糸に染まる季節 (ちしきのぽけっと13)

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著者 : 大西暢夫
制作 : 大西 暢夫 
  • 岩崎書店 (2010年11月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265043637

糸に染まる季節 (ちしきのぽけっと13)の感想・レビュー・書評

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  • 『色には季節がある』、という言葉で始まる大西暢雄さんによる写真集。
    被写体は、新潟県十日町市に住む染織家・岩田重信さんの手仕事だ。
    色には季節があるというのは、その岩田さんの言葉。
    ??と思わずページをめくる手が止まる、このひと言。
    そう「季節には色がある」という分には何の違和感もない。
    無駄のない大西さんの文体と、岩田さんの仕事ぶりを実に自然に写し取る画像とで、この言葉の意味を探っていく。
    そして、じょじょに、ゆっくりと解消されていく。

    『自分の育った町の植物で染めたい。十日町の色を出したい』
    その思いで植物を採集し煮出して染色液を作る。
    それはどれも、その季節だけの植物から出た色であり、つまりそれらの色は季節そのものなのだ。
    う~ん、こんな見方はしたこともなかった。
    複雑にして素朴な草木染の魅力は、それはそれは手間暇かけて完成に近づいていくものなのだね。
    春の色は春、夏の色は夏にしか染められない。
    まさに、「衣・食・住」と同じで季節の流れに沿った当たり前の暮らしが、とても尊いものに見えてくる。
    かつては、誰もがそうしていたはずなのに。

    子どもたちにもぜひ見せたい一冊だ。
    分からずとも、何かを感じ取ってくれることを願って。

  • [墨田区図書館]

    「かがくが好きになる絵本100」という本を読んで、学校の読み聞かせで使おうと借りてきた本。選んだ理由は2年生から蚕の世話をするのかと思ったから。でも思ったより「染色」に特化した話で蚕はおろか、糸についても冒頭でさらりと紹介されただけだったし、1年生への読み聞かせにはやや字も多く、内容的に理解で切るか分からなかったので、「草の汁から糸に色をつける」「絞り染めという縫った後で模様を作る方法」を簡単に紹介するくらいのつもりで、写真絵本の説明読み聞かせのつもりで紹介した本。

    どこまで正しく理解したかはともかく、そこそこ興味を持ってくれたようだったので、良かった。

  • その土地の植物を採集して
    その土地にしかない色で染め上げる

    科学的な説明はなくて
    たんたんと染色の過程の写真が続く
    寒い時期の立ち上る湯気が印象的

  • 新潟県十日町市の染色家の紹介。
    一年を通じての染色作業の様子が描かれている。
    写真絵本なので、非常に分かりやすい。

  • 興味深く読みました。
    写真がいい。
    新潟県十日町市の染織家の暮らしを追う。
    かいこのまゆから紡いだ糸を染める仕事、
    十日町の色を出したいから、十日町で育った植物を使って。
    その土地にあった季節の流れに沿った暮らしは、
    素朴で知恵のある暮らしだ。

    東日本大震災で被災されていませんように。

  •  新潟県十日町市、染色家の岩田さん一家。

  • 草木染めはいいなぁ、その素朴さが。染物も、食と同じで旬があり、四季で回る、という考え方にハッとした。そうだよ、食以外にも、昔は生活が皆そうだったんだ。

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