くらやみ こわいよ

  • 岩崎書店
3.68
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本棚登録 : 277
感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265850419

作品紹介・あらすじ

ラズロは、暗闇を怖がる男の子。ラズロの家に住む暗闇は、ほとんどの時間を地下室で過ごし、ラズロの部屋を訪れることはなかった……その日までは。ある日、暗闇が「見せたいものがある」とラズロに話しかけてきたのだ。勇敢にもラズロは、その声に導かれるまま地下室へ……。
映画化された『世にも不幸せな物語』のレモニー・スニケットと、2012年MOE絵本屋さん大賞2位『どこいったん』のジョン・クラッセンが組んだ絵本に、『うきわねこ』作者の詩人・蜂飼耳が訳を付けた絵本。

感想・レビュー・書評

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  • 暗闇というものが身近にあまりない現代ですが、「電気がつかなくなったらどうしよう?」という恐怖感はありますよね。
    ラズロは「くらやみ」を恐れていました。でも「くらやみ」にやさしく呼びかけられて、仲良くなることができました。「くらやみ」の言葉が素敵です。

  • 〝ラズロは暗闇が怖い。暗闇はラズロと同じ家に棲んでいる。ギイギイ軋む屋根、ツルンとした冷たい窓、幾つかの階段がある家に...「ラズロ」と、暗闇は言った。真っ暗な中で。「どうしたの?」ラズロは聞いた。「見せたいものがあります」暗闇は答えた...「さあ、もっとこっちへ」暗闇は、ラズロを真っ暗闇の地下室へと導いていった・・・〟暗闇の怖さは大人になっても怖い。ぞっとする感覚を思い出させてくれる<レモニ-・スケット>作、<ジョン・クラッセン>の絵による、暗闇の恐怖からオサラバする絵本。

  •  暗闇が怖いラズロ。暗闇はラズロの家の地下室にいて、夜にならないと出てこない。けれどある晩、暗闇がラズロの部屋へやって来た……!


     図書館本。
     人体や背景の描き方を見ると、確かにクラッセン。でもなんだか違って見える。お笑い要素が無いだけで、こうも印象が違うのか。

     タイトルもラズロも暗闇を怖いと言っているが、この暗闇はちっとも怖くない。超紳士(笑)。ちょっと胡散臭いけどね。

  • ぼくも、暗やみがこわかった。
    でも、今は、暗やみと友だちになれそうな気がする。暗やみがこわくないってわかったから、にげないで、近づくこともできる。
    それから、絵がかわいい。暗やみと光が区別されているのが、おしゃれ。
    地下室がうらやましい。(小5)

  • 子どもの頃、くらやみが怖かったな~と思い出しました。
    挿絵も素敵。黒がとても効果的で。
    子どもがもう少し大きくなったら、読んであげようかな。

  • 外国の家は地下室が多いんだね
    ホーム・アローンの家も地下室に洗濯機あったな

  • 5'30"

  • ジョン・クラッセンの絵がいい。明るい所  暗い所 それに中間の所の描き方が上手いなぁー。

  • 黒を効果的に使った絵本。わけもなく怖いくらやみ。どこかホラー風にも感じ取れるので、夏にも良い。最後まで読むと怖くなくて、くらやみを近くに感じられると思うんだけれども。

  • 「くらやみはラズロとおなじいえにすんでいる」と、出だしから哲学的な印象。

    途中、「」なしでくらやみについて説明されているところの読み方が難しい。

    翻訳本なので、家の設定も日本とは違う。

    日本の子どもたちなら、やっぱり一番こわいのは押入れじゃないかなあ。

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著者プロフィール

アメリカの作家、脚本家。本名はダニエル・ハンドラー。レモニー・スニケットの名前で発表した「世にも不幸なできごと」シリーズで知られる。この作品は映画化もされた。ほかに『くらやみ こわいよ』など。

「2019年 『イライラくんと こえだちゃん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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