ニーズ中心の福祉社会へ―当事者主権の次世代福祉戦略 (シリーズ ケアをひらく)
- 医学書院 (2008年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784260006439
作品紹介・あらすじ
「当事者になる」ことは、みずからニーズの主体となり、社会がそれを満たす責任を要求するクレイム申し立て活動と不可分である。いまだ存在していないニーズを生成し、顕在化させるプロセスは、どういう社会がのぞましいか、という社会構想力をともなう創造的な過程である。それには、規範的、政治的な選択が関わってくる。「ニーズ中心」という本書の立場は、そのための理論的基礎を提供することを目的としている。
感想・レビュー・書評
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多岐な分野にわたって、それぞれ第一線で活躍されている方の論文掲載。
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[ 内容 ]
「当事者になる」ことは、みずからニーズの主体となり、社会がそれを満たす責任を要求するクレイム申し立て活動と不可分である。
いまだ存在していないニーズを生成し、顕在化させるプロセスは、どういう社会がのぞましいか、という社会構想力をともなう創造的な過程である。
それには、規範的、政治的な選択が関わってくる。
「ニーズ中心」という本書の立場は、そのための理論的基礎を提供することを目的としている。
[ 目次 ]
理念(当事者とは誰か?―ニーズ中心の福祉社会のために)
ニーズとサービス(ケアサービスのシステムと当事者主権;高齢者のニーズ生成のプロセス ―介護保険サービス利用者の語りから;ニーズはなぜ潜在化するのか―高齢者虐待問題と増大する「息子」加害者)
事業(福祉多元社会における協セクターの役割;福祉事業における非営利・協同セクターの実践―生活クラブ生協千葉の事例から)
制度(三つの福祉政府体系と当事者主権;これからの社会保障政策と障害福祉―高齢者ケアとの統合を含む社会サービスの可能性を視野に)
アクション(楽観してよいはずだ;当事者主権の福祉戦略―ユーザユニオンの結成へ)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
当事者主権が叫ばれつつも、それをいつも邪魔するのが行政だということがわかる。でもいつまでも国に口出しされて黙っちゃおれんという声を上げていかねばならなくて、福祉サービスユーザーユニオンが非常に気になる。もうできているのかな?