レ・ミゼラブル 2 (潮文学ライブラリー)

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  • Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784267018138

感想・レビュー・書評

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  • 最初にだいぶ割かれている戦争の部分、あれは歴史的な背景を知らないと理解できない部分で、フランス革命、ナポレオンの一連の改革、についてはやはり知っていないとピンとこない部分は多い。

    ただ、フランス革命やナポレオン改革によって思想がどのように変わったのか、という程度を理解しておけば支障はないように感じた。


    最後のほうの「修道院についての考察」と、「ジャン・ヴァルジャンの比較対象の変化」については面白かった。
    司教とジャン・ヴァルジャンを比べている間は謙遜でいられるが、美徳は高慢への橋がかかっておりそれは悪魔が架けた橋である、という部分やジャン・ヴァルジャンの心境の変化、このあたりは映画では知ることの出来ない部分であり、小説ならではの真骨頂と言える。

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著者プロフィール

1802年-1885年。フランス・ロマン主義を代表する詩人・小説家・戯曲家。10代の若さで詩人として国王ルイ18世に認められるなど、早くから頭角をあらわす。すぐに戯曲や小説を発表するようになり、1831年に『ノートル=ダム・ド・パリ』、1862年にフランス文学界の頂点といわれる『レ・ミゼラブル』を発表して、不動の名声を獲得。政界にも進出したが、激動の時代により亡命生活も経験している。

「2022年 『ノートル=ダム・ド・パリ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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