文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯 (潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784267020001

感想・レビュー・書評

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  • 朝の連続テレビ小説で放映中の原案となった小説。
    広岡浅子の生涯を描いています。
    まだまだ女性の地位が確立していなかった時代にこんなにも激しく、心情を貫いた生き方をした女性がいたのか…、と感動しました。
    自身のこと、商売のことだけでなく、その時代のこと、後の女性たちのことにまで目を向ける、広い視野を持ち、行動に移した女性。
    毎日の~んびりと過ごすことに幸せを感じている私に、ちょっと”喝”を入れられた感があります(笑)

    • あいさん
      こんばんは(^-^)/

      私も久しぶりに朝ドラ見てます!
      朝から元気がもらえるドラマですよね。

      やはり原作とは随分違うのでしょ...
      こんばんは(^-^)/

      私も久しぶりに朝ドラ見てます!
      朝から元気がもらえるドラマですよね。

      やはり原作とは随分違うのでしょうか?
      ご主人と仲良しなのは実話と聞いたのですが、ふたりはずっと仲良しでいられるのかな(*^^*)♪

      私ものんびり過ごしすぎているので、あさに喝を入れてもらわねば!

      でも、のんびりって幸せですよね〜♪
      2015/12/05
    • azu-azumyさん
      けいたんさん、こんにちは~♪

      このドラマ、視聴率、高いそうですね。
      ほんと朝から元気がもらえますよね^^

      原作でも浅子夫婦はと...
      けいたんさん、こんにちは~♪

      このドラマ、視聴率、高いそうですね。
      ほんと朝から元気がもらえますよね^^

      原作でも浅子夫婦はとても仲が良いのですが、もう少しお家の事情(?)というか、浅子が仕事に力を注ぎたいという事情がありまして…
      実際の浅子にはもっともっと困難なことが多かったようで…
      おっと、ネタバレになってしまいますね~(笑)
      2015/12/10
  • 朝ドラで興味を持って読んでみた。
    ドラマより数段男前の浅子が卓越した行動力を発揮して事業を繁栄させていく様子が胸をすくようで気持ち良い。そして単に事業に才覚があるだけでなく、浅子自身の人柄も大変魅力的。
    私の知っている活躍した女性の中で、スケールが一番大きいのではないかと思う。

  • この時代の女性といえば、男の後を3歩下がって歩くような
    感じだけれど、浅子に限って真逆。
    とにかくバイタリティーがあって、久々に女傑とよびたくなるような女性だと思った。
    そりゃ、朝ドラの主人公になるわなと納得。

  • 朝ドラ『あさが来た』の原案本となり、広岡浅子の人物像を広く知らしめる原動力となった一冊だ。

    朝子は日本の女性実業家の草分けであり、経営的観点からも学ぶべき点が多い。

  • ドラマを見ていなかったので新鮮な気持ちで読みました。強い信念で人を動かしていく人だったと感じました。格言のようなものも色々あったのですが、初めの方の「人の悪口を言っても一文の得にもならず、言った人の品格が下がるだけ」という言葉が残りました。わかっていてもなかなかできることではないと思います。

  • 古川智映子 さんの初読み。

     朝ドラが放映されていた頃、どこの書店へ行っても大量に平積みされていた作品。そもそも朝ドラに興味が無い人間なので、当然この本も、完全スルー。
     先日、たまたま、古書店にて程度の良い本が安価で売られていたので試しに読んでみようかと・・・。

     いやあ、圧巻。
     広岡浅子さん、すごいわ。江戸から大正にかけての、完全男尊女卑な世の中で、あんな生き方ができるだなんて!!!
     戦後しばらく経ってから生まれた自分の父母たちの時代ですら、やっぱり男尊女卑の考え方は抜け切れてなかったのを思えば、さらに驚き。

     朝ドラが観たくなった。

    ★4つ、8ポイント半。
    2016.08.31.古。


    ※夫の広岡信五郎・・・日和見で世間知らずな、金持ちのボンボンかと思いきや・・・いいやまあ、金持ちのボンボンには違いないけれど・・・なかなかどうして、素敵な夫だった(笑)。きっと、浅子が思う存分に力を発揮して偉大な仕事を成し遂げられたのは、「女だてらに」と反発することなく彼女の力を認め、信じ、それでいて愛し続けた彼の存在があってこそだったのだろう。

    ※自分を慕っていて、自分も心から頼りにしている小藤を、自らの意志で夫の側室に・・・という心理は、最後まで理解できなかったけれど。

  • ドラマを見ていたので読んでいても勝手に脳内で映像化されていきました。

    私は当たり前に学べる時代に生まれたけど、あまり学ぼうとしていなかったな…。

    彼女のように学ぶということに貪欲になっていたら現在とは異なる人生になっていたと思います。

    いや、今からでも遅くないから貪欲に学び続けよう。

    商売人として成功したことも素晴らしいですが、それ以上に学ぶことを大切にしていた彼女の姿勢が素晴らしいと思いました。

  • いがいとたんたんと進むストーリー。
    ドラマが脚色されているんだなと思いました。
    五代さまの登場がそこだけかい?ってかんじで驚きでした。爆

    そして、ラストはこうなるんだ~と思い、あさこすごいなって女性は強いですね。

  • 丁度現在放映中の、NHK朝ドラ「あさが来た!」の原案本。

    三井家に生まれ、大阪の両替商加島屋に嫁ぐ。加島炭坑、加島銀行、尼崎紡績、大同生命、そして日本女子大学創設。

    三井という名前と、間を飛ばして、大同生命以降くらいしか実在の名前は聞いたことはなかったが、すごい女性実業家だったということでした。

    テレビとは違って、チャラチャラ・ドロドロした人情話はほとんどなくて、ストレートに感動しました。

    ただ、最終章あたりで、別荘や豪邸がバンバンと出てくるようになると、あぁ・・・所詮、上流階級のお話なんやなぁと興醒めの感もなきにしもあらずでした。

    (2015/12/3)

  • 朝ドラ「朝が来た」原案本。ドラマと少し違う部分もあるが、圧倒的な事実に引っ張られて読了。小説としては深みが欠けるが、事実のスケールの大きさにひきづられて読了。凄い人がいたもんだす。

著者プロフィール

東京女子短期大学大学部卒。著書に「赤き心を」「風花の城」「一輪咲いても花は花」「性転換」「炎の河」など。日本文芸家協会会員。ヴィクトル・ユゴー文化賞受賞。潮出版社文化賞受賞。著書「小説土佐堀川」がNHK朝ドラ「あさが来た」の原案となる。

「2017年 『きっと幸せの朝がくる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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