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- Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
- / ISBN・EAN: 9784259560690
感想・レビュー・書評
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多くの農家の方にとって、種や苗は「購入するもの」という認識だと思う。その方が品質が安定するし、土地を有効に活用できる。しかし、著者の岩崎さんは、その土地にあった固定種にこだわって、長年、自家採取を続けられてきた方。種から次の世代の種になるまで野菜たちを見守り続けてきた経験をまとめた本書は、自家採取に興味がある方にとっては最良の教科書になるだろう。自家採取をしたことがない人にとっても、本書を読めば自分だけの固定種の育成をやってみたくなるに違いない。
本書は自家採取にフォーカスした有機農業関連書であるが、他の有機農業関連書籍と違って「アンチ薬剤」「アンチ自由主義経済」といったイデオロギー色がないのがいい。文章には野菜たちへの愛情があふれている。詳細をみるコメント0件をすべて表示