- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784265075034
作品紹介・あらすじ
21世紀の子どもたちへ新作SFを!
中学に入った剣志郎は、学校のタラヨウの木に触れ、不思議な光景が浮かび驚く。植物の記憶を読む能力がある者(クサヨミ)だと伝えられ、タラヨウの記憶を追求していくが…。
このシリーズは、日本SF作家クラブ創立50周年を記念して、日本SF作家クラブと岩崎書店のコラボレーションによって刊行するものです。
今のSF作家・SFファンが子どもだった頃、アーサー・クラークやジュール・ヴェルヌ、ウェールズ、小松左京や星新一、眉村卓らのSFに心躍らせて育ちました。その後、科学はめざましく発達したにもかかわらず、それらを踏まえたSFが子どもに向けてあまり書かれていません。「福島正実記念SF童話賞」を長年主催してきており、子ども向けSFを一つの柱としてきた岩崎書店として、今こそ届けたい「新作のSF入門シリーズ」です。
感想・レビュー・書評
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植物の記憶が読み取れる中学生たちという設定のSF。
背景の作り込みに比べて、物語は単調というか普通だった。
もっと複雑で深い物語にできそうな設定だけに、ちょっと物足りなかった。
爽やかに、軽いSF入門としては良いかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
草と陰陽
ハリーポッターみたいな -
入学した高校はクラブに入らねばならない所で
どこに入るべきか悩んでいたら、奇妙な景色をみた。
それをきっかけに、先生に勧められたのが『雑草クラブ』だった。
名前のわりに、やってる事は植物全般。
改名を! とか言われなかったのでしょうか?
名乗った時に確実にインパクトを与えられますが。
人にも合ってる合ってないがありますから
読める植物の相性があるのは納得です。
火傷は確かに思いこみがあるかと。
傷口を見るまでは、痛みがない傷、というのがありますし。
植物に操られているのか、それとも己の意思なのか。
どちらなのかは気になる所です。