。
本書は、いわゆる認知バイアスと呼ばれる脳のクセを、ドリル風に解説したものです。
私が本を書くときに気をつけていることは、一般の方が読んでも、脳科学や心理学の専門家が読んでも、納得できるレベルに近づけることにあります。今回も気軽な体裁をとってはいますが、細部にまで徹底的な試行錯誤を重ね、最終形に落ち着くまでに実に5年以上を要しました。
さらに、単なる解説本にしたくないという想いから、イラストや装丁を広く一般募集しました。予想を超える多数の応募をいただき、その中から私の構想にピッタリな提案をくださった服部公太郎さんにお願いしました。結果、紙媒体の本として、飾って楽しい、資料としても役立つ、前例のない「絵本」に仕上がったと自負しています。
認知バイアスにはたくさんの項目があります。本書では古典例から最新例まで慎重に30個選定しました。残念ながら取り上げられなかったものについては、代表的な183項目を巻末にリストしています。すべて科学的に実証されたものです。
胸に手を当てながら、素直にこのリストを眺めると、図星を指される項目も多く、自戒に胸が疼きます。でも、落ち込む必要も、恥ずかしがる必要もありません。なぜなら、それらはすべて脳の仕様ですから。人はみな偏屈です。脳のクセを知れば知るほど、自分に対しても他人に対しても優しくなれます。それがこの本の狙いです。(「おわりに」より)
感想・レビュー・書評
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脳のクセ30パターン。
知らず知らずに、このパターンにはまってることある。言われてみれば。という感じで面白く読めました。
迷信が生まれるわけ、選択肢でそちらを選ぶわけ、なるほどと思いました。
髪の分け目も気にしてみよう。。 -
答えが合ってもちっとも嬉しくない。
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ドリル形式で噛み砕いて書かれているので
スキマ時間にも手軽に読みやすかった。
池谷先生の他の本も読んでみたい。 -
認知バイアスの練習問題。
自分で決めているつもりでも、なんらかの影響を受けてそちらに誘導されているとは驚き。
認知心理学、もう少し勉強してみたくなった。 -
認知バイアスを事例と一緒に紹介してくれる。
巻末の認知バイアス用語集を全部覚えたいと思った。 -
おわりにで、『私が本を書くときに気をつけていることは、一般の方が読んでも、脳科学や心理学の専門家が読んでも、納得できるレベルに近づけることにあります。今回も気軽な体裁をとってはいますが、細部にまで徹底的に試行錯誤を重ね、最終形に落ち着くまでに実に5年以上を要しました』とある。最後にこの状態をなんと呼ぶのか書いてあって、その奥が深そうな感じがする。深そうなだけにもっと詳細のほうが読み応えはありそうだ。
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自分では、気がつかない、心の盲点
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短い文章の集まりなので読みやすい。
共感できる部分とそうでない部分があった。
時間つぶしに良い感じ。
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自分では気づかない、ココロの盲点
著:池谷 裕二
本書は、いわゆる認知バイアスと呼ばれる脳のクセを、ドリル風に解説したものである。認知バイアスにはたくさんの項目があり、本書では古典例から最新例まで慎重に30個選定され紹介している。
人はみな偏屈である。脳のクセを知れば知るほど、自分に対しも他人に対しても優しくなれる。それが本書の狙いとなっている。
素直な気持ちで心が動くままに本書を読むと著者の思った通りの選択肢を選んでしまう。素直なのかそれとも天邪鬼なのか、裏をかけばまたその術中にはまってしまう。これが認知バイアスの深さなのかと脳の秘密の奥深さに触れる度にもっと知りたくなってしまう。
どこかで聞いたことのある認知バイアスの言葉。聞いたことはあるが自分ではうまく説明できない。それを著者は脳については全くの初心者である私でさえも腹落ちさせてくれながら解説を進めてくれる。難しさを感じさせない平易な言葉とユーモアたっぷりに表現されており、著者の並々ならぬ努力と工夫を感じる一冊であった。
決めつけや思い付きのいい加減さが胸に染み入る。 -
心理
読みたい本にリストアップしておこう、、、
読みたい本にリストアップしておこう、、、