その先の看護を変える気づき: 学びつづけるナースたち

制作 : 柳田 邦男 
  • 医学書院
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784260012034

作品紹介・あらすじ

看護師であることに迷ったとき、この本を手にとってみてください。ここにはたくさんの物語がつまっています。それはきっと、あなたを元気にしてくれるでしょう。そして、あなたにも、一生の宝物になる物語が心に浮かんでくるはずです。

感想・レビュー・書評

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  • <閲覧スタッフより>
    看護学生、4年目看護師、10年ぶりに復帰した看護師、看護師長といった、様々な立場の看護師たちのエッセイ集です。看護師たちは患者と出会って接していくうちに、嬉しい言葉をかけられたり、悲しい別れが待っていたりします。難しい職業ですが、とてもやりがいのある仕事だと思います。
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    所在記号: 492.904||ソノ
    資料番号: 35003847
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  • 向いてないんじゃないかとか、そんなつまづいちゃった ベテラン看護師さんに読んで欲しいし
    これから、 たくさんの経験をする新人看護師さんにもおすすめ。体験集。

  • 永見純子先生  おすすめ
    49【専門】492.9-Y

  • ・かつて慶應義塾大学の精神科助教授だった頃の故小此木啓吾先生は、学生の講義の最初に必ず「アイスクリームを食べない子」の例を揚げておられた。友達の家に幼い子たちが集まって遊んでいた時、その家のお母さんがみんなにアイスクリームを出した。ところが、一人だけ食べない子がいた。「なぜ食べないのか、理由を挙げよ」と学生の問うと、学生はそれぞれに理由を推測して答える。
    「食べたいという食欲がないから」「冷たいものを食べると下痢をするから」「よそで出されたものを食べるのはいけないと、家でしつけられていたから」「太りたくないから」等、いろいろ意見が出された。
    小此木先生はそれらの理由をいくつものパタンに整理して、それぞれを精神医学の用語でとらえると、「欲求がない」「自我(エゴ)の働き」「超自我(スーパーエゴ)の働き」「理想自我の働き」などということになると説明する。そして、こう語るのだった。
    「人間は自分の行動を決意していく時の判断基準というものを一通りではなく、いくつももっている。そして、生きている間に遭遇するいろいろな場面で、それらの判断基準を多様に使いながら、行動を決定し、社会に適応して生きているのです」

    ・そこで思い浮かべたのは、十数年前に来日した英語のホスピス創設者シシリー・ソンダース博士が私のインタビューに答えて語った数々の珠玉のような言葉の中の一つだ。
    「自分のすべてを理解してほしいと思っている患者はいません。ある患者に尋ねたことがあります。『いちばんしてほしいことは何ですか』と。彼の答えは、『自分をわかろうとしてくれる人がいればいい』というものでした。自分を理解しようと努めてくれる人を求めていたんです」。

  • 看護そのものに対して悩んだ時に読んでいただきたい。

  • N100

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