スマホ断食 ネット時代に異議があります

著者 :
  • 潮出版社
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感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784267020575

感想・レビュー・書評

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  • タイトルから言わんとすることは分かる。
    内容の前に、文章の終わり方がバラバラで違和感があり内容があまり入ってこなかった。ちょっと残念。

  • 自分が普段ネットを使っていて気づかない面に気付かされた
    もっとスマホの弊害とかスマホに関して書かれてるのかと思ったけどスマホ以外のデジタル情報など幅広く書かれていて参考になった
    読んだら紙媒体で日記書いたりネットから離れて自分の思考タイムを大事にできるきっかけになった

  • モノを捨てるミニマリストは、スマホで何でもできるスマホ中心の生活者でもある。
    そういえばそうかもしれないと思った。
    掃除!シンプル!ミニマリスト!ってめっちゃ推奨の的だけど、よく考えてみればデジタル化して不要なモノを捨てていたり、交流もネットだったりとスマホが一部の人が多い。

    ダラダラみるの良くないと思いながら、みてしまうし、いっとき見るのを控えていた時はすごくスッキリした気分だったし、できることなら私はケータイを持ちたいと思うのだが。

  • スマホは大変便利な情報ツールだが、その利便性の高さ故にスマホ中毒に陥る人がいる。社会への影響も大きくてモラルの崩壊も起きているようだ。著者は、現在起きている事件を提示し、状況を考察した上で、スマホを一時的に断じて自分を取り戻そうと提案する。スマホは道具なので、使い方については他人がとやかく言う筋合いではないと思うけれど、社会に迷惑を掛けないという意識を持つことは必要だと思う。
    因みに自分は「何かしている時はスマホを見ない」という単純なルールを決めている。

  • すみません、内容あまり覚えてません。

  • スマホ断食のやり方が書いてあるのかと思ったら、なんか違ってた(笑)

  • 2016年に発行された本で、新しく加筆•修正されたものが今は書店に並んでいるようですが、今このバージョンを読むと、あれも当たってるこれも当たってる状態。

    ネット社会の弊害には頷くばかり。特に教育現場のデジタル化、ネット化についてはまさにその通り。

    『社会全体がデジタル化しようとしているときに、教育だけが乗り遅れることはできないという、単なる時流としてITによる「改革」が始まろうとしているのではないか』に強く共感した。

    手段と目的を履き違えたエセICT教育が、未来を担う子供たちをダメにして、大人が自己満足しているだけとしか思えないからだ。

    「スマホ脳」にも書かれていたが、タブレット等を使って勉強した子供たちのほうが、成績が伸びなかった、という話を思い出した。

    スマホ断食すべきだという思いを、さらに強くした一冊であった。



  • 一方で根拠の弱い批判も散見される。例えば、電子書籍に対する批判が「〜ではないかと不安になるから」ダメとか、主観的かつ感覚的な表現に終始している箇所が複数見られた。

  • ネットの悪い影響を日々考えながらも、ネット世界に飲まれている私はたびたびネットを批判する本を探して読む。
    それでもネットから離れられないんですが。

    本を出した少年Aの人の話はなるほど、と思った。
    登場してくる同じ人がフルネームになったりアルファベットになったり、たとえのようなものになったり、なんでそういう書き方をするのかは謎だった。
    電子書籍は本の断片を切り取った画面なので作品世界に没入できないからよくないとあったが、私は電子書籍でも没入はできるし、そこは意味がわからなかった。

    芥川賞の作家さんということで、言葉にこだわりがあるのだなというのは伝わってきました。作家という立場から書いているからこうなるんだろうな。

  • 芥川賞作家が書いたというだけあって、格調高いデジタルデトックス本。

    ネットやスマホの発達によって、人間社会が今後どうなってゆくか、ということまで含めて考察されている。

    「いくら記録しても自分の中に記憶されていない言葉は、物事を発想したり考えたりするときには役立たない」という指摘は痛かった。自分も「記録」することは熱心にやっているが、「記憶」に残すことはそれほど意識してやっていなかったので。

    確かに、大量の情報を収集して記録するノウハウは世間にあふれているけど(Evernoteの使い方とか)、それをどう記憶に残すか、のノウハウはあまり見ないな、と思った。

    「大量の情報に接するとそれだけで賢くなったような気になるが、本当に必要なのはそれを咀嚼して自分の思いや考えに役立てること」というのは、この本に限らずどのデジタルデトックス本にも書いてあった。

    他にも、「SNSの影響による短文化が思考の短文化まで招いている」という箇所にも大いに同感。何を言っても「マジか」しか返してこないような人は、きっと短文化思考が進んでいるんだろう。そしてそういう人たちがどんどん増えている。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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