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文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯 (潮文庫)

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著者 : 古川智映子
  • 潮出版社 (2015年9月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784267020001

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文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯 (潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 軌跡の概略がわかった。
    もう少し詳しく小説らしい切り口で読んで見たい

  • すごく面白かった。こんなすごい人がいたんや。広岡あさこだけでなく、他にももっと。渋沢栄一とか、成瀬仁蔵とか。一番最初に何かを始めるのって、なかなか認められんったり、批判されたり、いろいろあるけど、それでも自分の損得より日本の国の発展のために頑張ってくれてた人のおかげで、今こんなに素晴らしい国が出来てるんやと思う。昔の人が頑張ったおかげで今私らが大学にいけて、男女関係なく生きることが出来てる。それを忘れたらダメやなぁ。当たり前みたいになってるから。昔の人たちがいくら望んでもできなかったことを、私たちは生まれた時から当たり前のように出来てる。どんどん悩みが贅沢になってくね〜私たちは今の状況に胡座かいてちゃダメだなと思った。

  • 著者、古川智映子さんの丁寧な取材と描写で、広岡浅子の生涯がイキイキと伝わってきます。
    振袖の袖をまくりながらガニ股で歩いた姿、肺病をおして嫁ぎ先の資金繰りのために走り回った姿、融資を断った恨みを買い刺されながらも一命をとりとめた姿など、当時の様子が生々しく想像できました。

    幕末から明治、大正と時代が変わる中で、炭鉱、銀行、輸入業、保険、女子大学など事業を形にしていく様子は読み応えがあり、元気づけられます。
    発刊から27年間も経っていますが、これまで注目されなかったのが不思議なほど名著です。

  • 女性実業家の一生を描いているがちょっと駆け足過ぎる。

  • 出版社の信用度と宮本輝氏絶讚の惹句に絡めとられてしまいましたね。
    おこがましいですが、小説としても、伝記としても、中途半端なきがしてならないですね。
    この時代の御家様ものは、吉本せいや鈴木商店など色々ありますが時代考証、人物考証がしっかりしていると思います。
    ターゲットは良かったのですので、料理方法を工夫すれば、更に良くなったのではないでしょうか。
    油小路三井家、加島屋、日本女子大学、尼崎紡績、朝日生命を再度調べるきっかけになりました。

  • 昨秋の「朝ドラ」の原作本。この本自体はもうずいぶん前に出版されたものなのね。まったく知らなかった。広岡浅子という実業家についても、こんな人がいたんだー、という感じでドラマを見ていて、それからこの本を読んでみました。実話ベースだけれども、加島銀行というのは聞いたことがなくて、今のどこの銀行の流れ?と思ったら、昭和の大恐慌の時に廃業して、支店などはいくつかの現存する銀行に引き取られているのね。なるほどー。明治維新の時にいくつもの両替商がつぶれる中でしぶとく生き延びて事業拡大したのに、大恐慌にやられたのは、その時浅子がいなかったから?人生はわからない。

  • 連ドラを見てから広岡浅子さんの人生についてもっと知りたくなり、
    図書館で順番待ち半年、ドラマは終了していたけど読んでみた。
    確かに、史実を淡々と並べただけの作品かもしれないが、
    この一冊にギュッと詰められた浅子さんの人生は何といばらの道が多く波乱万丈なことか。。。
    九転び十起きと彼女はおっしゃるが、その転んだ内容があまりに凄まじすぎる。
    しかし挫折を何度も繰り返しても決して負けない。世間から反感を買った女子大学校の創立についても決して信念を曲げない。そのバイタリティが信じられない。
    特にドラマでは語られなかったが、三度も死にかけていたとは。。。不治の病も彼女にかかればかすり傷のようなものなのか??
    72歳で生涯を閉じた浅子さん。私はその3分の2の歳月を生きてきたが、彼女の成し遂げたことの10分の1も成し遂げられていない(汗)
    でも、周囲の目ばかりにとらわれることなく、自分の思う人生を生きて行ければ何と素晴らしいことだろう。悔いのない生き方を、今からでも、少しでもしていけたらいいなぁと思う。

  • あっさりと読みやすい本。でも内容が衝撃的ですごーいなこれ。ドラマ2回しか観てないが内容がかなり違った。

  • 古川智映子 さんの初読み。

     朝ドラが放映されていた頃、どこの書店へ行っても大量に平積みされていた作品。そもそも朝ドラに興味が無い人間なので、当然この本も、完全スルー。
     先日、たまたま、古書店にて程度の良い本が安価で売られていたので試しに読んでみようかと・・・。

     いやあ、圧巻。
     広岡浅子さん、すごいわ。江戸から大正にかけての、完全男尊女卑な世の中で、あんな生き方ができるだなんて!!!
     戦後しばらく経ってから生まれた自分の父母たちの時代ですら、やっぱり男尊女卑の考え方は抜け切れてなかったのを思えば、さらに驚き。

     朝ドラが観たくなった。

    ★4つ、8ポイント半。
    2016.08.31.古。


    ※夫の広岡信五郎・・・日和見で世間知らずな、金持ちのボンボンかと思いきや・・・いいやまあ、金持ちのボンボンには違いないけれど・・・なかなかどうして、素敵な夫だった(笑)。きっと、浅子が思う存分に力を発揮して偉大な仕事を成し遂げられたのは、「女だてらに」と反発することなく彼女の力を認め、信じ、それでいて愛し続けた彼の存在があってこそだったのだろう。

    ※自分を慕っていて、自分も心から頼りにしている小藤を、自らの意志で夫の側室に・・・という心理は、最後まで理解できなかったけれど。

  • 幕末から始まるこの物語は
    つ近代日本の黎明期を経済面から見た作品として
    とても面白く

    女性が走ってもお転婆といわれ、 お行儀重視で
    男尊女卑の時代に
    ピストルを懐に忍ばせて
    男性が褌一丁で石炭を掘り出す炭鉱へ 単身乗り込み、
    親方衆と直談判します。
    現代でも すごい!と思うような行動は、
    当時、どれほどのオドロキの目で見られていたことでしょうか!

    コレほどの女性がいたことを、何故今まで知らないで過ごしてきたのか。
    もっと、もっと その人生を大きく取り上げてもいい
    女傑、と呼ぶにふさわしい人物です。

    この作品読んだら、映像化したくなるのも わかります!!

    おぉ、ちょっと熱くなってきました。^^;

    浅子の座右の銘は、七転び八起きならぬ
    九転十起なんです。

    多少のことにはへこたれない。
    逆境になれば かえって闘志に火がつく性格のようです^^;

    失敗も一度や二度なら まだまだ!
    九転のうちのまだ2回しか転んでへん!と
    ものすごいポジティブなんです。

    見習いたいです。

    廣岡浅子の生涯に どれほど山あり谷ありか
    この小説の山場は?


    先んずれば人を制すとばかりに
    早々と炭鉱を買い、
    夫ではなく、自分が乗り込んで (女だてらに)
    旧弊甚だしい炭鉱のやり方をすっかり変えてしまった。
    軌道にのった矢先 坑内の火事で死者を出してしまい
    保障と再建に追われました。

    そして 女子教育の必要性を説き
    大学設立に奔走します。

    恨みを買う男に襲われ脇腹をえぐられる惨事にも、
    入院中に、自分の身に起きたことから、生命保険の重要性を見出します。
    ベッドの上でも 事業の事が頭から離れず
    転んでもただでは起き上がらないところがスゴイです。

    炭鉱買い取り、女子大設立、大同生命設立

    この3つの事業以外にも
    大恐慌を乗り切ったり 紡績工場設立(夫がメイン) 銀行設立、と
    多くの事業を手がけています。

    それもこれも 夫である信五郎がよき理解者であり
    夫の信頼なくして また 潤沢な資産なくしてありえなかった生涯です。

    「御寮はん、負けたことのない人生て面白うないのやないか。
    勝ってばかりいたら、人の心がわからんようになる。
    神様がくれた試練や思うて、今は我慢せなあかん。 (本文より)

    信五郎は、時として、勝ち気な浅子にこんな助言をくれるのでした。
    かっこいいなぁ~

    東京の鹿鳴館での夜会の話は解せぬ浅子。
    「生活はすべて男性に頼り、贅沢な衣装や宝石で身を飾り
    深夜ま (本文より)

    飛行機も新幹線もタクシーも無い時代に
    九州だ、東京だと フットワークも軽く 動き回っていた浅子。
    パワフルです!

    ちょっと話はずれますが 我が敬愛するモーツァルトは (かなり飛躍)
    幼い頃から 各地に演奏旅行に行き
    日々旅にして 旅を棲み家とす、という松尾芭蕉みたいな暮らしで
    馬車で移動の日々だったそうです。 それが体に悪影響を及ぼしたとも言われています。

    当時の移動というのは ものすごい負担だったと思うのですが
    本当にバイタリティがありますよね!!

    この小説に出て来る人物は
    伊藤博文や 渋沢栄一、岩崎弥太郎などの政財界人
    婦人運動の騎手 市川房枝 赤毛のアンの翻訳者 村岡花子など
    歴史の教科書に出てきた著名人が多数登場。
    そういう時代の中心にいた人たちと交流があったこともスゴイです。

    幕末から維新は 映画、ドラマ、小説などで取り上げられることが多いですが
    殆どが 政治的なこと。

    今まで 鳥羽伏見の戦い等 長引く戦争の資金を誰が出しているかなど
    考えたこともありませんでした。

    今... 続きを読む

  • 小説というより、教科書の説明のような本だった。

  • ドラマを見ていたので読んでいても勝手に脳内で映像化されていきました。

    私は当たり前に学べる時代に生まれたけど、あまり学ぼうとしていなかったな…。

    彼女のように学ぶということに貪欲になっていたら現在とは異なる人生になっていたと思います。

    いや、今からでも遅くないから貪欲に学び続けよう。

    商売人として成功したことも素晴らしいですが、それ以上に学ぶことを大切にしていた彼女の姿勢が素晴らしいと思いました。

  • NHK「あさが来た」の面白さに刺激され読んでみました。「広岡浅子 」知らなかった。

  • こんなすごい女性がいたのか!ってことが書いてある本
    NHK
    朝が来たの主人公のお話
    男性優位の社会で活躍する女性はすごいを通り越す卓越した存在

  • 20160531 最後まで読む気にはなれず、だらだらと。広岡浅子か浅岡広子かよく分からなくなる。まぁスゴい実業家だというのは良く分かりました。勉強にはなった。

  • あさが来た、は観てないが読了。
    広岡浅子はすごいが、なんだか自分とは違い過ぎる。あまり共感できず。

  • 広岡浅子が魅力的である。浅子を魅力的に描いている点でこの小説は成功している。NHKの朝ドラの成功もうなずける

  • 割合と淡々とした本。
    小説というより、事実をそのまま積み上げたものに感じた。

    主人公の先見性、根性などに関心はしたが、一点不可解なのは。主人公が力を入れる「女性運動」という言葉。

    「男性運動」という言葉があるなら、「女性運動」という言葉があってもいいが、一体なにを言っているのか不可解。

    そんな言葉に実態があった時代があった、ということなのかもしれない。

  • NHKの朝ドラ「あさが来た」の原案本。

    ドラマとは人間関係も主人公の雰囲気も結構違うが、それはそれで。それぞれに楽しめる。


    決めるときは決める。
    一度決めたらわき目も振らず目標に向かっていく。


    自分自身に欠けているところを突き付けられた感があったな・・・。

  • 久方ぶりにどっぷりはまったNHK朝ドラ『あさが来た』。
    その主人公のモデルになった、広岡浅子のことをもっと知りたいと思い、本書を手に取りました。

    読み終えたときの第一印象は、朝ドラはやはりきれいなフィクションだった…ということでしょうか。
    本書もフィクションなのですが、広岡浅子の史実をベースにしている分、より生々しい感じでした。(特に自分の腰元を夫の妾にした話など…)

    嫁ぎ先のお家を守るために奔走した女性実業家の底力には圧倒されます。
    肺結核、傷害事件、乳がんなど、度重なる命の危機を乗り越え、座右の銘である「九転十起」を体現した浅子。
    彼女の未来を見通す眼差しと実行力のおかげで、現在の働く女性たちがあるのだということを改めて深く感じたのでした。

  • 朝ドラの影響を受け読んだ一冊。
    広岡浅子の一生を深堀出来たが、ドラマの方が心暖まりました。

  • 強気なこころで前向きに人生を送る手本のような、真似は出来ないけど、元気をもらえる

  • TV朝ドラを見た後に読んだが、TVの方が断然面白い。
    TVの脚本家はすごい。

  • あさがきたほどのテンポ感がなく少ししんどかった。
    五代さんは糖尿病が悪化して亡くなったて、、えー心臓ちゃうんやーん。

  • 2015年後半の、NHK朝の連ドラの小説版?原作?のような本。ドラマとは違い、より史実に近いみたい。
    展開の速さは、連ドラを想起させる。とにかく読んで、新幹線のような感じだった。面白い。
    主人公の広岡浅子氏が、ドラマ以上にパワフルですごい。彼女の影響を受けて、後の婦人参政権運動につながるのも頷ける。
    一方で、小説の氏からは、ビジネスや何かで大業を成すということは、ある程度、家庭にかける時間は限られ、代わりに家庭の様々を支えてくれる環境があってこそなのだと、考えさせられた。

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文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯 (潮文庫)の作品紹介

豪商三井家から17歳で大坂の両替商・加島屋に嫁いだ浅子は、家運が傾くと持ち前の商才を発揮、「九転十起」の精神で難局を切り開き、大坂随一の実業家として大成する。晩年は女子教育にも力を注ぎ、日本初の女子大学開設に奔走。歴史に埋もれてきた不世出の女性実業家の生涯を、初めて世に紹介した名作が、待望の文庫化。

文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯 (潮文庫)はこんな本です

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