カインの眼 (ランダムハウス講談社 ホ 1-1)

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制作 : 中原 毅志 
  • 武田ランダムハウスジャパン (2008年8月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (592ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784270102183

カインの眼 (ランダムハウス講談社 ホ 1-1)の感想・レビュー・書評

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  • 中盤以降、色々繋がってくるまでは少し退屈。ラストの種明かしとどんでん返しはそれなりなのだが、実現性の説得力に欠けるというが、驚くというよりもずっこけるという印象。5.5

  • 「『そして誰もいなくなった』オマージュ」と謳われているが、設定は「クリムゾンの迷宮」のほうを思わせる。作者も「そし誰」はさほど意識していなかったということで、このコピー詐欺はどうだろう。作品の評価をいたずらに下げることに繋がっていると思う。
    犯人の肖像は早々に割れ、(「こいつの正体は何なのか?」という疑問はあれど)フーダニット、ハウダニット要素はほとんどない。ミステリというより、サスペンス。特に前半がまだるっこしいが、半ば過ぎて参加者たちが37564を意識し始めた頃からは面白くなってくる。そして衝撃のラストが…。
    このラストは本当に衝撃的。びっくり仰天しない人はいないと保証する。ただ、それは必ずしも、いい意味での「びっくり」ではない。
    「絶対的にダメ」ではなく、「必ずしも『良い』とは言えない」。このニュアンスを、どうか汲んでいただければと思う。本書に何を期待したかで、始球式から感動長編まで、読者の反応は分かれるのではないだろうか。個人的には、本来ならば始球式寄りだが、力技で悪口雑言の口を半分ふさがれてしまった感じ。
    主人公トーマス・リンカーンの子供時代のエピソードが印象的だった。つまり、けっして駄作・失敗作のたぐいではないんだよなあ。
    ただ、こんなコテコテの設定にもかかわらず本書が超マイナーなのには、しかるべき理由があったのだとわかった。

    2015/7/11~7/13読了

  • 昔見た、映画『セブン』を思い出した。長編(592ページ)だが、すらすらと読めた。

  • 『そして誰もいなくなった』 のようなミステリを、現代で、違和感なく構成するための仕掛け−−−多額の遺産を持つ統合失調症(最近こういうらしいですが御幣を恐れずわかりやすく言うと多重人格)の男性、その主治医で医学会を牛耳る大物精神科医、巨大テレビ局の手がける素人参加の番組、その番組出演者に選ばれた10人の過去に秘密を持つ素人たち−−−と、その仕掛けを機能させるための伏線のためにトリック重視に陥りそうになりながらも、主人公のトーマスを初めとする出演者たちの複雑な性格の丁寧な描写など、若干不完全燃焼ながら、けっこう楽しんで読みました。

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