ヤマタイカ 1 (潮漫画文庫)

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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784267014710

感想・レビュー・書評

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  • 3回めの読み直しだが、地名相似の部分はいつも面白い。考古学の世界では常識なのかもしれないけれど。
    あと、スペクタクルロマンなのかな~、と思うと妙に色っぽいマンガです。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「考古学の世界では常識なのかもしれないけれど。」
      ネタ本を探して読んでみようと、、、思いつつ放置していました。しかし地名の相似は知的好奇心を...
      「考古学の世界では常識なのかもしれないけれど。」
      ネタ本を探して読んでみようと、、、思いつつ放置していました。しかし地名の相似は知的好奇心を掻き立てられますね!
      2013/06/10
  • カバー・デザイン/谷村彰彦

  • 壮大な歴史観。後半無理が目立つ。

  • 内容も知らずに偶然古本屋で見つけた全巻セット大人買いした。出会って良かった
    2018.2

  • 伝奇浪漫SF。
    1700年を超えて。
    地名の相似。★★
    エエジャナイカ→ヤマタイカ。世直し。
    日本人の集団的無意識の支持をどちらが得られるか。★★
    現代に蘇る、火の民族のマツリ。
    銅鐸の復活。

    火の民族 卑弥呼 女性たち 沖縄や蝦夷アイヌといった古代史における敗者 アニミズムおよびシャーマニズム 巨大銅鐸オモイカネにより増幅される超能力 戦艦大和を依り代に 南、北から東京へ攻め入る



    日の民族 ヤマトタケル 僧兵たち 古代史の勝者 仏教 巨大鉄鐸

    九州と畿内の地名が相似していることから、火の民族の遷移を推理するあたり、熱い!
    もちろん学術研究は擱いておいてだけれど。
    また、もはや混ざり合った民族において集団的無意識が、一体どちらに傾くのか、という要素もスペクタクルとして面白い。

    もちろんこういう古代史を想う伝奇作品に肩入れしてはいけないが、なかなかに説得力もあり、楽しませてくれた。

  • 伝記SFなるジャンル自体初めて読んだんだけど、とりあえずこれはとんでもねーです。古代史なんか全然知らないので、自分にはここで述べられていることのどこまでが史実か判断つかないんだけど、圧倒的な情報量でもって、ぶっ飛んだ展開が説得力を持って迫ってくる。
    巨大化を指向する日本人の性癖なんてのは妙に納得してしまった。
    それから20年以上前の作品に福島原発の放射能漏れがさらっと描かれているのには戦慄した。
    ここでの「現代」の社会情勢や人々の不満があまり描かれてないので、正直、60年周期という以外にまつりを興す必然性は感じとれなかったし、神子たちと広目たちのどっちが正しいとは言えないけど、今の日本なら、寧ろ今の日本にこそまつりが、権力への反抗が、世直しが必要なんじゃないかと思った。

  • S.E.氏のお勧めその3!
    古代史を大胆に読み解く、その後の著者の一連の
    作品の根底をなす漫画です。邪馬台国がどこにあったか、
    卑弥呼と大和朝廷の関係などに関心のある方はぜひ。from S.E.さま

    博識に違いないS.E.氏の知識の60%はマンガからとの力強いお言葉あり。まずはこれを読みたいkokoroutaです。

  • 祭りじゃ〜!

  • 星野之宣が小難しげでとっつきがたいSFの描き手だと思ったら大間違い。少年漫画のような異能バトルあり、ハリウッドのようなスペクタクルありの超絶カッ飛びエンターテイメント漫画。天皇を中核として描かれるナショナル・ヒストリーに支えられるところの”想像の共同体”である『日本』を、南方系日本人から見た新たな歴史像を提示することでブッ壊してしまおうという壮絶な試み。歴史的大傑作!

  • 火山噴火のニュースを見ると、思わず叫んでしまう「ヤマタイカ!ヤマタイカ!」
    恐るべし火の民族説。恐るべしマツリ60年周期説。

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著者プロフィール

1975年、「はるかなる朝」で手塚賞入選。週刊少年ジャンプで「ブルーシティー」連載デビュー。代表作は「妖女伝説」「2001夜物語」「ヤマタイカ」。スケールの大きなハードSFから古代史まで、幅広いジャンルで活躍している。1992年、星雲賞コミック部門、2008年文化庁メディア芸術祭・マンガ部門優秀賞等、受賞歴多数。

「2019年 『MILKY WAY』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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