仮面ライダー響鬼: 明日への指針 (ソノラマ文庫 い 4-5)

著者 :
  • 朝日ソノラマ
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本棚登録 : 63
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784257770572

作品紹介・あらすじ

安達明日夢は、高校入試を間近に控えた14歳。偏差値トップクラスの城南高校か、ブラスバンドの盛んな城北高校か…。ギリギリまで迷った挙げ句城南に出願した明日夢だが、いまだに入試に臨む自信が持てないでいる。そんな折、法事のために訪れた母の故郷・屋久島。そこには、明日夢の日常を大きく変える出会いが待っていた。不思議な魅力を持つ男・ヒビキ、そして、巨大な妖怪と戦う「鬼」-。リアルなヒーロー像と少年の成長を生き生きと描く話題作「仮面ライダー響鬼」ノベライズ版。

感想・レビュー・書評

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  • 明日夢くんの受験の描写がリアルで、自分の受験を思い出してそわそわする。

  • 再読しました。仮面ライダー響鬼のノベライズ。
    響鬼のノベライズはキャラクター文庫からも出ていますが、あんな紛い物ではなく、本放送の仮面ライダー響鬼、正真正銘本物が書かれた正規の小説版です。
    あの紛い物は即座に回収して、本作をカバーだけ変えて再版すべきなほど正統派で、大変面白かったです。

    内容は、本放送の大体5話までの内容に忠実に書かれたノベライズで、それに若干経緯を加えた感じになっています。
    文体は読みやすく、本放送の雰囲気を大事にした内容になっています。作者の稲元おさむさんは寡聞にして存じなかったのですが、氏の書いた別の作品も是非読ませていただきたいと思いたくなるくらい良かったです。読んでて、そうそうこれがヒビキさんだよと思い出される作品でした。

    文庫本一冊しか出していないのが残念です。続きを書いてほしいなぁ。

  • 高校受験を控えながらも進路選択に悩み多き少年・明日夢は、法事で訪れた屋久島で怪物・魔化魍の土蜘蛛に襲われる。絶体絶命の明日夢を助けたのはフェリーで出逢った不思議な男性、ヒビキだった――紫の炎に包まれ“鬼”である響鬼へと変身し、魔化魍との戦いに身を投じるヒビキと、彼に憧れを抱き、悩み多き青春の日々を送る明日夢の物語「仮面ライダー響鬼」の第一話から六話辺りのノベライズ。

    響鬼この間完走しました~いろいろ言われてる作品ではありますが私はほんとにね! 大好きで! 大好きでしてね! ヒビキと明日夢の関係がね! ですが見終わっちゃったので響鬼不足で不足で。べつにおほもじゃなくていいんで、ヒビあすください…
    マンガだと思っていたらこちらはノベライズだったので気になって読んでみました。多分1~6話辺りまでかな。本編では描かれなかったシーンとか(何でヒビキの音撃棒が壊れたのかとか、受験当日のこととか。他、屋久島の描写など)小説ならではの、本編よりもつっこんだ明日夢の心理描写などが特筆で響鬼好きな人は読んでおいて損はないはず。というか、むしろ全編のノベライズ読みたいです…_(:3 」∠)_
    高校受験を目前に悩む中学生男子をありありと描いていて、ああなんかわかる…と思ったり。自分もこうだったかな。こんな明日夢のような悩み抱えてる子は多いんだろうな、なんて。そんな彼に自分の道や考えをしっかり持ってるヒビキはどれだけ眩しく見えたんだろうなあ。ああヒビあす師弟好き好き。大人に憧れる少年って構図が大変にいとおしいです。また改めて全編見直したいなあと思いました。いやホント全編ノベライズ誰かやってくれませんかねえ… ところでタイトルにもなってる、ヒビキが明日夢に渡したコンパスって本編で結局どうなったのだっけ…せめて最終回辺りに持ちだして来て欲しかった…(最終回に出た記憶がない…)

  • 読みやすいノベライズだなぁと思いました。本編も見たことあるので、あそこのシーンかぁと思いつつ読めました。序盤だけで終わっちゃうのがもったいない(´`)

  • 屋久島などを舞台とした作品です。

  • 「仮面ライダー響鬼」の本編、明日夢少年の受験までを映像版とは別の視点でノベライズした一冊です。

    本編では描かれなかった場面などの描写もあり、映像版の補完的な意味合いでも楽しめます。
    とくにプロローグはコアな響鬼ファンの方なら必読な内容だと思います!

  • 本編の1~5巻を明日夢くん視点で凝縮した感じ。でもいきなりなつきすぎだろーとかは思いました。

  • 大変面白かったです。本編にかなり忠実で、キャラクターの描写に違和感が無い。
    稲元おさむさんという方の小説は初めて読みましたが、テンポ良く平易でこなれた文章ですね。
    なにより、『響鬼』の世界観をよく理解なさってるのだと思います。
    地の文に擬音が多くて私にはちょっと読みづらいんだけど、それは仕方ないかなぁ。仮面ライダーだし。
    続編出ないのかな。出るといいな。

    …が、いやーまいった。久しぶりにBL小説読んだような気がする(笑)。
    明日夢くん視点で描かれているからでしょうか、くすぐったいったらないですよ。
    挿絵の岩崎美奈子さんは良い仕事し過ぎです。
    『揺れ動く年頃の少年が謎めいた三十路に心惹かれていく様子が丁寧に描写されていて、プラトニックなじれったい系お好きな方には超!お薦めです。』
    とか書くね、私がBL小説のレビューやってるんだったら。
    本編に限りなく忠実なのに…いや、忠実であるが故なのか…
    (2005.8.26 mixiにUPした感想文。)

  • 仮面ライダーもここまで進化したか――と思うと同時に、別にこれ仮面ライダーじゃなくってもいいんじゃないかなーとも思いました。元祖を見たことも、他シリーズを見たことも、現シリーズも見ない私が言うのも何ですが。近年の日曜朝八時代の枠の仮面ライダーシリーズはちらっと見かけたときに全く意味が分からず「これで子供が分かるのかなー」と思っていたのですが、響鬼は一応敵味方がはっきりしてるので(一瞬響鬼の方が敵キャラかと間違えそうになりましたが)、途中からみてもなんとかなりそうな感はあります。ただ鬼を取り巻く設定は、一度きちんと説明されないとわだかまりが残りそうです。
    この本は、明日夢君という鬼とは無縁の普通の少年が主人公なので、私達にもわかりやすいような仕組みになっています。テレビ放送の始めのみがノベライズされていているのですが、それなりに区切りはついているので、むきーっとなる心配はなさそうです。
    ただ、読むと実写版を見たくなるので注意笑。

  • 2005年の仮面ライダー、「響鬼」の小説です。どんなものかなと思ったけど、さらりと読みやすくて、本編では伺えない人物の内面描写があって、これはこれで面白かったです。ヒビキさんとディスクアニマルが可愛らしいです(笑)

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