ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する (Harvard business school press)
- ランダムハウス講談社 (2005年6月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
- / ISBN・EAN: 9784270000700
感想・レビュー・書評
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シンプルに言えば、先行者の利について記載している本である。
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血みどろの海で生きのびるより
誰もいない自由な青い海を
優雅に泳ぎ続けたい
競争ではなく自らを高める創造 -
戦略キャンバスをどこに置くか。
レッドオーシャンを抜け出すヒントは、自社の置かれている現状分析にある。強みと弱みを把握し、思い切って不要な部分を全部捨ててみる。
イノベーションのジレンマと合わせて読むと、大企業がレッドオーシャンにハマる理由もわかりやすい。 -
話題の書を今更ながら読んでみた。
世の中のスタンダードであるポーターの競争戦略に対して、「競争しない戦略」を提唱する本著。
だが実際のところ、読んでみるとポーターの競争戦略と似たようなことを目指してるように感じるところも…。
具体的な戦略策定の手法も紹介されていて良いとは思うが、果たしてこれらは実践的なツールなのだろうか?と感じるものがぞろぞろと出てくる。
なんだかふわふわした一冊でした。
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MEMO:
P19
競合他社に打ち勝つただ一つの方法は、相手を負かそうという試みをやめることなのだ。
P20
レッド・オーシャンは今日の産業すべてを表す。かたやブルー・オーシャンとは、いまはまだ生まれていない市場、未知の市場空間すべてをさす。
P32
バリュー・イノベーションを成し遂げれば、「価値とコストはトレードオフの関係にある」という、競争を前提とした戦略論の常識から解き放たれる。
P43
◆ブルー・オーシャン戦略の6原則
◇策定の原則
市場の境界を引き直す
細かい数字は忘れ、森を見る
新たな需要を掘り起こす
正しい順序で戦略を考える
◇実行の原則
組織面のハードルを乗り越える
実行を見すえて戦略を立てる -
社労士で独立するとして、確立された独占業務に進出してもそれは「レッドオーシャン」かつ平均年商500万の夢のないフィールド。いかにブルーオーシャンを見出すか(°_°)
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競合相手のいないブルー・オーシャンにたどり着くには、特に「取り除く」と「付け加える」というアクションが重要。
優れた戦略に共通する三つの特徴のひとつが、「訴求力のあるキャッチフレーズ」というのがわかりやすくていいなと思った。 -
ニッチな路線を行け、ということでは決してない。競争しないということでもないと思う。
既に生み出している仕事をどのように評価しているか。顧客はだれか、顧客の評価をフェアに自分たちの行動に繋げる方策を得ているか、そしてそれは第三者がみても理解できる手段か。こうした点で本書が主張する内容はドラッガーの指したそれと何ら変わらない。
フツーのサーカスとシルク・ド・ソレイユの違い、1994-1996のわずか二年でNYPDを変えた署長の事例が特に面白かった。
顧客(あるいはチームメイト)は、あなたの仕事のストーリーを理解しているか、厳しく言って理解されていないなら、あなたのやっているそれはタダのママゴトに過ぎない、と突き付けてくる一冊。