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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
99の文体がそれぞれしっかりと特徴をつかんでいて面白い。作者はもちろん、これを訳した朝比奈さんのセンスもかなり秀逸だと思う。シンプルながら遊び心のある装丁も気に入りました。フランス語が理解できればもっと面白かったかも。
同一の内容をさまざまな文体で綴った本。
訳者の人は大変だったと思うし、それゆえにレーモン・クノーの要素は薄れていると思う。
試みはすごく面白く、楽しく読んだのだけれど、少し遊びすぎのような気がして、もうちょっと「文体練習」としての有用性があるようにも出来たのではと感じた。
星3と4ですごく迷ったので、ふとした拍子に4に上げる可能性あり。
一見くだらない、けど、とびきり知的で面白い言語体験。
翻訳も、色刷りの製版にも手間がかかっただろうなと思う。その丁寧なつくりを手にしているだけで嬉しくなる本。
クノーさんも凄いけど、訳者の人もお疲れ様すぎるなこれはwどんどん言葉が解体されて意味をなさなくなっていった末の99章目の仕掛け、感動してしまった。ただの言語実験集じゃなくて、立派に物語体験した充足感に満たされました
ある日常のどうでもいい状況を、100通りの文体で言い表したという、フランスの奇書。中身もそうですがびっくりしたのは値段で、200頁もないのに3400円もする。しかも本文は135頁までで、残り60頁は訳者の解説というのも、こういった本ならではな感じです。「仏語の翻訳というよりゲーム感覚になっていった、しかし日本語の無力さを感じることはなく、日本語のいい探検になった」的な訳者の感想が印象的でした。 ... 続きを読む »
値段が高いので未だに手が出せてません。
それさえなければ星5つなのにな(涙)
この本は、百聞は一見にしかず!
という言葉がまさしく当てはまるもの。
視覚的にも鮮やかです。
ほんの数行のストーリーを、99の文体で書くという試み。面白い!楽しい!百科事典とか、資料集とか、そんな感覚。
ひとつの些細な出来事が、99通りに及ぶ「書き換え」だけによって構成された作品。解説はいっさいなく、私たちはただ延々と「バスの出来事と男のボタンの話」を読ませられるだけ。しかしこれが嘘のようにおもしろい。私たちが普段いかに多様な言葉や多様な文体の中で生きているのかを改めて考えさせられる。原著も読みたいが(フランス語だから読めないけど…)でもこれは翻訳が抜群に良い!これぞ「超訳」。
なにはともあれ、まずお手にとっていただきたい。タイポグラフィも装丁も素敵すぎです。(Y.N.)
<2011年9-10月 図書館員のオススメ>
堅苦しい本ではありません。同じ文章が何通りにも書き換えられて一冊の本になっているそのすごさ!表現の可能性を見せてくれる本です。
読み方次第で得れるものはまったくの皆無からそれこそ99個程もある、でもまったく中身のない不思議な本。
同じでき事を99の言い回しで記載したアート。
同じことを何度も何度も繰り返し書いてある、ただそれだけなんだけれど、
それだけじゃない。
その同じことを、字体を変えたり、表現方法を変えたり、主体を変えたりして繰り返す。
だから新鮮と言えば新鮮で、つまらないと言えばつまらない。
読む、本ではないけれど、楽しい本ではある。
言葉の多様性、表現のなんたるかを考えるに適した本。
「Story Seller 2」の伊坂さんの小説を読んで、再読。
はじめは新鮮で、だんだん課題をやっている気分になり、正直読み切るのは大変だっけど、達成感は大きい。
文章そのものと、印刷での表現がいろいろ試されていて面白い。
p130~の付録部分もいい。
高いけど、購入して手元に置いておきたい本。
これはとても画期的な試みに基づいた本。
一つのなにくわぬ情景を記したセンテンスを、物語、会話、手紙、電報、詩、戯曲、古語、客観的、主観的、メモなど、さまざまな文体表現法(スタイル)によって書かれた文章が掲載されています。
表現のバリエーションを感じる、興味深い試みですね。
著者が遊び心と茶目っ気だけでなく、並々ならぬ文章力を持っていないと、こうしたものは作れなかったことでしょう。
読んでいるだけで、文章力を高める勉強になると思います。
まさに、目からウロコが落ちた気分になりました。
これは、文章の粋を極めたものですが、文章ごとに異なる表現で映像化しても、おもしろいものが作れそうな気がします。
万華鏡のような本。くるくる、きらきら…。
同じ材料からどんどん違う模様が作り出されていく。
あまり懇つめて読むと酔ってしまいそうな本。
言葉は生き物。自在に操る著者とそれを日本語にした訳者に拍手♪訳者のあとがきを読んでさらに拍手!
バッハの研究をしている恩師が薦めてくれた一冊。
帯文の
『文体練習』がもつリズムと響きは、『フーガの技法』から生まれた。バッハの音楽を文学にしたなら、きっとこんな作品になるに違いない。
彼はきっとこの文句に惹かれて『文体練習』と出会ったのでしょう。私は先生に惹かれて『文体練習』と出会いましたよ。
センセイの家からこの本はうちへ出張してくれています。
ずっと前に読んでいてふと思い出した本。
一つのストーリを様々な文体で書き分けた不思議な本。それだけで一冊分をまとめている。
究極の言葉遊び。名前通り文体の訓練には最適です。
同じ文章を99通りの文体で書くレーモンさんに脱帽。訳者の朝比奈さんには拍手。読み物としても笑い所があって面白いので、興味のある方は是非一読を。
文体ひとつひとつが個性的。
伝え方の多様性にとても面白みを実感できる作品でした。
驚いたのは、日本語は元々言い回しが多いと思いますが、フランス語がこんなに遊べる言語であるということです。
フランス語は読めませんが、原作の文体を隣に並べて眺めてみたい気持ちになります。
なんてことない出来事が、あらゆる言葉や文体、技法で、
何通りにも書き分けられていく。
言葉の持つ力に圧倒されました。
原書を読んでみたいのですが、フランス語。
さっぱりです。
英語なら「まだ」マシなんだけど、多分。
朝日出版社の言葉で、
「バッハの音楽を文学にしたら、
きっとこんな作品になるに違いない」
とあるけど、本当にそうだろうなあ。






