岩崎調べる学習新書 (1) マンガの歴史 1

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  • 岩崎書店 (2017年8月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265008315

岩崎調べる学習新書 (1) マンガの歴史 1の感想・レビュー・書評

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  •  満点にしなかったのは図版が1枚も無いことから。
     価格を安く抑えたかったのだろうが、マンガの研究書で図版が無いのは隔靴掻痒。
     この本、異様なまでに開きやすく、最初は背割れしているのかと思った。コデックス装という特殊な製本らしい。
     苦言を呈したものの、全巻つきあうつもりでいる。
     マンガの背景描写の革新に関谷ひさしが一役買っているという指摘はさすがみなもと先生。

  • ちばてつやに関する件が一番興味深かった。むしろ、ちばてつやで一冊書いて欲しいくらい。朝日や青空を描くのではなく、目覚めて、起きて、布団を畳んで、顔を洗って…という一連の「生活」の流れをゆっくり、じっくり描くことで「朝」を表現したのが「新しかった」のだと。手塚、トキワ荘の流れとは別のところで育ったちばてつやだからこそなし得た新しさ。

    こういう視点で漫画を読んだことなかったので非情に参考になった。漫画に限らず映画でも何でも、「何気ないシーン」にも何か意味がある(何かを表現している)、というのは何となく意識はしていたけれど、こういう読み解き方をすればいいのだ(そう簡単なことではないけれど)。

  • 『マンガの歴史』作者:みなもと太郎という文字列だけで買うべきとわかる本。
    あまりに有名な「トキワ荘」中心のマンガ史観にとらわれすぎていて見えなかった日本におけるマンガという文化の歴史を、丁寧に紐解いている。映画も様々な作品群から影響を受けて歴史の流れが生まれているのとなんら変わらず、マンガも影響し、影響されあって発展していったのだということがよくわかる。
    小学生以上向けに書かれていることもあり、文は平易も平易。しかし書かれていることはガチ。

  • 読みやすくてわかりやすい。
    手塚治虫のくだりなんて他でも何かと何度も
    見聞きしてるハズなんだけどあらためて
    手塚治虫という革命と奇跡と宿命・運命を
    思い知らされました。
    図版は必要ないと思います。調べてくれ、買って読め
    と言う事でしょう”調べる学習新書”。
    手間のかかった開きやすい製本は
    いかにも本がばらけそうで怖いですがw

    それと、こういう目の付け所は岩崎夏海お見事!
    と言うかありがとう!と言えば良いのか。

  • 重要人物や出来事がシンプルに書かれていて、分かりやすいし読みやすい。特に、貸本マンガの興亡から劇画誕生の流れがとても面白かった。取り上げるマンガが載って無いので、ググりながら読みました。
    欲を言えば、参考資料として取り上げるマンガのコマを載せて欲しかった。ただ、「調べる新書」とあるので、自分で調べながら読むのも良いか。

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