- Amazon.co.jp ・マンガ (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784267014697
感想・レビュー・書評
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その頃人間の寿命は50年とされていたらしい
50を過ぎた孔明にとって、早く亡き主君との漢朝復興の約束を果たさなければという焦りが見え始める
堂々たる五将軍が控えていた昔の蜀は今は無く、有能な人材に乏しく将軍もだんだん小粒になっていくという寂しさ
そんな背景もあり、孔明への反骨精神を剥き出しにする魏延を律することができないもどかしさ
天才孔明の苦悩が描かれているこの巻
三國志もいよいよ終わりに近づく寂しさと共に、孔明の苦悩が手に取るように分かり、悲しくなった
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西暦234年、孔明は34万の軍勢で六たび祁山(きざん)を目指します。この時、関羽の意志を継いで孔明のもとで奮闘してきた関興(かんこう)が病死、蜀の優れた人材がまた一人消えてしまいました。第29巻は悲しみを乗り越えた孔明が、宿敵・司馬懿仲達との智慧のせめぎ合いが繰広げられ、国の存亡をかけた激烈な戦いでの死傷者は膨大な数であったとされています。人間はいつまでたっても、戦争から逃れることが出来ない哀しい運命を背負った存在だと思うと、やりきれなくなります。『横山光輝の三国志』は愈々大詰め、完結編へと向かいます。
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葫盧谷で司馬懿に天運があったと言いようがないぐらいに、雨。孔明もここまでかと感じたかも。
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三国志を読んだことが無かったので、とりあえず、漫画で読破してみた。
なのでシリーズ通しての感想です。
横山三国志なので、若干顔の作りが似通って見える。
また、蜀を主軸に置いており、その中でも桃園の義兄弟の絆を優先的に描く傾向がある上、連載の都合もあり、諸葛亮死後の蜀や、魏・呉・その他勢力のストーリーの一部が割愛されているように感じた。 -
魏延。。
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張コウの最期。結構長生きしたよね。
孔明は六たび祁山へ。
地理的要因からもわかるとおり、
祁山奪取はとても重要なことだ。
李厳しかり、部下の苟安しかり、
相手の本性を見抜けなかったという点において、
諸葛亮にも適材適所のミスについての
責任があるんだろう。
李厳の息子の李豊に後釜を任せる、
というのもまた不思議。
諸葛亮は自分の死期が近いことを悟って、
北伐を急いでいるようにも見える。
関興もまた病死してしまう。
これは人材不足の蜀にとっては大きな痛手だ。
どんどん小粒になってしまった蜀の武将たち。
要注意人物の魏延を切れないのもそのせい。 -
読了。
孔明の方がやはり司馬懿よりも一枚も二枚も上手なんだけだけど、あと一歩ってとこで司馬懿の首をとることができない。
それに蜀に魅力的な将がいなくなってきているよ。魏延とか謀反起こしかねないやつも目立ってきてるし。
葫蘆谷で魏延と司馬懿の両方とも殺せなかった後に蜀が綻びそうだし、そろそろ孔明の寿命だしで、テンション下がるわー。
(170424) -
決着つかない蜀と魏の戦い。
名将がいない蜀は魅力ない。
ここにきて魏延の株も急降下だし・・・
この人材不足は、孔明と同じくらい嘆きたい。