やさしさをください 傷ついた心を癒すアニマル・セラピー農場 (ノンフィクション・生きるチカラ12)

著者 :
  • 岩崎書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (170ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265042982

作品紹介・あらすじ

虐待やいじめによって傷ついた子どもたち。かれらは、動物たちとふれあい、世話をしていく中で、命の大切さや「やさしさ」とは何なのかを学んでいった。子どもたちの心を癒し再生していく、「わすれな草農場」での日々を丹念に追ったノンフィクション。

感想・レビュー・書評

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  • 傷つけられた子供が、傷つけられた動物の世話をすることによりセルフ・エスティームを高めていく。
    仔猫や仔犬をさわる時に、『やさしくしてね』『そっとね』という言葉が判るのは、優しくされた経験があるから。
    この農場にやってくる子供達は、虐待や育児放棄などにより、当然受けるべき親の愛を知らない。
    そんな子供達はせつないほど感情をこめて動物を抱きしめるという。
    児童向けの本でしたが、とてもせつなかったです。でも
    前向きな内容なので救いは感じました。

  • 子どもたちと動物とが互いに出会い癒されていく姿が印象的な一冊です。

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著者プロフィール

大塚敦子
1960年和歌山市生まれ。上智大学文学部英文学学科卒業。パレスチナ民衆蜂起、湾岸戦争などの国際紛争を取材を経て、死と向きあう人々の生き方、自然や動物との絆を活かして、罪を犯した人や紛争後の社会を再生する試みなどについて執筆。
『さよなら エルマおばあさん』(小学館)で、2001年講談社出版文化賞絵本賞、小学館児童出版文化賞受賞。『〈刑務所〉で盲導犬を育てる』(岩波ジュニア新書)、『はたらく地雷探知犬』(講談社青い鳥文庫)、『ギヴ・ミー・ア・チャンス 犬と少年の再出発』(講談社)、『いつか帰りたい ぼくのふるさと 福島第一原発20キロ圏内から来たねこ』(小学館)など著書多数。
ホームページ:www.atsukophoto.com


「2020年 『シリアで猫を救う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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