お~い、雲よ

著者 :
  • 岩崎書店
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本棚登録 : 39
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265830152

作品紹介・あらすじ

雲を見ていると、決して一人じゃないと思う。
世界の紛争地をたくさん見て来られた写真家の長倉洋海さんが、子どもたちに、「上を向こう、つらいときは、雲を見よう。自分をという、もっと大きな視点で見てごらん」というメッセージを送る写真絵本。

感想・レビュー・書評

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  • 久々に長倉さんの写真を見ました。海外の写真集ばかりだったので、今作は日本なんだと意外でしたが…ページをめくって東日本大震災の土地だとわかりました。正直、文章と写真は平和的でピンときませんでしたが、長倉さんはいつもあとがきがスゴイのです。写真の説明もぐっときます。本来なら写真と文章で感じ取るべきなのかもしれませんが、私は長倉さんの語りも大好きです。とてもとても深い写真絵本。山村暮鳥の詩をもとにしたタイトルだそうです。

  • つらくなったときは空をみて元気をだそうって思いました。

  • 上を向こう、つらいときは、雲を見よう。自分を<地球の中の自分>という、もっと大きな視点で見てごらん。。。
    世界の紛争地を見てきたフォトジャーナリストの長倉洋海さんが、震災後、東北の地で写された写真とともにメッセージを送ります。

    胸に迫る写真もありますが、生きることへの思いが溢れる写真の数々が、心を伸びやかに、そしてあたたかくしてくれます。

    長倉さんの写真と文章は、どうしてこんなにも胸にしみてくるんだろう・・・・
    懐かしいような日本の風景と、そこにかかる雲。
    元気いっぱいに飛び出したくなるような青い空に真っ白い雲。
    そして、子どもたちの 後ろ姿、すてきな笑顔・・・

    長倉さんの写真からは、人々の優しさや悲しみ、そして長倉さんの想いが、いっぱい溢れてきます。

  • 【写真集】おーい雲よ 東日本大震災後の海岸の写真集。久之浜、薄磯、豊間の写真に胸をうたれます。

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著者プロフィール

1952年北海道釧路生まれ。写真家。同志社大学法学部卒、通信社勤務を経て1980年以降、フリーランス・フォトジャーナリストとして世界の紛争地を精力的に取材した。今日まで南洋から東南アジア、中東、シルクロードを踏破し、直近ではシベリアの少数民族ネネツなど極寒地の人々と暮らしを撮った。代表作にアフガニスタン抵抗運動の指導者マスードに密着取材した「マスード 愛しの大地アフガン」により国際的に高い評価を受け国内では第12回土門拳賞を受賞した。他に「エルサルバドル 救世主の国」(講談社出版文化賞)など著書、写真集多数。

「2020年 『女、美しく わが旅の途上で』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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