- Amazon.co.jp ・本 (25ページ)
- / ISBN・EAN: 9784264018100
感想・レビュー・書評
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妻がペーパーバック版を購入。検索で出てこないので、こちらで登録。
後書きで見ると、チャウシェスク政権が倒壊した後のルーマニア体験を元にしたとの事。
独裁者のカロル将軍は、自分に敵対する者を捉えては牢に繋ぐという国一番の嫌われ者。
ある日突然に家の門扉に小さな花のリース。これが毎日続くので捉えて見たら、自分が捕まえた夫婦の娘で、この夫婦は牢獄で死んだとのこと。なぜ、敵である将軍に花のリースを··?
キリストの言葉とはわかるが、将軍にも罪の意識が無いと改心に結びつくのはどうだろうか。
ロシアのあの大統領にも読ませたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「おれは世界で一番えらいんだ!」
といって、気にくわない人をろうやになげこんでしまうカロル将軍
ある日、家の門に小さな花のリースがかざってありました
「だれだ! おれんちの門に花なんかおいていくやつは!」
カロル将軍がかくれてこっそり見ていると、
やってきたのは、小さな女の子でした
「おい! そこで何をしている!」
カロル将軍が大きな声でどなると、女の子は...
《この物語は、ルーマニアで本当にあったことをもとにして書かれたお話です。》
リースは、終わりのない環であることから、
終わりのない愛を示す形として、
世界中の人々に愛されています。──カバー解説より
添えられた副題は“Wreath of Love”(愛のリース)
リースにこめられた女の子の愛が心をうつ、2000年発行の絵本 -
時折、意固地になり、心を固くなに閉ざす事はないだろうか? そんな心を溶かすのは非難でも叱りの言葉でもない。ひたすら、愛し続ける事。それを認識させてくれる。