落窪物語 いじめられた姫君とかがやく貴公子の恋 (ストーリーで楽しむ日本の古典 2)
- 岩崎書店 (2012年12月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
- / ISBN・EAN: 9784265049820
感想・レビュー・書評
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長女が中学校図書室から。
二昔前なら田辺聖子、一昔前なら氷室冴子版だったけれど、平成の女子中学生は越水利江子版(娘たちには『恋する新選組』はじめ和物歴史ファンタジーでお気に入りの作家さん)。
夜はすぐ寝てしまう次女が夜更かしして夢中で読んでいた。 -
身分の高い姫君なのに、いじわるな継母に使用人のようにこき使われて、
日当たりの悪い部屋をあてがわれ、「おちくぼ」などという名前を付けられた
すみれの姫君。
今をときめく右近の少将が、乳兄弟の惟成からすみれ姫のことを聞き、
かわいそうにと思って手紙を送ったのがきっかけで、二人は出会った。
美しく優しいすみれ姫に惹かれた右近の少将は、すみれ姫を救い出そうと画策する。
ラノベ感のある、平安のシンデレラ。 -
「落窪物語」を読んだことがなかったので、どういう物語か知りたくて読んでみました。 児童書なので、とてもわかりやすく書かれています。 これを機会に、他の本もチャレンジしたいです。
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家柄と容姿が全て、みたいなお話。
容姿が綺麗な人は心も綺麗。
なんだかそういうことを言いたいように感じてしまう。
兵部さんは報われなかったわけじゃないけど、やっぱり悲しい。
美しい人にはわからんのですよ!
と言いたくなるかもしれないね。
この時代の価値観が伝わってきますね。 -
ちょっと気恥ずかしかった……けど。
古典への入り口としては、読みやすく、女の子たちに親しみやすいのではないかな。
んー、男の子には……ど、どうかなー