1こでも100このりんご (えほん・ワンダーランド)

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著者 : 井上正治
  • 岩崎書店 (1993年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265011254

1こでも100このりんご (えほん・ワンダーランド)の感想・レビュー・書評

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  • 果物屋さんの店先に飾られた1個のりんご。
    通りかかる人々が、それぞれにりんごへの思いを語る。
    ある人は「懐かしいなあ」、またある人は「良い色だ」、またある人は無言でぽろぽろ涙を流す、という風に。

    りんごは1個だけど、100人いれば100通りの見方がある。「1個でも100個」という逆説的な言葉に、(年齢的には)大人の私も思わずはっとさせられました。

    例え同じものを見ても、人によって着眼点や考え方・感じ方は全然違う、というのは、集団の中で生きていく上でものすごく大切な事ですよね。それなのに、ちょっと気を抜くとすぐに忘れてしまいがちなのが尚更怖い。
    「こう考えるべきだ」「こう思わない奴はおかしい」そんな思考に囚われて息苦しくなっている時は、このりんごを思い出してクールダウンしなきゃなあ。

    最後のページで誇らしげに輝くりんごを見て、清岡卓行氏の評論「ミロのヴィーナス」を思い出してしまいました。

  • 小さい子から大きい人にも読み聞かせできそう。やさしい言葉と絵で、伝えたいことがはっきり伝わる。

  • なるほど…りんごは 1こだけど 見る人 100人いたら…考えさせれる!!

  • 処方箋:相手の感情に責任を持っていませんか

  • 果物屋の店先にある1個のりんご。
    それを見た通りすがりの人々がそれぞれ漏らす言葉を聞いて、りんごは人々が何の仕事なのかを想像する。
    忙しそうなサラリーマンは子供のころの遠足を思い出す。
    農家の人たちはりっぱなりんごだと褒める。
    りんごの色を決めかねる絵描き。
    りんごは健康にいいと言うお医者さん。
    りんごの歌ならたくさん知っているという作曲家。
    子供たちが遠足に持って行く果物を選ぶ。
    ある女の子がりんごを選び、遠足で食べると周りの子供たちもりんごにすればよかったと思う。

    りんごは自分は1つだけれど、それを見た人が100人いれば自分は100通りのりんごになる。
    1個でも100個のりんご、だと思うのだった。

    思いは人それぞれ。

    全体的に白黒でりんごだけが赤い絵が印象的。

  • 1このリンゴでも見る人が変わればそれだけのりんごがある。見た人の数だけりんごの物語がある。

  • 第一回 ブックバイキング

    5分
    選書したのは全員女子でした。
    職業を一部クイズ形式にして読みました。

    同じりんご1こでも、人それぞれ何とおりも見方があるよ!というお話でした。堅くなった大人の頭にもお薦めします!

  •  くだものやさんの1このりんご。その前を通る人は、同じりんごを見ているんだけれど、それぞれにいろいろなことを考える。りんごだけが赤く、カラーで描かれている。

  • 図書館で借りました。

     絵本。リンゴの独白。個性重視というか、千差万別?
     リンゴ視点。
     八百屋さんの店先に出されたリンゴ。
     それを見た通りすがりの人たちは一言ずつ、リンゴに関するコメントをして、リンゴはそれから相手の職業を推測していく。
     リンゴは一つだけれど、百人の人がリンゴを見ればいれば、百のリンゴになる、というお話。

     水墨画のように白黒の絵に、リンゴだけが赤く彩色されている。これは上手いやり方だなあと思う。
     最後にリンゴが女の子にたべられてしまうときだけ、全体に彩色。
     たべられる瞬間も痛々しさはない。
     可愛らしい話。絵も木訥で淡く、無夜の好み。

  • まちの中のくだものやさんにりんごがひとつ並んでいます。その前をいろいろな人が通り、りんごを目にとめ感想を言うのですが…みんな感じ方はいろいろ。
    農家の人たちはいい畑で育ったりんごだろうと感心するし、画家はすてきな色、描くのに難しい色だと悩むし、学校の先生は3個買うとおつりは・・・といった具合。中には職業不詳の気になる人も…。

    それぞれのセリフから、誰がいっているのかを当てるもの楽しいし、黒白で描かれた絵に赤いりんごが映えて絵も面白いです。
    みるひとが100人いれば1個のりんごも100通り。
    あなたはこのりんごにどんな感想を持ちますか?

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