怪談えほん (8) くうきにんげん

著者 :
制作 : 東 雅夫 
  • 岩崎書店
3.50
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本棚登録 : 432
感想 : 72
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265079582

感想・レビュー・書評

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  • 推理作家の綾辻行人が文を書いているというのに惹かれた。うさぎ人間の小学生の女の子というのがなんか不気味。公団住宅というのも不気味だなあ。くうきにんげんというのはあんまり怖くないが、雰囲気が不気味なのだ。パステル画がいいのかな。

  • どことなくAnotherシリーズを思い出すのは私だけでしょうか?

    見崎鳴ちゃんが出てくるかと思いました(笑)

    出てくるのは兎ちゃんです^^;



    綾辻行人と牧野千穂が、見えない魔物を描きだす―

    「くうきにんげん」を知っているかい 誰も気づいていないけど、世界中にたくさんいるんだよ。
    普通の人間におそいかかって、空気に変えてしまうのさ。

    ―ほら、君のそばにも。

    • かなさん
      ヒボさん、おはようございます(^^)
      たしかに…この作品、Anotherチックですよね!!
      「くうきにんげんをしってるかい しってるかい...
      ヒボさん、おはようございます(^^)
      たしかに…この作品、Anotherチックですよね!!
      「くうきにんげんをしってるかい しってるかい」って…
      頭にこのフレーズがいつまでも残ります。
      可愛いい絵が、怖さを引き立てますよねぇ…
      2023/11/20
    • ヒボさん
      かなさん、こんばんは♪

      ぜったいAnotherを彷彿しちゃいますよね。

      くうきにんげんをしってるかい しってるかい...
      かなさん、こんばんは♪

      ぜったいAnotherを彷彿しちゃいますよね。

      くうきにんげんをしってるかい しってるかい...
      2023/11/20
  •  ブクログをはじめてから、綾辻行人さんが絵本も手がけていることを知りました!これは読みたい!そう思って図書館で手にしてみると、うさぎの女の子が描かれていて、またどこか日常なのに日常じゃない…妙にざわめく胸の内…牧瀬千穂さんのイラスト、この作品の世界観にぴったりです。

     くうきにんげんを しってるかい?で、始まるストーリー。くうきにんげんは、誰にも気づかれることなく存在し、人間をくうきにしてしまう…。いつもふたり組で人間におそいかかる…きみのそばにもいる…。

     一度パラパラとめくって軽く読むと、なにもつかめないまま読み終えてしまい、もやもや感が残ります。何度か読み返すと、違和感とざわざわ感が大きくなっていく…そんな作品だと感じました。こんな、綾辻行人さんもなんかいいです。

    • かなさん
      ひろさん、嬉しいですよ(*^^)v
      私のレビューを読んで
      この作品を手にしていただけたなんて~感無量ですっ!

      ブクログをはじめてな...
      ひろさん、嬉しいですよ(*^^)v
      私のレビューを読んで
      この作品を手にしていただけたなんて~感無量ですっ!

      ブクログをはじめてなければ、
      この作品を手にすることはなかったし
      知らなかったと思うけど
      綾辻行人さん好きなので、
      この作品見つけたときには、ヤバっ!絵本あるし…!!って…

      読んでみると、どうしようもない違和感と
      ざわざわした感じ…
      この世界観にヤラレますよねぇ(;゚Д゚)
      娘さん、トラウマになったりしないですかねぇ…
      大丈夫かな(^-^;
      2023/08/25
    • ひろさん
      かなさん、お返事ありがとうございます(*^^*)
      あの館シリーズの著者が絵本を出していたなんて驚きました!
      ほんと、ブグログがきっかけでたく...
      かなさん、お返事ありがとうございます(*^^*)
      あの館シリーズの著者が絵本を出していたなんて驚きました!
      ほんと、ブグログがきっかけでたくさんの出会えています。

      娘は掃除機やトイレの流す音すら怖がるのに、不思議なくらい怖い話は大好きです。
      今日も怪談の動画を熱心に探していました~(笑)
      その後、昼間に読み直しさせられましたが、結末は想像していたより怖くなかったみたいです。
      トラウマにはなっていないようなのでご安心ください(*^^*)
      2023/08/25
    • かなさん
      ひろさん、お返事ありがとうございます。
      そうなんですよね!
      ブクログのおかげて、
      沢山のステキな作品と出会えてます(*^^)v

      ...
      ひろさん、お返事ありがとうございます。
      そうなんですよね!
      ブクログのおかげて、
      沢山のステキな作品と出会えてます(*^^)v

      娘さん、かわいいですね♪
      なんとも、あっけらかんとしてて(*^-^*)
      安心しましたよ~
      これからも、ステキな時間を
      お子さんたちと過ごすために
      また、よい作品を読んであげてくださいネ!
      2023/08/26
  • かなさんのレビューで知り、これだ!と思いさっそく借りてきた。
    怪談絵本シリーズの綾辻行人さん作「くうきにんげん」。
    今度こそ娘を怖がらせるぞ~などと意気込む大人気ない母である。
    しかし、表紙を見た娘は、全然怖くないんだけど~とにこにこしている。
    さっそく娘の希望で寝る前に読み聞かせることに。

    そして、これは…
    怖い怖い怖すぎるー!!
    あまりの怖さに5歳の娘も途中でギブアップ。
    大人の私も怖かった。
    うさぎの顔頭をした小学生の女の子。どうやら人間の世界とは別の世界のようだ。どの人も人間の体に様々な動物の頭がついている。
    女の子が放課後に家へ帰り一人で留守番をするところまで、くうきにんげんの視点で語られていく。
    徐々に忍び寄る恐怖…
    なぜか反響するかのように繰り返される言葉と、優しい語り口が返って恐怖を増幅させる。
    繰り返される言葉の理由も読み進めていくと明らかになり、それもまた怖い。
    くうきにんげんは目に見えないし声もないから、女の子は何も知らず恐怖を感じる間もないまま…
    こんなに怖い絵本があったなんて。
    怖いもの好きの怖がりな娘も認める怖い絵本。これはおすすめ。

    かなさん、教えてくださりありがとうございました!!

    • ひろさん
      かなさん、ありがとうございます!
      そうそう!このシリーズの他の作家さんたちの作品も気になりますっ♪
      これ以上怖い作品があったら…
      冷や汗かい...
      かなさん、ありがとうございます!
      そうそう!このシリーズの他の作家さんたちの作品も気になりますっ♪
      これ以上怖い作品があったら…
      冷や汗かいて涼しくなりそうですねぇ(( ;゚Д゚))
      でも気になるので、少しずつ読んでいきたいです♪
      2023/08/25
    • 1Q84O1さん
      ひろさん
      なにーーっ!?
      娘ちゃんネバー・ギブアップですか!
      しかも再読して全然怖くないですと(゜o゜;
      まずは、娘ちゃんの好きな絵本を読ん...
      ひろさん
      なにーーっ!?
      娘ちゃんネバー・ギブアップですか!
      しかも再読して全然怖くないですと(゜o゜;
      まずは、娘ちゃんの好きな絵本を読んであげて、それからリベンジですねw
      このシリーズもまだまだあるみたいですから( ̄ー ̄)ニヤリ
      2023/08/25
    • ひろさん
      1Qさん、娘は負けず嫌いなのですw
      ふふっリベンジですね( ¯ᵕ¯ )b
      1Qさん、娘は負けず嫌いなのですw
      ふふっリベンジですね( ¯ᵕ¯ )b
      2023/08/25
  • 綾辻行人 作 牧野千穂 絵
    パステル画の兎が可愛らしい。何か悪い事が起こりそうな不穏な空気が漂う。頬を見えない手で触られる薄気味悪さにはまる。

  • 〝「空気人間」を知ってるかい? 誰も気づいていないけど、この世には空気人間が大勢いるんだよ!...普通の人間に襲いかかって、空気に変えてしまうのさ。空気に変えられた人は、見えなくなって、誰にも気づいてもらえなくなるのさ...空気人間は、見えない手を伸ばして、君の体を触るんだ。触られたら、もうお仕舞だよ。消えてしまうのさ!...ほらほら、もう傍まで近づいてるよ。もうすぐだよ。逃げられないよ!・・・〟得体の知れない魔物を<綾辻行人>と<牧野千穂>のコンビが描く「透明人間」の恐怖バージョンを堪能あれ!

  • なんでみんな動物の顔なんだろうと疑問に思ったり。
    道路の止まれの文字や団地の数字が鏡文字になっているのるのに終盤の主人公がおやつ(いちご?トマト?それともぶどう?)を食べる時のメモは「たべていいよ」で鏡文字になってなかったり。
    異世界または鏡の世界なのでしょうか?それともヨモツヘグイの話なのか……想像をかき立てられます!
    私にとっては“怖い”というより、不思議で不気味な世界に思えました。

  • 何だかよく分からない世界観が怖い〜

  • う~ん、解釈が難しい。。。

    最初は学校で無視されている女の子=くうきにんげんかと思ったけれど。。。

    絵が可愛らしくて、ウサギの女の子が本当可愛いからこそ
    話口調が優しげだからこそ、ラストのセリフに「え?!」と。

    でもメモの 食べてもいいよ が親御さんが書いたにしては謎だし。。。鍵っ子だけれど
    彼女の暮らしはちょっと闇を感じる。。

    あいまいでもやもやして、でも怖い、と本能がささやく系?

    ironic bomberの意味と
    冒頭でうさぎの女の子が読んでいる本について
    他の人の考察を読む。
    ナルホド。。
    そう捉えると貞子のビデオみたいなじわじわ系恐怖が。。。

  • 大好きな綾辻行人さんの絵本、怖い話は苦手だけど頑張って読んでみた。

    あぁ、この語り…おそろしい。読んでいると体が強張って、背筋がゾワゾワっとして、後ろを見るのが怖くて、だけど後ろを見ないと落ち着かなくて、ゆっくりと振り向いて…ホッとするの繰り返し。
    おどろおどろしい仄暗さ、ホラー好きの綾辻さんの世界をうまく表現した絵が怖かった。どこにでもあるごく普通の風景だからこそ怖さが増す。

    怪談えほんのシリーズ、豪華作家で興味があるけど、他のも怖そうでやはり綾辻さんだけにしておこう。

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著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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