夫婦力―夫の「話し方」で夫婦はこんなに変わる

著者 :
  • 岩崎書店
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265801725

作品紹介・あらすじ

コミュニケーションが下手なお父さんへ。読めば、身につく妻との「話し方」。

感想・レビュー・書評

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  • 家庭力を支える夫婦力の根源はコミュニケーションである。
    夫は妻の良きカウンセラーでありたい。
    妻はたいていの夫によい聞き手であることを求めている。
    夫婦だから分かり合えるというのは幻想で、夫婦だからこそ気を配り合う努力が必要なのだ。
    *嫌なところに目を向けるのをやめる
    1.女性は察知能力が高い
    2.昔のことをよく覚えている
    3.感謝の言葉に弱い
    4.努力の跡に満足する
    5.ほめ言葉に弱い
    6.人と比べると嫌がる
    7.パニック状態にも陥りやすい
    8.話しながら自信を得ていく
    9.目を見て会話する
    10.気持ちも体も向かい合って会話する
    11.女性として愛していることを伝える
    12.女性は話し始めたら止まらない
    話し方の4ステップ(頭文字を取りKKKH)
    1.聞く
    2.共感する
    3.考える
    4.励ます
    相手のことを常に想像して対応する。
    本書を生かして生活していく。
    本当に努力は必要だ。

  • 2008年に出版された本なので、今の時代では…と思うことが少なくなかった。世間的には20代後半〜30代にはこうした内容ができて当たり前とされている。この本にあることをそのままやって、簡単に上手くいくなら誰も悩まない。マイノリティのステレオタイプ夫には役立つ内容。KKKHは大切だよね。

  • 頑張りますとしか言えない内容。
    言葉には気をつけよう。

    KKKH(聞く共感する考える励ます)と、冷たい言葉は特に気をつけたい。
    夫婦平等という考え方がまず大切かと。当たり前といえば当たり前だけどその考えの薄い団塊世代から少し下の人までが主なターゲットとしているような本。

  • ■一番小さなコミュニティ「夫婦」にも現代的な変化が

    ・今の社会はさらなる「無言化」社会へと突き進んでいる。
     →社会のいたるところで、直接会話をしなくても物事が済んでしまうことが多くなった。
     →夫婦の間でも「会話」はあるものの、真の「対話」が減っている。


    ■夫の無意識の一言が妻を「イラッ」とさせる

    ・子どもを急き立てる妻の姿を見て、「それじゃ、子どもがかわいそうだ」と感じて、「その接し方おかしいよ」と思っても、「あなたは子育て、何もしてないくせに」と言い返されるのが関の山。
    ・何でも口を挟むのではなく、子育てに関しては子どもを見守り、自分でできたときに褒めてやるということが大切。


    ■夫婦だからこそ大切にしたいカウンセリングマインド

    →「KKKH式」コミュニケーション
     ①「聞く(K)」:相手の話をまずはよく聞く。
     ②「共感する(K)」:「そうか」「なるほど」とひとまず共感する。
     ③「考える(K)」:「どうしたらいいと思う」と一緒に考える。
     ④「励ます(H)」:「応援するからがんばれよ」と励ます


    ■答えが欲しいのではなく、話を聞いて欲しい

    ・愚痴にしろ、悩みにしろ、嫌みにしろ、妻があれこれ言ってくることの裏には、「聞いて欲しい」「わかってほしい」「受け止めて欲しい」という気持ちがある。答えを出すことよりも、励ますことよりも、その過程が大事だ。


    ■ことばの癖を変えようービジネスにも活かせるこの言葉ー

    ・「ごめん」「ありがとう」「おっ、すごいな」


    ■逆に言ってはいけないこの言葉

    ・「すみませんね」
    ・「別に」
    ・「いやならやめろ」
    ・「あっそ」
    ・「はあ?」
    ・「いちいち、うるさいな」
    ・「こっちだって、疲れてんの!」


    ■たかが言葉、されど言葉

     コミュニケーション論と言った方がいいくらいの大切なことが書かれている本。自分の「言葉」「表情」「しぐさ」について、夫婦の間だけでなく、親子や他人についても考えさせられる良書でした。

  • 汐見先生がこんな本を出していたなんて知らなかった。夫にも読んでもらいたい♪

  • 事例集的な感じ。まとまった意見というよりは、思いつきを並べてあるような印象。
    ちょっと欧米感のある違和感を感じる。

  • 全体的に平凡な内容である。
    可も無く不可も無く。

    しかし一つ戴けないことは、「離婚をしてほしい」はダメ。
    しかも内容が、不倫した挙げ句の離婚内容である。
    夫婦力とは片腹痛し。

  • 汐見先生、こんな本もかいてるんだー!と借りてしまった。どんなことがかいてあるんだろう???

  • 2008年初版。白梅の名誉学長先生らしい。
    ご年齢のせいか、想定読者のせいか、ちょっとステレオタイプな気がせんでもない。が、読みやすくためになる。

    会話のシーン別○×フレーズ、が分かりやすかった。妻はどう考えている、ってはっきり断言してもらえるのはスッキリ。

    子供に過干渉な母親は、自信の自立力に自信がないそう。なる。
    しかし、そこをうまくくすぐるのは、、、難しいなー。

  • 妻に対してきっと皆さんも同じ事をしているはず。
    この本を読んでドキッとしたところが何カ所もありました。
    これからは、こういう言動も心がけて行きたいと思った。
    そんな普段自分だけが幸せだと思いこんでる、旦那様に
    おすすめです。

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著者プロフィール

1947年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。東京大学大学院教授を経て、現在白梅学園大学学長。東京大学名誉教授。こども環境学会副会長。専門は教育人間学。臨床育児・保育研究会を主宰。著書に『これがボクらの新・子どもの遊び論だ』(加用文男、加藤繁美氏と共著、童心社、2001年)、『「教育」からの脱皮』(ひとなる書房、2000年)、『はじめて出会う育児の百科』(小学館、2003年)、『世界の幼児教育・保育改革と学力』(共編著、明石書店、2008年)など。

「2009年 『子どもの遊び・自立と公共空間』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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