マララ 教育のために立ち上がり、世界を変えた少女

  • 岩崎書店
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本棚登録 : 346
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265860135

感想・レビュー・書評

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  • すごい人だ。
     
    頭部を銃で撃たれた後の状態や心境のことが冷静に書いてあって興味深かった。
    病院で緑色に見えていたテディベアが実は白色だったとか。

  • マララさんがどういう経緯で有名になったのかが分かった。さくっと読めた。世界にはまだまだ恵まれないこどもたちがいるとわかり、自分が普通に暮らせていることが有難いことだと思った。

  • 名前や襲撃されたことやノーベル賞を受賞したことなど、テレビでふわっと見聞きした以上のことを知らなかったので読みました。想像以上に(いや想像なんてしていなかったのかもしれない)強い信念に触れて、読みながら驚きました。教育の大切さを実感するようになるのも、命を狙うと脅迫されても決して屈さなかったその強さも、学校を運営する責任感の強い親の元に生まれた彼女には自然だったのだろうか。いや、そんなことないよね。うまく表現できないけれど、教育を受けることができる人間としての使命を感じているのかな。
    大地震が起きたあとに過激派組織が台頭していく過程を語る視点の鋭さにもはっとしました。

  • 2015年79冊目。

    2014年に史上最年少でノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんの自伝。
    すべての子どもたちが教育を受けられる世界を作るために奮闘する彼女は、まさに教育によって形作られてきたのだと分かった。
    教育を受けられることへの喜びがひしひしと感じられるし、実際に成績も優秀というところに説得力がある。
    父親がタリバンに反対して学校運営を続けるなど、家庭環境も大きく影響していると感じる。
    それにしても、銃撃があっても屈しない、それどころか益々意志を強くするマララさんの力強さはすごい。
    数々の受賞歴に「それに値する自分でいなければ」という気負いも見受けられたので、身の安全も十分に考慮して、ご無理のないペースで頑張って欲しいなと個人的には思う。
    といっても、彼女は駆け抜けていくのだろうけど。

  • 2015.02 市立図書館

  • ノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイの自伝。
    どこにでもいるような女の子。自分の考えたことを貫き通す強い意志を持った女の子。

    ありきたりですが、パワーと希望をもらった一冊です。

  • マララさん関係の本もこれで三冊目なので少し食傷気味だったが読み始めるとやはり面白くて最後には泣けてしまい彼女の爪の垢でも煎じて飲めばいいのにと自分自身に言い聞かせる情けない哀れな大人だと自覚した。

  • タリバンに命を狙われても屈せずに、
    『すべての人は教育を受け、幸せに生きる権利がある』と、世界に訴えるマララさん。
    先進国に住む私には想像を超えた世界ですが、
    すべての人は幸せを求めているということ、
    苦しめているものを取り除き、真の道に進まなければ、現状を変えることはできないということを
    命をかけて伝えられたメッセージだと思います。

  • 本当に強い心を持っている。
    真っ直ぐな言葉で語られるメッセージは、同じ女性としてできることをしなければという気持ちにさせる。

    だからこそタリバンは彼女を恐れたのだろう。

    世界中の女性に教育を。

  • マララさんを通して、人の存在価値について考えさせられ、いまさらながら、自分自身の半生を反省…(ジョークのつもりはない…^^;)し、これからの生き方について、何か光が見えそうな気がした。

    内容はもちろんだが、道傳愛子さんの翻訳もとても良かった。

    私自身が先に出た本を読んでいたら、マララさんの伝えたい内容を、この本と同じく受け止められたか、わからない。
    最初に、こちらを読んで良かったと思った。

    『小学校高学年から一般』向けなので、ぜひ多くの子どもたちに読んでほしいと思う。

    島国の日本では世界について、全てが遥か遠くに感じられるが、マララさんの純粋な想いや翻訳の良さもあってか、Web上の映像などでは味わえないものが伝わってくる。

    彼女自身が、政治的な思想や世界の教育の現状を、どれだけ認識出来ているのか、わからないが、
    『人が人として、あるがままに生きるために、自身に出来ることをしているうちに、色んな奇跡が世界中で起きている!』

    歴史的な憎悪によって放たれたはずの数発の銃弾は、マララさんや家族、そして多くの人たちの純粋な想いを通り抜けていくうちに浄化され、奇跡の光となって世界中の人たちの上に降り注がれている。

    それから、マララさんの土台として両親の存在がとても大きく、彼らの生き方についても一冊あれば読んでみたいと思った。

    さらに、この本のレビューとは関係ないが、原語で読めることに越したことはないと痛感した。

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著者プロフィール

女性人権活動家。「女の子にも教育を、学校に通う権利を」と訴える。タリバンによる狙撃被害から一命をとりとめ、その後も教育のための活動を続けている。14 年ノーベル平和賞受賞。

「2020年 『マララが見た世界 わたしが出会った難民の少女たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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