ひみつだから!

  • 岩崎書店
3.82
  • (14)
  • (21)
  • (19)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 259
感想 : 29
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (41ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265068227

作品紹介・あらすじ

ネコって、よるになるとどこへいくのかな?あるばん、ネコのマルコムはすっかりおめかしをしていました。マリー・エレインはいっしょにいきたくてたまりません。もしパーティーのかっこうをしたら…もしちいさくなったら…さあ、どこへつれてってくれるのかな?でも、これはぜんぶ「ひみつだから!」。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 〝マリ-・エレインの家には<マルコム>という、猫がいました。マルコムは、毎晩、外に出かけ、朝になると、帰ってきます。昼間は、ずっと寝ています 「猫って、夜になると何処へ行くのかな?」...ある晩のこと、マルコムはすっかりおめかしをしていました「そんな恰好して、どこ行くの?」「言えない。ひみつだから!」...〟イギリスの絵本作家<ジョン・バーミンガム>の夢と冒険の世界へようこそ! ・・・さあ、皆さん夜のパーティ会場へいらっしゃい! 猫の女王さまが、皆さんをお待ちかねですよ!

  • 猫のマルコムが連れて行ってくれた、素敵な猫のパーティ! エレインはちゃんと秘密を守れる、猫の友だちと認めてもらえたのですね。

  • 絵本の魅力はストーリーのみならず絵が想像力をかきたてることだと思うんですけど、この本ほど絵の力を感じる本は今のところ思いつかないです。猫と子供達が朝帰宅するシーンなど、若い頃クラブで遊び明かした朝帰りの気怠い朝陽を思わせます。誰もが持ってる夜の秘密を大事にしたいと思わせる素晴らしい一冊です!

  • 大人が読んでも楽しく、子どもが読んでも楽しい、ジョン・バーニンガムの作品。
    とぼけた猫の表情の挿し絵も味わい深い。
    人間が寝ている間、猫はパーティーに行くというのは、さもありなんだけど、面白いのはそれまでの過程。
    ひみつだからと言いながら、結局子どもたちの同伴を許してしてしまう太っ腹の猫ちゃん、うちにも来ないかな。
    猫の女王様も登場してますよ。
    豪華な宴のテーブルの上には、魚料理が大半。そりゃそうですね。
    最後の1行がぴりっと楽しい、猫がおうちにいるひとにはもっと楽しい一冊。
    文字も大きめで、読み聞かせ向けだけど、やや大きいのが難点。
    この本を持つ右手が、震えてしまいそう。
    約8分。低学年から。

  • 「なつのゆうがた・・・・ネコのでいりぐちのそばに、マルコムがいました。 すっかりおめかしをして、ぼうしまでかっぶっています。」


  • ジョン・バーニンガムお得意のテーマ。
    夜になると子供が別世界にジャンプするお話。

    ネコのマルコムが、おめかしをして、そう赤いジャケット?に羽根かざりつきの緑の帽子を身につけている。

    養老さんちの飼い猫、まる よりずっと若い。

    そこを買主のマリー・エレインに見つかってしまう。
    パーティに行くことを知った、マリー・エレインは自分もおめかしをして、小さくなって一緒に飛び出していった。

    どのようにして小さくなったかは、書かれていない。
    この際、そんなことはどうでもいい。楽しまなければ。
    それも、ひみつだから!

    さらには、ノーマン・コワルスキーに見つかってしまう。
    ノーマンって小悪が好きそうだ。
    ノーマンも告げ口しないことを条件に、いっしょにパーティに向かう。

    どんどん、ジョン・バーニンガムの世界に入っていく。

    パーティの中で、ネコのじょおうさまが登場する。
    ジョン・バーニンガムは、イギリスの人だから、
    当然じょおうさまだ。

    ネコのおうさまが登場するアニメがあった。
    スタジオジブリの猫の恩返しだ。
    そのことを思い出した。
    コンセプト・シチュエーションは全然違う。

    パーティで使われている楽器は、
    アコーディオン(バンドネオン?)
    バンジョー
    フィドル(バイオリン)
    ウッド・ベース(コントラ・バス)

    見開きのページ、犬が三匹。
    左の大きな空白に 言葉は無し。
    何故?

    次の見開き、階段の絵は未完成?
    何故?

    IT'S A SECRET! (原題)
    ひみつだから!

    ジョン・バーニンガムの世界、楽しまなければ。

  • ネコは夜どこにいくのでしょう…ひみつだから!

  • 味のある絵。
    猫の放浪追跡、普段なにをしているのか、小さな体で体験している冒険を、飼い主の女の子が一緒に体験する秘密の一夜。
    一夜の冒険体験という、子どもの想像力を掻き立てる仕掛け。
    「ひみつ」というキーワードが生きている一冊。

  • なるほど、ひみつだから!、だよね~。夜に出て行く猫、どこに行くのか連れて行ってもらうことに、随分遠くまで行くと大勢の猫が集まって来ました。さてさて何が起きたでしょうかね。

  • ま ②20220130、①20220112

全29件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

ジョン・バーニンガム:絵  1936年イギリス、サリー州生まれ。ロンドンの中央美術工芸学校を卒業。はじめての絵本『ボルカ―はねなしガチョウのぼうけん』でケイト・グリーナウェイ賞を受賞、その後『ガンピーさんのふなあそび』(ともにほるぷ出版)で再度受賞をはたす。『いつもちこくのおとこのこ―ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー』(あかね書房)、『ねえ、どれがいい?』(評論社)、『ドライバーマイルズ』『ガンピーさんのサイ』(BL出版)など作品多数。2019年1月逝去。

「2021年 『パイロットマイルズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ジョン・バーニンガムの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×