ミランダの秘密の日記 (ランダムハウス講談社 ク 5-1)

  • 武田ランダムハウスジャパン
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784270102466

作品紹介・あらすじ

「今日、あたしは恋に落ちた」-10歳のミランダの日記はその一文から始まった。片想いのお相手は、親友は兄ターナー子爵。ハンサムで優しく、皆の憧れの的だった。その日も、美しいとは言えない容姿を友達にからかわれて傷ついたミランダを慰め、将来美しく成長したときに昔のことを笑い飛ばすためにも日記をつけなさい、と言ってくれた。そしてミランダは叶わぬ恋心を綴り始め、9年の月日が経った…。RITA賞受賞の傑作。

感想・レビュー・書評

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  • ヒーローがいくら前妻に不倫され傷ついていたからといって、ミランダに対しての扱いが酷過ぎた。キスや愛撫をしたら謝罪もなく距離を置いて無視。身体の関係を持って、子供が出来たら教えてくれって数週間にわたって無視。子供が産まれる前もそんな感じで、顔以外にどこを好きになったの?ってなるし文章も、ヒーロー、ヒロインどちらの視点で書いてるのか分かりづらく、読みづらかった。賞を取っていたから期待していただけに残念。

  • たいへん勉強になりました。セックスがしたくなります。

  • もちろん最後はハッピーエンドなんだけど、ヒーローが頑なだし男性ゆえのイジワルな所も有。ヒロインはケナゲ。

  • 彼女の瞳の鋭さに、自らを暴かれることを恐れるターナー。
    以前の結婚で愛を信じる事のできなくなったヒーローが、再び愛を受け入れるまでの、辛抱に辛抱を重ねる強さが、最後の最後に胸を打つリージェンシーらしいロマンス。いわゆる鬼ロマ

    全体的な文体の印象は淡々として やや古風。物語の構成も王道だが、言葉が巧みで場面の見せかたが好みだった。
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3607.html

  • 題名の通り、折々に主人公ミランダの日記が挿入され、それが物語の最後に繋がっていき、感動を呼びます。ヒーローの言動が乱暴すぎる節がありますが、登場人物全員が魅力的で、お話も面白いです。が、ハーレクイン作品を読むと時々「え、そこって問題?」という問題がこの作品でも問題になっていきます。この部分を読んでも本を放り投げずにいられるかどうかで、ハーレクインを楽しめるかどうか、分かれるような気がします。個人的には、こんなこと問題にしてる場合じゃない!というハーレクイン作品の方が物語としては読みやすいです。

  • ブリジャートンシリーズよりも前に書かれ、後で出版されたらしい作品。キャラに後のブリジャートン兄弟の片鱗がうかがえる。
    ハンサムで爵位を受け継ぐ傲慢年上男×美人ではないが精神年齢と理解力の高い女性の組み合わせ。
    しかしヒーロー、ヒロインの前では情けないダメダメ君のくせにやたらと偉そうで、あれはヒロインでなくても腹が立つ。そしていろいろあって結婚してからも問題は引きずられる、というのはまたジュリア・クインのお得意。
    結婚できればハッピーエンドというロマンス小説が多い中で、結婚してもさまざまな問題が起き、それを夫婦で乗り越えて結びついていくというジュリア・クインの姿勢は好きだ。が、ヒロイン本当によく耐えた。

    ヒロインの「よくいったわ」という台詞は「well done」かな? こういうのは翻訳小説で原文ルビを入れて欲しいと思う箇所。

  • 「今日、あたしは恋に落ちた」―このセリフにおちた。主人公の小さなころのきれいな憧れから、大人になった後のヒーローの裏というか現実を見ながらも、ひとりの女性として惹かれていく…引き込まれました。

  • いかにもジュリア・クイン
    ヒーローが頑なでちょっとずるいよなーとか思ってしまう
    私にはちょっと合わなかった

  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)
    「今日、あたしは恋に落ちた」―10歳のミランダの日記はその一文から始まった。片想いのお相手は、親友は兄ターナー子爵。ハンサムで優しく、皆の憧れの的だった。その日も、美しいとは言えない容姿を友達にからかわれて傷ついたミランダを慰め、将来美しく成長したときに昔のことを笑い飛ばすためにも日記をつけなさい、と言ってくれた。そしてミランダは叶わぬ恋心を綴り始め、9年の月日が経った…。RITA賞受賞の傑作。

    しつこいと言われようが、友達の10歳の時のお誕生日に受けた屈辱は一生忘れないだろうな。
    意地悪な子は大人になっても意地悪。
    それと対比する出来事が有ればなおのこと。
    ターナーの気持ちもわかるけどね、恋は複雑。
    でも最後ああ、日記見せちゃうの?って思った。
    時代がたってひっそり発見されると思っていただけに勝手にがっかり。
    ミランダはかわいい。
    茶色とすみれ色、駄目かなぁ。

    The secret diaries of Miss Miranda Cheever

  • 初恋・・・10歳の時から一途に恋するヒロイン。
    ヒロインがどんな思いで日記を綴り続けたのかと考えると切ない。
    ヒーローは初婚で失敗してちょっと陰りがある。そして優柔不断すぎる。
    普通だったら愛想を尽かすところだけど、初恋だからヒロインに分がないのよね。
    ヒーロー、失う前に愛に気づいて良かった。

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著者プロフィール

【著者略歴】
ジュリア・クイン
Julia Quinn
ハーバード大学ラドクリフ・カレッジ卒業後すぐにロマンス小説を書き始め、1995年に"Splendid"(邦題:『すみれの瞳に公爵のキスを』)で作家デビュー。2000年に発表した〈ブリジャートン家〉シリーズの第1作、2作、4作がRITA賞の候補作に選ばれ、人気ヒストリカル・ロマンス作家としての地位を確立。2007年、シリーズ第8作でついに受賞。その他2作品がRITA賞を受賞している。米国ロマンス作家協会殿堂入り。太平洋岸北西部に家族と在住。

「2022年 『ブリジャートン家9 幸せのその後で ~ブリジャートン家後日譚~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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