ブッダ (第4巻)

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著者 : 手塚治虫
  • 潮出版社 (1987年8月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784267011474

ブッダ (第4巻)の感想・レビュー・書評

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  • 第三部続き。
    第三巻のラストのエピソードを読む前に読み始めちゃったので、いきなり出てきた陛下が謎すぎた。三巻を読み直したら腑に落ちた。

    第六章 苦行林にて
    手塚治虫の描き込みっぷりは、いっそ偏執狂的だ。

    マガダ王国のビンビサーラ王の誕生日と、彼が抱える死への恐怖。
    ブッダと同い年という設定なのか。二十代前半くらい?

    シッダルタ、アッサジ、デーパの三人組で高名な仙人を訪ねては、結果として道場破りみたいになってるエピソードが続き、特に成果も得られなかったので、しぶしぶ苦行林に入ることにする。
    アッサジによると、シッダルタはここで7年過ごすらしい。

    空の修行で自分を消し去ることさえできるのに、まだ死ぬのが怖いの?

    苦行の思想は、まるで自己嫌悪みたいだ。

    タッタ再登場。つくづく縁があるのね。タッタはひたむきな人だ。そこは子ども時代から変わらない。
    タッタの中で、チャプラは生きているんだな。
    尊いとされるバラモン達の、タッタ達への仕打ちが…。尊い立場なら、もっとそれらしく振る舞って欲しい。とは言っても、人間のすることだからな。

    スジャータの牛乳がゆは、思ったよりも早く登場した。

    インドに全能の神っているの?まあいっぱいいるから、中にはいるのかもな。

    第七章 懲罰
    手塚先生、ミゲーラが盲目だって設定を忘れてないか?
    手で触って、肌がなめらかになったのがわかったというくらいの意味かな。

    村社会ってこわいわ。
    苦行原理主義者に殺されそうになっていたところを、アッサジに救われて、デーパと袂を分かつ。

    アッサジの鳥の巣ベッドかわいい。

    第八章 アッサジの死
    前の話から6年経った。ダイバダッタが狼の親子と生活していた頃?ナラダッタと生活していた頃?
    アッサジは小人症なの?なんらかの障害を持っている人が不思議な力を持つというのはいつから始まったんだろう。
    スジャータ大きくなった。

    ブッダがアッサジを守ろうとしているシーンで、アッサジがブッダをほほえましく見守るような顔をしてる。
    やっても無駄だけど、君の気持ちは嬉しいよ、と思っているみたいな表情だ。

    アッサジの死に様…プロローグのウサギと同じような死に方だ。
    犠牲とは命が繋がっていくことへの希望なのか?

    第九章 スジャータ
    アッサジの死にショックを受けて、激しい苦行を行うブッダ。
    真理を求める僧が集まる苦行林でも、人が集まれば社会ができあがり、政治がはじまり、争いが起きることもある。ブッダは苦行林に愛想をつかして立ち去った。ここまでで第六章から7年経ったのかな?ブッダは26、27くらい?スジャータは16歳。

    壁ドンを作ったのも手塚治虫だったのか。
    お父さんに同感。どうしてシッダルタなんかに惚れた?結婚して子供ができても、子どもの顔すら見ずに出奔するような男だぞ。
    それにしてもスジャータの蘇り方は雑すぎないか?私が理解できないだけ?

    手塚治虫は、この漫画で「繋がっていく命」を書きたかったのかな。

    第十章 ルリ王子
    シャカ族も罪なことをする。シッダルタはパセーナディ王に差し出した花嫁が奴隷階級だって知らなかったの?子ども達さえ知ってたのに?
    というか、シャカ族って、後先考えない人が多いよね。コーサラ国をペテンにかけたことがばれたらどうなるか、考えなかったの?滅ぶべくして滅ぶんだとしか思えない。

    かわいそうなのはルリ王子と彼の両親だ。

    第十一章 ヤタラの物語
    コーサラ国がシッダルダの国を滅ぼす一年前の話。
    巨人ヤタラ登場。奴隷階級の人は、好奇心の赴くままに研究することすら許されないのか。すばらしい才能の持ち主なのに。
    ヤタラとルリ王子の出会い。

    ルリ王子も本当は、ヤタラみたいに堂々と、お母さんは世界一えらいと言いたいだろうな…。
    でも自分が将来、王国を治めていくことを考えたら、口が裂けてもそんなことは言えない。自分が責任ある立場だとわかっているんだ。どっかの聖人と違って。
    ルリ王子、辛いだろうな…。父親は生まれながらの王族ではないから、いまいち王族というものをわかってない…。ルリ王子だって、父親を苦しめたくも、母親を殺したくもなかったろうに。それもこれも全部シャカ族のせい。
    お母さんを救い出したヤタラに、人気のない場所で捨てろと言ったのも、お母さんとふたりきりになりたかったから…。そうなっていたら、もしかしたらルリ王子は母親と一緒に死ぬことを選んでいたかもしれないな。

    ブッダを読んでいると、真理をとことんまで追求すると社会的に死ぬことがよくわかる。近現代の哲学者達もそうだった。

  • ウルべーラの森。アッサジ・スジャータ・ルリ王子(=ビドーダバ=コーサラ国の王子)・ヤタラ

    アッサジの死を超えて、シッダルタが気が付けば螺髪に。そして、遂に悟りを!?

  • 11月30日読了。
    苦行したりスジャータが出てきたり、ブラフマンが名乗ったり、佳境に入って参りました。

  • 『ブッダ』。3000ページにも及ぶ、ブッダの一生を描いた長編。仏教に対する手塚治虫流の解釈が散りばめられ、「苦悩するひとりの弱い人間」としてのブッダが鮮やかに、かつ大胆に描かれています。仏教やブッダに対する思想入門書としても最適でしょう。僕にとっては、本書は人生訓としても成り立っています。

    「いつも次のことを考えなさい。いま自分は何をしているか、自分のしていることは自分にとって大事なことなのか、人にとって大事なことなのか、そして大勢の人にとって大事なことなのか!国じゅうの人にとって大事なことなのか、世界の人にとって大事なことなのか、この自然にとって、あらゆる生きものにとって大事なことなのかよく考えなさい」(第4部でのブッダの台詞)を、僕は特によく思い出します。

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