- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784270005132
感想・レビュー・書評
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2016年6月19日に開催されたビブリオバトルinいこまで発表された本です。テーマは「故郷(ふるさと)」。
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匂いに関するいろいろ
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匂いについての軽くてちょっと深いエッセイ集。
当たり前に思っていた知識が、実は科学的な証明がされていなかったとか、匂い付きの映画奮闘記とか、バラエティに富んでなかなか楽しめた。
個人的にはもうちょい学術的な記述があるほうが好みだけど。 -
話は幅広く長い。
面白いが疲れた。
匂いへの興味が止まらない人の本。 -
五感の中で、普段はあまりそれに頼っていることを感じにくい嗅覚。さまざまな角度から、さまざまなエピソードを交え、匂いにまつわるいろいろを、「こんな話もあるよ」「あんな話もあるよ」と語ってくれる。脳科学的な話もあれば、文学やハリウッドの話、そうかと思えばマーケティングにおける匂いの話、出てくる出てくる。その話上手ぶりに、ほぉ〜、へぇ〜、そうなんだ〜、と感じ入りつつ、わくわくしながら夢中で聞いているよう。そして自分の嗅覚というものを、あらためて感じて、鼻をくんくん、せずにはいられない。
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匂いの迷路
匂い分子が支配する世界
鼻がきく人たち
嗅覚の指紋
味覚と嗅覚
体に悪い匂い
嗅覚的想像力
ハリウッドの精神物理学
ショッピングモールのゾンビ
よみがえる記憶
嗅覚ミュージアム
嗅覚の運命 -
読み物としてもおもしろいと思う。
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心理学者であると同時に嗅覚専門の認知科学者である筆者が書いた匂いと人間についての本。香水の開発等ににも携わっている博士のため調香師の例がよく出て来る。
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心理学者であるとともに嗅覚専門の認知科学者、
あるいは企業家という著者が、様々な知識と体験から
嗅覚の謎・歴史・可能性に迫る。
香りに関心があるので、中々興味深く読めました。
香水を売り出す時に打ち出される「成分ボイス」と
「イメージボイス」の話や、どうやって匂いの成分を
視覚化するか、サンプルを取り巻く空気から匂いを
採取する話(ポールスミス・ローズの事が思い出されました。
この香水はポールスミス・ローズから漂う香り成分を
採取するセント・トレック法を採用しているので)、
クラブサウンドやライヴ、映画に香り付けする試み、
香りの博物館、嗅覚はどう進化していくか…等々
面白い話が詰まっています。ただ、時々ピンと来ない
ところもあったので星三つです。読み終わるのに
一ヶ月くらいかかったしorz -
人間の感覚の一つである「嗅覚」に注目をして、そこに人類がどんな関わり方、取り組みをしてきたのか?がまとめてあります。香りとか匂いって?と興味がある方にはオススメ。
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2009年8月22日。図書館にて。