永久帰還装置

著者 :
  • 朝日ソノラマ
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本棚登録 : 57
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784257790488

感想・レビュー・書評

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  • 赤塚図書館313

    どんでん返しとかはない。登場人物が頭良くて色んな可能性が示唆され続けるから。

  • 2001年11月30日、初、並、帯無
    2015年9月6日スカイルBF

  • フヒト・ミュグラ(美倉不比等、時空を超えて逃げ回る犯罪者ボルター、この世界では火星連邦大統領となっている)と小鴨蓮角(おかもれんかく、ボルターを追う永久追跡刑事、昭和38年4月1日生まれ、脳にボルター追跡装置リンガフランカーが埋め込まれている)の追跡劇。そこに火星で隠れた権力を持つ火星連邦中央戦略情報局の面々(マイダス・B・メラ(戦略情報局局長)、ケイ・ミン(同局員、メラの部下)、キベーレ(ケイ・ミンの同僚、コンピューターのプロ)、パーン(ケイ・ミンの同僚、攻撃のプロ)、シレノ(ケイ・ミンのボディガード))が絡むというのが、基本的なストーリーの流れ。ケイ・ミンと小鴨蓮角のラブ・ストーリーでもある。
    タイトルの永久帰還装置であるが、具体的にはクリームパンの包装袋として作品中には登場するのだが、難しすぎて私にはなぜ永久帰還装置というタイトルでないとならなかったのか、筆者が何を言いたかったのか、よくわからなかった。

  • ちょっと古い印象も受けるけど、イメージとテクノロジーが融合した近未来。人間の記憶と存在意義と、誰もが何処かに帰るべき場所を持っているという郷愁。帰るべき場所の道標がメロンパンの包み紙だったりして郷愁の実体のあやふやさと、それでも帰るべき場所を探す行為と。
    入れ子構造になった物語が知恵の輪みたいにからまって、最後はメランコリックに閉じていく。

  • 次元を超越する犯罪者を追って、地球から来た警察が稼いで奮闘する話。
    長い。そして会話がクドい。
    いかにも理系が好みそうなSFで、会話の内容も哲学的でもあり。
    哲学好き理系にはたまらない話。
    面白いが、長い。そしてラストはあっけない。

  • ガチガチのハードSFだと思ったら、実は恋愛モノだった・・・と言う解釈でよろしいですか?
    『敵は海賊』シリーズにも通底するテーマを敷衍しながら、普通にエンターテイメントとして楽しめました。よか。

  • 持っているのは文庫版。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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