- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784267020803
作品紹介・あらすじ
世界的にも突出して「幸福度」が低いとされる、40代半ば~60代半ばの日本の男性……それが「熟メン」。
そんな閉塞感を抱える「熟メン」たちの実態や、男女の「幸せ格差」の要因を、テレビでもおなじみの人気マーケッターが、徹底取材!
すると、限られた時間や小遣いのなかでも、趣味や特技、見た目、副業・起業、そして家庭生活などに工夫を凝らし、人生を充実させようとしている男性たちを多数発見。本書では、そんな新しい生き方を選択した熟メンたちの具体例を次々と紹介しながら、女性が知らなかった男性の本音や、これからの働き方、生き方にも迫ります。
感想・レビュー・書評
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TV出演もしている著者の現代男性、特にミドルエイジの現状をよく分析、整理している。
女性視点だからこそ、男性の損な役回りと女性(妻)の不満両面で書かれていて、読んでて
ツライ(笑)
男性の気持ちもわかってもらいたいのに家族も周りもなかなか
親身になってくれない。
また、男性も男性でワガママな部分が多く、周りに受け入れてもらえない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2002年4月6日。
長男を出産した妻は、誇らしげに語った。
「あなたに向けていた愛情は、これから全てこの子に向かうから」と。
2004年4月7日。
次男を出産した妻は、満足げに語った。
「我が子作り人生に、悔いなし」と。
そこそこしっかりした恋愛をしてきたつもりだったので、そんなものなのかなと思ったのだが、そんなものなのだった。
日本では、結婚し子供が生まれると、男女は向き合う関係から、子供を介した関係になっていく。
佐藤さん、みっちゃん、ではなく、マー君のパパになるのだ。
ローンを抱え、変わらないことを求められ、定年を迎えた先に待っているのが熟年離婚。
これではあまりにも寂しいではないか。
「熟メン」
著者は、40代半ばから60代半ばぐらいまでの男性をそう定義して研究してきたという。
今後どうすれば男として幸せになれるのかを考えて、具体的に提案したいとの思いからだそうだ。
巻末の社会学者・田中俊之氏との対談では、夫婦の関係のあり方、適度な距離感と、お互いの違いと特性を認め合いながら、立場を知り合っていくことの重要性を確認している。
まずは、出来ることからやってみよう。
話をよく聞くことからかな。 -
大した気付きを獲る事は有りませんでした。